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去年のインタラで到達したボーナスポイントで
sato-kenさんに交渉権を与えた結果、
平沢さんの承諾を得、ただ楽曲を演奏する、
一般的形式のライブ開催と相成った。嬉しい♪
2days。チケットはソールドアウト。

『PHONON2550』
3月3日(土)LIQUID ROOM ebisu 整理番号238

ロッカーに荷物を預け、物販を覗く。
P-MODELも含めたCDやDVDの他、
4-D mode1ライブでゲスト出演した時に作られたロゴを使った
Tシャツやタンクトップ、カレンダーなど。
人科ドングル(=バングル。FC会員限定BBSナスカにて、
記事番号6695参照のこと)もあったようだが、気付かず。
通販で買おう。

開場が遅れた上に呼び込みの声が聞こえづらく、
なんとも仕切りの悪い入場。
フロア前方は男性が固まり、見えない(元々男性率高い)。
仕方ないので少し後ろで様子を伺う。
最終的にはステージ向かって右側、
平沢さんの顔くらいは見えるだろう位置に落ち着く。
BGMは電子音系の、緊張感を煽る恐ろしげなもの。
ステージ上の機材構成は左から…
・横4個2列に配置された、触れると色の変わるライト。
スタンドはバーベキューグリル。動力は自転車の車輪。
TBS『東京フレンドパーク』のアレみたいだとの声を聞く。
確かに。
・キーボードの上にノートパソコン。
ヘッドセットで歌う為、マイクスタンドは無し。
・少し後ろにもキーボードっぽい機材。見えなかった。
・ギター「ICE-9」。
客電落ち、開演。

1. 嵐の海
あの目立つフレーズ、音色を変えたのか柔らかな印象。
ドラムとベースはより迫力ある音に変貌を遂げ、
「これぞライブの醍醐味」と、
早くも一曲目で体感の喜びを味わう。
導入部は既存の曲を加えてアレンジしたのかと
帰宅後調べたがハッキリとはわからず。
『sato-ken日誌』過去ログで『パプリカ』サントラの
アウトテイク「走る者」を使った話があったけど、これか?

2. AURORA3
去年のインタラで披露されたバージョン。
やはりこのアレンジは盛り上がる。
歌詞を間違え、入りも間違え、その意味でも客は盛り上がる
(平沢さんは忌々しい気持ちが盛り上がる)。

3. Caravan
アレンジ変わらず。
♪あ~ とぉ~く~まで~ 
息継ぎ無しで伸びる歌声が聴いてて気持ちイイ。

4. サイボーグ (Thai ver.)
インタラ『SIM CITY』では2番を終えた辺りで
Miss Nが登場し、最後まで演奏されなかったが、
今回はきっちりと。
出だし♪諦めに行こう の「あ」に濁点付けた歌い方に気合が。
カッコよかった。

5. 時間の西方
6. 白虎野の娘 (パプリカ・エンディングテーマ)
7. ルベド (赤化)

8. 死のない男
アレンジ変わらず。『Hi-res』を思い出す。
途中のアコギは打ち込みのまま。
月面で木を切る斧を表現する為に使ったと思しき
メタルパーカッションにときめく。あたしノリノリ。

9. ナーシサス次元から来た人
歌い出すまで何の曲かわからなかった。
浮遊感あるアンビエントなアレンジ。

10. 生まれなかった都市
11. 広場で 2
12. スノーブラインド

13. 万象の奇夜
歌い出すまで何の曲かわからなかった(その2)。
元のリズムパターンを前面に出したアレンジ。
『救済の技法』で大好き!な曲のひとつ。
久しぶりに生で聴けて嬉しい。

14. ハルディン・ホテル
なんだか怖い音で入るなあ(笑)。
巨人がズンズン歩いて来るみたい。
恒例のハルディン大合唱は男性の声に支えられて力強く。
平沢さん、ちょっと嬉しそう。
オリジナルではバグパイプの音をギターで表現しているが、
今日のソロは『ICE-9』で使った、
ピックを縦にして弾く奏法で。

