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the surf coasters
デビュー15周年記念アルバム発売記念event
2010年9月11日(土)ROCK JOINT GB

サーフコースターズの
10周年記念アルバムが発売された時に機会があれば
ライブにも行ってみようかと考え始めて早5年。
加えて楽曲制作に専念中の
遠藤さんがゲスト出演するとの事で、足を運んだ。

残暑厳しい中、吉祥寺はお祭りで賑わっていた。
平行して通常テンションの人々も行き交い、ザ・東京な光景。
遊歩道を練り歩くお神輿を見て思う。
神様、あなたの目に人間社会はどのように映っていますか?

初めて行く場所だからと迷子を覚悟していたらスーッと到着。
受付のお姉さんにチケ+ドリンク代を払い、中へ。
一番後ろに立っても十分ステージが見える大きさ。
水分を求めて早速カウンターへ。
あっ、メニューに水が無い。
仕方なくウーロン茶を頼むが、
私のノドに合わない飲み物である上に風邪気味。
悪化を覚悟で注文する貧乏性が憎い。
フロア奥の壁際には物販、
後方は既に背の高い方々が待機しており、
スゴスゴと喫煙エリア近くに立つ。
油分が流れたノドにタバコの煙が刺さる。
医薬品のノド飴で対策。
なぜ前方に行かなかったのか。
それはサーフのライブ(イベント)に初めて来たから。
激しい客層だったら、と思うと怖い。
それに主役はサーフ。盛り上げ隊に譲るべし。

BGMはDJさんが流している模様。
ステージ上のスクリーンにはサーフのライブ映像がミュートで。
開演前に進行役の方が
少々いかがわしい雰囲気を漂わせつつ挨拶。

THE WHYS
福岡をメインに活動する
ギター、ベース、ドラムのスリーピース。
フロントの女性二人はハワイアン(フラ)なファッションで
ゴリゴリした音を出す。 比べてドラムの男性は
衣装忘れたかのようにカジュアル。
スティック代わりに松明どうぞ。
♪ドンタタドッタンのリズムが
いかにもサーフミュージック!って感じで、熱いけどクール。

1曲終えるごとに入るガラの悪いMCも面白かった。
なかなか次の曲に行かないベーシストに
「早くやれよブタ野郎」
(女だからメス豚の方がいいんじゃ…)、
ライブ告知で「北朝鮮(中国?)に工作員として行って来る。
お前らも自殺覚悟でついて来い」など。
なんだってそんなMCスタイルになっちゃったんだか
わからないけど、笑えた。

ラス前の「ミザルー」で左手(弦押さえる側)を
意図的に難しく使う技を「アリの門渡り」と言っていた。
そういう目で見た方がいいのか?アレは。

バンビーニ
女性ダンサー3人組。60年代たっぷりのムード。
映画『オースティン・パワーズ』や
『マーズアタック!』が頭に浮かんだ。
アホっぽくてオシャレ。

曲間を埋める振り付けがあれば、とか、
もっとキレ良くしたらダラッと流れないのに、とか、
ピンナップガールの連続再生みたいな振り付けなら
『007』のテーマ曲使った方が、とか、
ちょっと厳しい目で見てしまう自分に気付いて反省。

最後の決めポーズはカッコ良かった。自然に拍手した。

スマートソウルコネクション
進行役さんが「次はこいつらだー!」とか言ってハケるから
何だと思ったら、
このバンドの方(コハ・ラ・スマートさん)であった。
見た目ギャングなのかモッズなのか
『ブルース・ブラザーズ』なのかと、
‘その辺り’をかすってるイメージしか浮かばず、
それが個性なのだけど、人に伝えるのが難しい。
ちょっとCKBの空気を感じるのは
きっと‘横須賀’がキーワードだ。
音楽面はロック強めのソウル。
コハ・ラさんは歌よりブルースハープで盛り上げてて、珍しい。

終盤に差し掛かると、
どうやら恒例らしい客いじりコーナーへ。
ステージから降りる時の中途半端な格好が
恥ずかしい事になるとか言いながら、
その状態をキープして見せ付けるコハ・ラさんは以降、
マイクのシールドがピンピンになるまで後方へ。
ターゲットとなった女性にビッチリ近付き歌い、
一緒に飛び跳ねるよう求めるなど好き勝手。
相手の女性がまたノリ良く付き合ってあげていて、
むしろ彼女に拍手を送った。