15. 山頂晴れて
アレンジ変わらず。女性コーラス部分はマシンに歌わせる。
これが不思議と戸川純さんの声に近い。
しかしメロディはヘロヘロ。
過去のライブではサビをひとつ上で歌っていた平沢さん、
今回「山頂」まで上で、
「晴れて」から元のままだった(って、細かいとこ気付くね)。

16. 救済の技法
アレンジ変わらないけど、か~っこよかったぁ~♪
重低音&爆音、多重コーラスを率いて歌う姿の凛々しさったら!

17. TOWN-0 PHASE-5
前の曲から間髪入れずビオラ(?)の前奏、
そして「インヤー」。
素晴らしいよ、このたたみかけ。
客は「らーららっらーらー」部分を
お約束のように自然に歌い出し、
ギターソロは膝蹴り入って最高潮。

18. QUIT
あ~、この曲来るとラストだなと思う。
アミーガに話させる部分(「私はひとつの…」)は
カットしたのか、データが無かったのか。
歌唱パートを終えると右手を挙げて退場。
『平沢三幕三時間』を思い出す。
そこでは最後、「夢見る機械」が使われていたけれど
今回は無し。

衣装は黒スーツ。
合わせは少し右、ボタンはメタル。
背中から見ると普通の丈だが、フロント左側は膝辺りまで。

encore 賢者のプロペラ 3
速い。この速さで回転するプロペラはスクリューと云っていい。
演奏終え、「ありがとう」。MCはこれのみ。

熱いアンコールを受け、平沢さんは
コンパクトサイズのデジタルビデオカメラを持って登場、
客を撮影。
センターに立つと無言で盛り上がるよう指示を出す。
素直に騒ぐ客。
しばし後、カットのジェスチャーをすると
「(ご協力)ありがとう」と去る。えー。
再び熱いアンコール。数分後、終演を告げるアナウンス。
「え~、本日の演目は全て終了しました。
(客「ワーキャー」)…とっとと帰りなさい」。
「え~」の一言で平沢さんだ!と気付いた自分にブラボー。
けど、声が嗄れてた。
あれじゃアンコールは無理だろうと納得して帰宅。

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『Die Rekonstruktion』
7月1日(土)初台 The DOORS 整理番号3

出演:4-D mode1
ゲスト:平沢進
DJ:松本浩一
VJ:コバヤシタケル、岩下達朗

松本浩一さんのアバンギャルドな選曲に乗せ、
コバヤシタケルさんのCGパフォーマンスが繰り広げられる。
スプレー缶型のインターフェイスで、
スクリーンに様々な模様を作って行く。
面白いんだけど、約50分身動き出来ずの棒立ちはキツかった。

続いて4-D mode1のステージ。
ステージ奥に大きなデザインロゴ。
両脇の垂れ幕、メンバーそれぞれの機材前にも同様に飾られ、
赤と黒の配色がゴリッとカッコイイ。

オープニング。
男の子(後に成田さんのご子息との紹介)が周りを伺いつつ
‘スイッチを見ると押したくなる’かのように、
背後の大きな4-Dロゴにある赤いツマミを
バン!と押して行った。
この合図で「AFTER DINNER PARTY」の一部を使った
出囃子に乗ってメンバー登場。

向かって左から横川さん、小西さん、
後に現れるゲストさんの機材、成田さん。
曲紹介無く淡々と進行。
大体で演奏してるのはいつもの事のようで、
曲の間に何とも云えない静かな時間が訪れてもお構いなし。
「次は誰がきっかけ出すんだ」と小西さん見れば
ニッコリしてて、このゆったり感はいいなあ。
曲は3人の個性が出てるものばかりで、
作曲者がボーカルを取るという条件を知らなくても、
なんとなく推測出来る。
MCは今回も成田さんに押し付けたらしく(笑)、
ヘロヘロになれば小西さんが助け舟を出すという、
リーダー不在の関係性。
こういうのもいいなあ。

途中、小西さんが袖にハケる。その後、若干後ろに置かれていた
ゲストさんのセットがスタッフによって前に出される。
曲終わってゲストコーナー。
恭しく平沢さんを先導し、
機材を覆っていた黒布を外して丁寧にたたむ小西さん。
すると4-Dのメンバーと同じ装飾をなされた
スタンドがお目見え。
たたみ終えると、お互い目を合わせガッチリ握手。
なんだか要人同士の敬意を感じる演出。

衣装は右脇に合わせを持っていった黒スーツ、赤のインナー。
わざわざマイクを横に向けて、「歌わないぞ」のアピール。
ハチに刺された腕はどうにか治まっていたようだが、
ギターは成田さんが弾くので、今回はPC操作での演奏だ。
ディスプレイを凝視し、マウスを動かす。
数回横川さんと成田さんをキッと見たのだが(※)、
特にきっかけ出しという風ではなかった。
集中する客の視線を散らす為だったりして(笑)。
※『sato-ken日誌』によると、
使用ソフトがフリーズしたらしい。
すぐに復帰したそうだが、困った表情はしてなかった。
さすが。

曲は静かだけど厳しさを感じさせるシークエンスをベースに、
轟音と女性コーラスの入る、平沢さんらしいもの。
地鳴りのするアンビエントというか。
それに横川さんがバイオリンで、成田さんがギターで加わる。
小西さんがどんな音を入れてたのかはわからない。
一曲だけの参加だったけど、
平沢さんの4-Dスタイルもいいもんだ。

サッと右手を挙げて去って行く平沢さんに拍手。
再び3人の4-Dに戻る。しかし過去曲やらないねぇ。
…やったのかな?
新曲ばっかりでも全然楽しいけど、
形に残さずライブで消化させてしまう潔さには
盗録してしまいたい気持ちになる
(禁止アナウンスなかったけど、人情として自粛)。

「最後の曲です」との言葉に「え~~~!」。
それを受けて成田さん「どこかで聞いたような」。
平沢ファン多し?
演奏終えて、
横川さんが男の子が押した赤いツマミを叩いて退場。
優雅、繊細、威厳、躍動といった印象の曲達を経て本編終了。
スバラシ。

アンコール。
スクリーンの「CALL HIRASAWA」に客大ウケ。
私も呼んでみる。
しかしヒラサワ出て来ない(笑)。
スタッフに促され渋々(?)登場、紹介を受ける。
今度は自ら覆いを外してたたむ。
このたたみ方が几帳面な小西さんに比べて荒い。
適当に端を合わせてクルクルと巻き、足元に。
さて何の曲かな?と思えばP-MODELの『HEAVEN2000』。
小西さんとユニゾンで歌う。
高音では相性の良くないらしい二人だが、
低音だと違和感無い。不気味さはアップ(笑)。
高速バイオリンと自由なギターもユニーク。
平沢さんは終始無言、演奏終えて送り出されるも、
成田さんが何か言いたげなのに気付き少し待ったが何も無く、
そのグダグダ感が面白かったのか、笑顔で退場。
その後改めてコバヤシさんと、元アーバンダンスでもある
松本さんを紹介(結構喋る方で、成田さんに制止される/笑)。

メンバー去って拍手鳴り止まず。
小西さんが「帰れ!とは言わないが(笑)、
用意した曲は消化しました。
どうもありがとう。解散!」とご挨拶。
終了。

set list
01. Wachtrum
02. Doors
03. Welcomeback
04. Sushe
05. ISOTOPE
06. Surfer
07. Yoko-Nari
08. Koni-Hira (*)
09. Hirasawa Session (*)
10. 旅の人
11. Moon Dance
ENCORE
12. NRT3
13. Heaven 2000 (*)
*平沢さん参加曲