THE SURF COASTERS
お待ちかねの登場も、それまでが楽しかったから
長々と待たされた気がしなかった。
(セットリストは中さんのブログから拝借しました)

「スペシャル・セッション」
アパッチ(中重雄、Morley)
ウイチタ・ラインマン、黒いオルフェ、Wholistic
(遠藤遼一、中重雄、Morley、駒井華)

「ザ・サーフコースターズ」
ツナミ・ストラック、バイクメン、フライ・アップ、
ライディング・ハイ、タリ・ホー!、
サーフサイド・ヴィレッジ(w/菊池明)、
ドルフィン(w/菊池明)、
チェイシング・シャドウ、リンダ、イントルーダー

enc.
ハートに火をつけて(w/遠藤遼一、バンビーニ)
ミザルー

MCなど、メモ
・オープニング。
中さんとモーリーさんの二人でギター演奏。しっとり。
その後すぐにパーカスのお姉さん(駒井華さん)も加わり、
更に遠藤さんも呼び込まれ、4人で(Hi)アンプラグドな空気。
中さんが長年歌って欲しいと思ってた
「ウイチタ・ラインマン」は遠藤さん曰く、
「歌えって言われたので。…渋い曲」。
そして中さんと遠藤さんの二人でやると
ボサノバにならない「黒いオルフェ(=カーニバルの朝)」。
ボサノバにハマってる訳ではなく、メロディが良いからとの事。
さらに、ENDSの曲はやらないとか言いながら
中さんが「ENDSファンの方、いますよね?」と
「WHOLISTIC」を。
正直、間が開き過ぎて
ノドがショボイ事になってるかと思ったら、
空間を支配する深い響き健在。かなり丁寧に歌い上げ、
情感もあり、相当ウットリさせられた。キューン(胸)。

・遠藤さんの衣装は黒の異素材パッチワーク風シャツにデニム。
髪はハーフアップ。長さは肩下10cmくらい。
おそらくノーメイク(目の周り黒くなかった)。
・中さんが遠藤さんに近況を聞く。
「曲ばっか作ってます」「ライブは濃い曲が出来てから」。
他、「ミザルー目当てで秋葉原のライブハウスに
ライブを見に行って以来、お付き合いさせていただいてます。
ミザルーはオリジナルに入ってるホーンを
打ち込みで入れてるように聞こえて、凄い」など
ニコニコと話す遠藤さんだったが、
曲に入るとガラッと真剣な表情。目からビーム。

・サーフコースターズのメンバー二人が
しばらく会わない間に嫁をもらっていた。
あとは中さんだけ、という流れの中、
メンバーが「まだ遊び足りないんだって」と突っ込んだ所に
お客さんから「遊んで~」の声が飛ぶ。
素晴らしい合いの手なり。
・中さんの売ったギターが回り回って
福岡で活動するTHE WHYSのギタリストの元に。
・中さん、15周年記念に際し、金色のギターを新調。
「アルバムのジャケットに合わせてギター作りました」。
普通は逆。
・サーフコースターズの前身バンド
(中重雄とサンセットイン)のメンバー、
菊池明さんと2曲演奏。
実は二人共かつてはメタルをやっていたとの過去を告白。

・アンコール1曲目はバンビーニと遠藤さんを呼び込み、
「ハートに火をつけて」演奏。キーボードがいないからか、
シングルで発売されたバージョンより短い。
ラスト近くで遠藤さんが吠える吠える。
しかし終わったらサーッと袖へ。素っ気無い。
最後の最後は「ミザルー」で盛り上がっておしまい。
中さんによるアリの門渡りガン見。

『えびす温泉』での話など、
15周年記念アルバム発売記念ライブらしいMC。
デビュー曲や(恐らく)定番曲など組み合わせ、
初めての人間に優しい内容で大満足。
ゲスト出演という事で、
「ハートに火をつけて」のみで帰ると思ってたら、
結構な良い扱いで嬉しい誤算。
ENDSファンのお客さんに気を遣って下さったとか?
ドラムのセキさんから
「久しぶりに遠藤さんに会えて嬉しかった。
黒い太陽聴きたかった」、
「ENDSでドラムを叩かなかったら
サーフと出会っていなかった」など
ジーンと来るお話があったり、
MCが苦手らしい中さんと遠藤さんが
お互いに話を引き出そうとしてたりと、
意外な面も見えて楽しかった。

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ENDS LIVE 2009 -new life+new beam-
2009年8月29日(土)Shibuya O-EAST
整理番号 A244

members are
遠藤遼一(Vo.)、石垣愛(Gt.)、西山史晃(B.)、
有松益男(Dr.)、白石元久(key.)

set list
1.World's Dead,World Head 2.FOUND 3.By THE PEOPLE
4.SQUABBLE 5.THE GATE CRASHER
6.FIGHTER COUNTER 7.蜘蛛と星 8.~saezuri~ 9.市場
10.ひまわり 11.寒風 12.WHOLISTIC 13.上昇 14.UZU
15.SUPERIOR 16.明るい未来 17.日々歌
encore1 シャララ
encore2 ひまわり

整理番号A244。18:30過ぎ会場着。
ドリンクチケとミネラルウォーターを交換し、ロッカーへ。
BGMは定番と化しているのか、Asian Dub Foundation。
その爆音の中、手ぶらブラブラで西山さんエリアへと
歩を進めるも、クラブのような照明の暗さにより
段差付近で座っていた方の足にコケる(すみません)。
結構な入りながら、長身おねーちゃん達が集ったお陰で
間隔の出来ていた場所に潜り込む。
メンバー配置は向かって左後方より有松さん、白石さん、
前方左より西山さん、遠藤さん、石垣さん。
私の立ち位置、横軸は西山さんと有松さんの間あたり、
縦軸は前から10人目くらい。
遠藤さんは…見えない。
始まったら見える場所に移動すればいいさ。
暗転開演。男性客から「待ってたぞ!」の声が飛ぶ。
ホントだよ待たせ過ぎ!

あまり見えなかったけど、一応の衣装チェック。
遠藤さんはグラフィックな白黒プリントのTシャツに
ダメージデニム、ミリタリー風カーキ色ジャケ。
西山さんは襟元に稲妻プリントの入った黒VネックT、
有松さんはキャップ、白Tシャツorタンクトップ。
石垣さんはラテン系サッカー選手のように、
額に紐状のものを巻いていた。ヒッピー風?
白石さんは動き易そうな、ゆったりスーツ。
インナーはTシャツ?渋い色で組み合わせてたような。

メモ
・遠藤さんの髪は肩に着く程の長さ。
自分で切った?な感じのザンバラでオールバック。
メイクは眉毛薄く、黒アイライン・シャドウ入り。
照明の入り方も加わってか、物凄い眼光。これがnew beam?
・初めて正面で西山さんを拝む。すごいカッコイイ。
出す音はコピー不可と云ってもいい複雑さ。おもしろい♪
・上手側の石垣さん、二度ほど下手へ。
私のいた場所(下手)はギターの音があまり聞こえず、
全般的には掴めなかったけれど、
所々ノイジーなジャリジャリが届いた。
・しょっぱな、男性からの声を受けて後ろを向いたまま
何か吠えた遠藤さん。既に高揚した表情。
・「もとじー!」との掛け声が飛んだ。聞き間違い?
そんなメンバーいたっけ?
もしかして「元久じじぃ」?エーッ!?
せめてソロで指がもつれるようになってからの
ジジィ呼ばわりで。
・西山さん、石垣さん、客にピック投げる。
遠藤さんタオル投げる。
・ソロパートか何かでブレイク中の遠藤さんを
西山さんと石垣さんが両脇から挟んで並ぶ。
3人とも長身で迫力。
・少ないMC(うろ覚え)
「やっぱりライブは(気持ち?)いいですね」。
石垣さんと久しぶりに合わせた音に
「少し成長を感じられました」。
「懐かしい曲をやらさせていただきますよ」(「寒風」へ)。
「また会いましょう」(「シャララ」後)。
・新アレンジの「WHOLISTIC」と「シャララ」は
土着的ドラムで導入。力強さを感じた。
・おおむね演奏はDVD『TOTAL TONE』でのアレンジを使い、
統一感。
・遠藤さん、二回目のアンコールで新作Tシャツ着用。
黒地に白のペイントでパンクっぽい。
・二回目「ひまわり」の後か、深々とお辞儀。
工事中の看板よりも深かった。