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INTERACTIVE LIVE SHOW 2006『Live 白虎野』
5月4日(木・祝) 1階G列47番

電車賃削って原宿から延々歩いて会場へ。
今日は右端の席。
開演前に家庭を持って忙しくしていた友達と
久しぶりに話し、気分良好。
しかし上演中、隣席の男性が頻繁に席を外す為に落ち着かず、
気を削がれた。
昨日も斜め前に座っていた女性が座ったまま
怪しい手付き(ひとりアルプス一万尺みたいな)で踊っていて、
それがいけないとは思わないけど、
リズムに合わせてるように見えなくて、気になってしまった。
アオザイの娘や白虎のぬいぐるみを抱いた方も見かけ、
楽しみ方はそれぞれとはいえ、
平沢さんのお客さんは特殊な空気を放っているようだ。
画一的であるよりはずっといいけど。

1.オーロラ 2
歌い終わりで笑顔。
間違えずに歌い切ったからとの噂アリ(笑)。
2.ソーラ・レイ 2
3.時間の西方
4.SEH LE MAO
タイ語尽くしの歌をライブで聴くのは初めてかも。
5.パレード
6.水脈
7.記憶から来た男
8.CODE-COSTARICA
9.帆船108
10.生まれなかった都市
11.確率の丘
昨日と同じく、既知警察にボコられる。
選択は「警棒を奪って反撃」。
12.白虎
13.Σ星のシダ
荒涼としたΣ星を見て「なんと美しい!」。
振り切ったはずの既知警察に
脳機能改善薬を打たれていた平沢さん。
用意された分岐は「最後の望みに賭ける」と「諦める」。
前者を選ぶも…。
14.白虎野
油田の炎に飛び込もうとするが、命中せず落下。
美しく青い海に上る気泡。

ロボトミー手術を受け洗脳される、最悪のエンディングだ。
アンコールは昨日と同じく、雰囲気を壊したくないと拒否。
「起立!」の声に応じない客に忌々しげに
「だったら座ったままでいい。解散!」。
最終日で最悪エンディング+アンコール無しってのは、
なんか追い討ちかけられた感じ。ショボン。

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INTERACTIVE LIVE SHOW 2006 『Live 白虎野』

(細かな設定説明などは省略させていただきますm(_ _)m)

初日の大阪に宅オで参加。
生中継映像はソフトの設定が上手く行かなかったか、
サーバダウンだったかで見られず。
公演中は多言語で繰り出される二者択一に
テキトーに答え続ける私、
企画上「考える人」とされながらも
「考えずの人」として時間を過ごした。
終演後、位相差電子望遠鏡(=中継カメラ)より
「ヒラサワ、有り得ぬ海辺にて力尽きる」との
エンディングを知る。
これはバッドエンディングなんだろうなあ。

5月3日(水・祝)日本青年館 大ホール 1階F列21番
日本青年館は小学生の時に
三波伸介さん司会のバラエティ番組の観覧と、
高校生の頃に人間椅子のライブに来て以来。
懐かしみながら入場の列に並ぶ。
FC優先予約チケット購入特典の
ロータス型アロマキャンドル
(蟻のシール付き。芸が細かい!/笑)を受け取った後、
種類豊富なライブグッズを物色。
分岐マニアキャミソールとピンバッヂを購入。

席は前から6列目のセンター寄りで視界良好。
プロローグを読み、ワクワクで開演を待つ。
今回は経済と宗教が支配する世界を設けたようだ。
ステージは両端にアティドゥーモニターと
イナ・アティドゥーモニター、
センターにはグラビトン、ノートPC、シンセ、
ICE-9(ギター)が置かれ、
青い光を放つチューブ(開演前は消灯)が周囲を伝っている。
暗転開演。