前回のライブから1年4ヶ月ぶり。
FC会報で「ライブよりスタジオ作業に関心が向いている」、
「新曲が揃うまでやらない」と宣言されていた。
タイトル(※)からも新規開拓の匂いが
プンプンしていたのだけれど、フタを開ければ新曲一曲、
新アレンジが施されたのは「WHOLISTIC」と
「シャララ」のみ(たぶん)で、
ファンからのライブを乞う声に急遽応えたような印象。
こういった点から
看板に偽りアリという感じがしないでもないが、
遠藤さんは時折笑顔を見せながら終始、
全身に振動で伝わって来る魂からの歌声を聴かせてくれた。
加えて、久しぶり参加の石垣さんではなく
全編通して有松さんのドラムが大フィーチャーされた
意外な展開。リズム隊の活躍と
それらの爆音に負けない声量に腰が砕けた今回であった。
*物理学解釈ならば素粒子の衝突実験で描かれる
軌跡や宇宙線を表現したように思うが、どうだろ?

予定していなかったらしい二回目アンコールを終え、
ちょっと名残惜しそうに喝采・歓声を受けながら、
しっかり客の顔を見つめて生声で
「イエーイ!」っつって去って行った遠藤さん。
スタジオ作業でなくともそんなに上機嫌になれるなら、
すぐにでも次のライブを予定したらいいと思うよ!
って、単なる私の欲だけど(笑)、
ライブ終わって間もなく
聴きたい曲がどんどん頭に浮かんだから。
自覚以上に枯渇してたみたい。

今回はアッという間に駆け抜けた
アップテンポの曲てんこ盛りで大満足。
次はHI-UNPなんぞ頂戴したい。

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ENDS LIVE 2008 -getting blood-
4月5日(土)LIQUID ROOM
整理番号 141

members are
遠藤遼一(Vo.)、中シゲヲ(Gt.)、
西山史晃(B.)、有松益男(Dr.)

set list
1.オーイエイ! 2.市場 3.FOUND 4.FIGHTER COUNTER
5.ひまわり 6.つむぎ 7.UZU 8.~saezuri~ 9.WHOLISTIC
10.JUBILEE 11.KINGDOM 12.蜘蛛と星 13.反逆
14.SQUABBLE 15.BY THE PEOPLE 16.明るい未来
17.SUPERIOR 18.日々歌
encore 1.アポリア 2.上昇 3.永遠否定

いつの間にか会場名からebisuが抜けてた。
整理番号141。
「開演まで1時間近く…」と気が遠くなりながら
2コ目の柵近く、センターで待機。
BGMはドラムの強いテクノ。
Asian Dub Foundationが流れてニヤッとする。
少し遅れて暗転、開演。

位置的に上半身しか見えなかったけれど、
全員シンプルな衣装。
中さんと西山さんが白シャツ。有松さんは見えず。
遠藤さんはビビッドな黄色のトレンチコート、
赤のベスト、黒のパンツ+鋲打ちベルト。
そして今回はメイク有り。
中さんと有松さんを外した所が人を見ているというか(笑)、
遠藤さんと西山さんが目元に黒いシャドウ(?)を入れ、
ゴスっぽい仕上がり。
まるでSB『INCUBATE』の頃のような遠藤さん
(髪は上半分をまとめていた)。

音はゴツい!太い!重い!デカい!
サポートメンバーの特長を生かした音作りが
「ザ・男!」って感じで、
心底女に生まれて良かったと思った(笑)。
もちろん同性にも別の意味で響く音だと思う。
打ち込みで変化つけるのを控えた代わりに
統一感が見られた今回。
すごいね、ENDSがバンドになったよ。

うろ覚え含むメモ
・久しぶりの「オーイエイ!」は打ち込みから導入も、
それからの音作りを示唆するかの如くに骨太アレンジ。
「市場」新アレンジ。
「ひまわり」、'05ver.をベースに音色を少し変えた、かな?
「つむぎ」、中さんが裏で弾いててレゲエっぽく。
・「ちっさいながら、蜘蛛が一生懸命頑張ってる歌、
やらさしてもらいます」で「蜘蛛と星」。
・とにかく全身全霊かけて歌う。ひっくり返ろうが、
嗄れて出づらかろうが、お構いなし。スバラシ。
・ある曲の頭で有松さんミスる。客から何か声が飛び、
それを「なんて?」と聞き返す大阪弁な遠藤さん。
二度目の「なんて?」の後すぐに曲スタート。
いいぞ有松さん!恥辱プレイなんか打ち切ったれ!
・MCは曲前に何か叫んだ(「FOUND」で
「ファウンデイショーーーン!!!」とか。
注:メイクさんを呼んだのではない)
以外はほとんど無し。メンバー紹介もシンプルに名前のみ。
・アンコールは3曲とも私にとってのキラーチューン。
すっかり心奪われて幸せ♪しかし昨年末(12/9)と同様、
アンコールになると目の前に背の高い御仁が現れる。
んもう、遠藤さんとの貴重な愛の時間を邪魔しないで!(笑)

笑顔で「次は秋か冬のライブで会いましょう!」
と去って行かれた為にねばっこいアンコールが続くも、終演。
やれやれと二階への階段を昇りきると、
スタッフさんが‘グッズ購入でサイン&握手’の告知。
なるほど、そういう事か。
私は慢性金欠病にて、涙を飲んで参加を諦めたけれど、
お会いしたい方がいたのでドリンクカウンター近くで
待ちついでに様子を見ていたら、
ほどなく遠藤さんがサラッと登場。
視線隠し(?)のティアドロップ型サングラスに
ミリタリー風カーキ色ジャケ着装。
何の特典か、FC会報にサインをして渡している所を見ると、
暗に会員募集イベントだったのかも。
会員限定ライブとかやってくれれば増えると思うよ、
なんて余計なお世話考えつつ、
やんわりと追い出しかけられて
(当たり前。居座ってゴメンなさい)退場。

次のライブ予定は半年後。
ステージ上の皆さんが渾身のプレイを見せたのは
このブランクに演る側としても気合が入ったのかもしれない。
最高にカッコよかった。楽しかった。ありがとう!

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ENDS LIVE '07
~An individual revolution 05 ~
12月9日(日)渋谷CLUB QUATTRO
整理番号 A136

members are
遠藤遼一(Vo.)、中シゲヲ(Gt.)、
西山史晃(B.)、有松益男(Dr.)
Guest 白石元久(Gt.)

set list
1.SQUABBLE 2.THE GATE CRASHER 3.KINGDOM
4.明るい未来 5.ASIAN BABY 6.ROBA
7.FIGHTER COUNTER 8.閃光 9.日々歌 10.反逆
11.蜘蛛と星 12.SUPERIOR 13.UZU 14.BY THE PEOPLE
15.~saezuri~ 16.FREE FALL 17.FOUND 18.ひまわり
encore 1. DIVE、つむぎ
encore 2. 百花繚乱

what I felt
冬のライブ。ロッカー確保しないと!ってんで、
開場時間前に到着。整理番号A136。
ドリンクカウンターでウーロン茶を注文、
水分補給した後、いそいそとフロアへ。
西山さんエリア(下手側)5人目くらいに立つ。
BGMはクラブ系テクノ。
さあ、開演まで1時間。
ツアーT(『vibes circus』)着て気合たっぷり。ワクワク♪
だが。
ヒマだ!
何をしていよう。
おや?頭上に空調が。涼しい風が来る。
普段なら髪で防ぐけれど、伸ばし放題で
とうとうウエスト越え、十分に周囲の迷惑だ。
おさげにする。
気遣いのつもりだが年齢的に見た目が迷惑だ。
どうする、ヒマな上に二つの意味で寒くなったぞ。
クアトロは照明が多い。ミラーボールまである。
デスコだデスコ。踊っとくか。
頭の中はこの程度。脳みそツルツルで迎える開演。

新しい出囃子。明るめ打ち込みモノ。メンバー登場。
センター奥にドラムの有松さん、
下手にベースの西山さん、上手にギターの中さん、
最後に遠藤さん……なんなんですか、その衣装。
突き抜けてるじゃないですか。
ゴールドがかったベスト&パンツ、
赤いレンズのティアドロップサングラスで、
グラムロックというか何というか。
スペイシーだな~。デヴィッド・ボウイにしとくか?
ベルボトムでアフロだったらEW&Fだね。