『白虎野』ジャケデザインと同じ模様の円盤(石の質感)を
一匹の蟻がアゴでくわえて運んでいる。
満天の星空の下、大樹の元まで行き円盤を置く。
すると一枚、葉が落ちて来る。
本来なら赤色の中心部に落ちるらしく、
そこから外れた葉に首をかしげる蟻。
空を見上げると星々がグルリと位置を変えた。
そしてスクリーンに「西が無い…」。

お話の途中ですがここで概要を。
Σ星を支配する枯れシダ教は害悪とされるタブーを
全て西に捨て、無かった事にしている。
その西の存在を主張する平沢さんには、
枯れシダの慈悲によるロボトミー手術を受けるか、死か、
他者の目くらましに惑わされない
白虎野に行く道、が用意されていた。
それが今回のエンディング3種。
大阪は死だった。さて、東京一日目の今日は?

話を導く分岐マニア、Σ12登場。
早速、物語上の平沢さんと観客との間に道を作る為、
人の叫び声を電磁波に換え放電する植物
オーロラン(卵を抱く竜のような姿。首は三叉)に向けて
「SHOUT!!!」するよう指示を出す。
大きな歓声を食い十分に帯電、オーロラ発生。

1.オーロラ 2
スクリーンを覆うオーロラの後ろに平沢さん登場。
帯電中のBGMからの流れがまたゾクゾクするような
仕上がりで、なんてカッコイイ…。
2.ソーラ・レイ 2
オーロラ発生に太陽は不可欠。
スクリーンを宅オが降らせるアティドゥー球が横切り、
「オオーッ」の声。
3.生まれなかった都市
4.Sim City 2
5.パレード
6.記憶から来た男
ここでサトケンさんのボーナスポイント。
約半年後、平沢さんに普通のソロ・ライブを行わせると約束。
万歳!

7.水脈
8.祖父なる風
9.CODE-COSTARICA
コスタリカは軍隊を持たず、
子供が電話一本で大統領を相手取り訴訟を起こせる国だそうな。
「へぇ~」と感心。
10.確率の丘
11.白虎
スクリーンに「考える人」によるJAVAアプレットを使った
セッションが映し出される。
弦楽器の音が多いかな?ポンポンポロロンと、穏やかな印象。
見た目は平面オルゴール。

12.SWITCHED-ON LOTUS
この曲が来たなら
いい方向に行ってるんじゃないか?と思ったら、
既知警察に追い着かれ、
「ここに来るまでに何を見たか」との問いに
正直に答えた平沢さんは警棒でボコられてしまう。
ここで脳機能改善処置(=ロボトミー)を受ける事になるが、
突然現れた魔神が炎で追っ手を焼き尽くす。
13.Σ星のシダ
Σ星の真の姿が現れる。荒涼の地に
「シダなど生えぬ也。
生えぬシダなど枯れぬ也!」のメッセージ。
してやったりだ。
「有り得ぬ海辺」こと、ベトナム
「ホワイト・タイガー・フィールド油田」に到着した平沢さんは
Σ12に油田の中心で燃える炎の中に飛ぶよう指示される。
どうやって?
あっ、飛んだ!

14.白虎野
なんで飛べるんだよ(笑)。
あっ、いつもロケット型のリュック背負ってるもんね
(そんなバカな)。
白虎野で待っていたΣ12に、
『SIM CITY TOUR』での爆発によって散らばった
‘ヒラサワ’の内のひとりであると打ち明けられる。
平沢さんもそのひとりであると。
一人Σ星に飛ばされた、やはり正直なヒラサワであるΣ12は
ロボトミー手術を受けさせられ、無残な姿に。
この姿がも~、爆笑もの。
これは断固「西はある!」と主張せねばなるまい。

再びオープニングのシーン。葉は円盤の正しい位置に落ちた。
という訳で、油田に飛び込んだ結果、
枯れシダ教が消滅したΣ星は健全なアティドゥーを取り戻した。
って事になるのか?(よくわかってません)

「ヒラサワー!」などとアンコールの声響く中、
現れた平沢さんは「私を呼び捨てにしないように。
さて、グッドエンディングが出てしまったぞ」と言い、
アンコールに応えればせっかくの雰囲気を壊すと拒否。
「起立!回れ右!解散!」で終了。

ん~、唐突な魔神の出現や
平沢さんの飛行能力にズッコケて感動出来なかったな。
でも美しいCG映像と轟音が気持ち良かったからオッケー♪

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『反射の集いは氷の9』
9月19日(月・祝)南青山MANDA-LA
昼の部

晴天ナリ。
初めて行く会場に迷わないかと不安になりながらも
日傘差して13時過ぎに無事到着。
チケは先着順だったようで、店前には沢山のお客さん。
限定120名のイベント、いただいた整理番号は107。
良い席は諦める。
ほどなく開場し、カウンターでウーロン茶を注文、
既にテーブル席満席、
スタッフに促されたのはステージ向かって右側アンプ前。
こんな近距離で観るのは初でリラックス出来ないけど、
贅沢言わずに大人しく。

開演予定は14時。ウーロン茶飲みながら、
ご同行いただいたしの!!!!!さんとお話しながら待つ。
目の前のアンプには‘TALBO SOUND'と入っている。
テーブルないから代わりに
グラス置かせてもらおうかと思ったけどさすがに遠慮。
…普通置こうとしないか。すみません、無礼者で。
BGMはレストランでかかってそうな当たり障りのない曲。

イベントスタート。
ケイオスユニオンの平野さんが正装(黒のドレス)でご挨拶。
司会役を担うには力量不足と、
早々にヘルプの意味も兼ねてメカノさんを呼ぶ。
「質問すればいいんですね。
詰問すればいいんですねっ?」と楽しそうに言うが、
私は「チッ、そんな事言ったら身構えるじゃないか」と心配に。
登場した平沢さんの表情は…ホラ、やっぱり(※)。
挨拶も「こんばんわ」って、昼の部ですから。
※DVD収録を意識して、おっかなくしていた模様。
(以下、記憶違いもあるかと思いますが、どうかお許しを)

・『ICE-9』に関した話
(アルバム作成動機)
TALBOを作っていた東海楽器は潰れてしまったが、
老朽化により、他社に依頼して新調せざるを得ない。
前作のPHOTONはフェルナンデス社に注文、
しかし今作のICE-9はネットで偶然見つけたもの。
製作は「TALBO SECRET FACTORY」で、
数種・デザインある中、金属のボディである事、
数多く生産していない事、最後の1本という偶然性も鑑みて
「逸脱している」と購入を決めた。
ギター界で逸脱しているTALBOの中でも
一段と逸脱しているその存在感に
「少し興奮しました」。

(ギターにICE-9と名付けた訳)
他のギタリストのように‘俺の伴侶だ’とか‘恋人だ’とか、
擬人化させたい訳ではない。
製品名がないから付けただけ。

(ICE-9とは?)
カート・ヴォネガットJr.の『猫のゆりかご』に出て来る、
常温で氷になる物質の名。
地球で人が飲むと凍ってしまう。
海に一滴落ちたら地球の三分の二が凍る。

・ギターの話
(数ある楽器の中でギターを選んだ理由)
発売当時は不良の代名詞のような存在で、逸脱していた。
それまでは木で出来たウォームな楽器だったが、
ボディが薄くなり、車のように塗装され、
針金が張られて、レバーが付いている。
メカノさん(以下M):それは何歳位で…?
平沢さん(以下H):小学4年生です。

(演奏スタイルを
「ロバート・フリップのカット&ペースト」と自ら公言した件)
ギターは構造上、演奏パターンが決まってしまう楽器。
その中で一番自分の感性に合っていたのがR・フリップだった。
彼の奏法を真似る人間は多いが、その誰もが失敗している。
H:コピーではありません。
テクニックはあちら(=R・フリップ)が数段上です。
しかし私はR・フリップの骨子を発見しました。
M:それはどんなものですか?
H:教えません(きっぱり)。


・「ギターは熱い、ウォームな演奏を求められますが、
冷たくて何が悪い」
・「(姿勢として)ステージに立ったなら、
右足を出したら次は左足といった歩行ではなく、
バカ歩きをします」
(わ、モンティ・パイソン!と色めいたが、
メカノさんはスルー…)
・作曲で使うのは「キーボードです」
・今回のようなギターメインの楽曲制作・演奏は
「二度とやりません。一生の不覚です」

「そろそろここで」と平野さんが
ン十年前に平沢さんがプロデュースを担当したという、
Shampooの折茂昌美さんを呼び込む。
手に杖を持ち、全身黒の、
サイバーパンクなイメージの衣装で登場した折茂さんは
髪をワハハ本舗の梅垣さんのように
羽根飾りでボリュームアップ。
横の平沢さんは「すごい、圧迫感が…(笑)」。
誰よりも派手。
ここでやっと和んだか、平沢さんが笑顔で折茂さんに
「お久しぶり!」と軽く手を上げ元気良くご挨拶。

トークのお題は現在のミュージックシーン。
が、誰も口を開けない(笑)。
仕方なくCD屋さんであるメカノさんに振ると、
新譜リストを見ても70年代の再リリースばかりで、
入荷も数枚に留まる有様との事。
平沢さんは「タイの話で申し訳ないんですが」と、
あちらで流行っている‘スティン’の話を披露。
タイはジャンル分けがいい加減で、
洋楽といえばスティングという事になっており、
若者受けする洋楽風の音楽
(シンセのプリセット音をそのまま使用、
乗ってるメロディは民謡)を
まとめてスティンと呼んでいるそう。

洋楽=スティングという点が可笑しい。
タイはネタの宝庫、もうちょっと行けそうだったけど、
時間も多いに押していた為、惜しまれながらトーク終了。
30分程、折茂さんの占いタイムを狭み、セッティングを終え、
さあ、ICE-9ライブだ。

set list
1. Nice Nice Very Nice 2.肺いっぱいの金属
3.ユーラシア21℃ 4.廃墟の水溜り 5.カプセルを開けますか?

平沢さんの衣装は黒。
化学繊維っぽい、光沢のあるジャケットに
センタープレスのパンツ、ステッチの入った靴と、
毎度の如くに地味ジェントルメン。
ステージにはギター(ICE-9の他にPHOTONも用意。保険?)と
エフェクター。
生演奏はギターだけだが、その分弾きっぱなしだ。

1曲目は「Nice Nice Very Nice」。
氷山の崩れる音が入ってて、「氷が溶ける…ICE-9の還元…」
私のロマンチック思考が発動して早くも悶々として来た(笑)。
続く曲にもそれぞれ、勝手にドラマを感じてウットリ。

最後の曲「カプセルを開けますか?」ではピックを縦にして、
弦を押さえてる位置の近くで弾くもんだから、
切れるんじゃないかとドキドキ。

目の前にあるアンプから一番に伝わるのは振動で、
直接聞こえる弦の音の方が大きかった瞬間もあったりして体感。
センターで聞けた人は気持ち良かったろうな~。
や、人によっては神経に障る音かもしれないけど、
すんごい痺れた♪
空間を支配する音楽、たまりません。

「あ~、もうこのまま死んでしまいたい」位の
気持ち(笑/感動し過ぎ)で階段を昇り、
小さな物販スペースで貧しくて買えなかった『ICE-9』を購入。
ライブだからカッコ良く感じたんじゃないか?と疑いながらも、
改めて聴いたらCDはCDで素敵じゃないの。
封印上等!
凍結させていただきますm(_ _)m

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