一曲目は「SQUABBLE」。
前奏で何やら挨拶しているも、聞き取れず。
続く「THE GATE CRASHER」は『Jubilee』収録Ver.
(ギター控えめだったからbitの方かも)。
「ASIAN BABY」は二年ぶりくらいか。
人気高いみたいで盛り上がってる。
私はCDと合わせて10回も聴いてない曲。
展開に落ち着き無くてハデで面白いけども、
歌詞とか全然覚えてない。アレンジの変化もわからず。
「俺の街の歌です」と「ROBA」。
♪飽きるまで腰を振れ~ で腰を振る。そんな“俺の街”。
9/26で披露された「ひまわり」のベーストラックを
まんま持って行ったようなアレンジの「FIGHTER COUNTER」。
別物だろうけど、ダークな印象は共通。
しかし何アレンジ目?この曲も自由度高い。

「閃光」は遠藤さんもエレキ(SG)で参加。
お、左手にマニキュア(黒かな?右手は素だったような)。
「反逆」は『IDVR-04』Ver.。
場所的に有松さんのドラムと西山さんのベースが響いて
気持ちイイ♪
「蜘蛛と星」、横から盛り上がったお嬢さんが来たので
前に出してあげる。背丈にハンデのある人には優しい私。
って、そんな気になれたのはこの曲(アレンジ)だから。
演奏されなくなる日を思うと寂しく感じるくらいに好き。

エンディングに向かって疾走する曲群の内、
「FOUND」の爆音・音圧は凄まじかった。
ワンコーラス目、遠藤さんが見失ってズレちゃったほど(※)。
そこで私はリズム隊チェック!
西山さんが助け舟出そうとしてるのを見逃さなかった。
以前、入りがわからなくなった時も西山さんが反応してて、
そういう時はベーシストを頼ればいいのに、と思った。
ひとりじゃないのよ、遠藤さん。←自己啓発系?
※ミスったのは「~saezuri~」でした。

「UZU」~「ひまわり」の流れは出来上がってる感じで、
お約束の盛り上がり。
最近どこのバンドでもやってる「オイ!オイ!」も発生、
「ひまわり」の場合は前奏長過ぎて
尻つぼんでたのが可笑しかった。
(↑意地悪な見方して申し訳ない。
本来自然発生的なものを意図的にされると冷めちゃうから)

アンコールしていると暗転。
長い長い『IDVR』のテーマが流れる。
「何で?また最初から?」と思ったら衣装を変えて出て来た。
暖色系の赤(朱にも見えた)に
濃緑?のストライプが入った細身スーツ、白シャツ、
赤・緑・茶?のスカーフorストールで、
何だかクリスマスっぽい色合わせ。可愛らしい。
出囃子はどうやらお着替えタイムの為だった模様。
と、遠藤さんが手招き。白石さんだ!(嬉)
登場するなり有松さんの横でエアキーボード。
無いものは無い。PAの所(上手奥)に行くのを止められ、
西山さん横でSG借りて「DIVE」。
演奏中、白石さんの腕を掴んで前に出す遠藤さん。
急に、しかもライブでやった事ない曲を弾かすなんて…。
そんで弾けちゃうんだもんなあ。
この一曲で白石さん退場。拍手で送り出す。
続いて「つむぎ」。優しい歌声に眠くなる。うっとり。

ジャケ脱いでの二回目アンコール「百花繚乱」。
中さんのギターソロに泣けた。
歌い終えて繰り返し「ありがとう」を述べ、拍手しながら退場。
そんな遠藤さんとすれ違いざま、西山さんニッコリ。
有松さんも中さんも笑顔で。
長く続く後奏、誰もいなくなったステージを
白と赤のライトが照らしていた。
♪赤い花 白い花(これは「シャララ」)

MC他、細かいアレやソレ。
・「マイクのシールドが抜けちゃうんだよ。
出来る事は自分でしましょうね」と、自らガムテープで補強。
巻き終えて「よっしゃ~」。
・「ピック投げたいんだけど無いから」と
ペットボトルのフタ投げる。気持ちはわかるけど、
お客にゴミ投げちゃダメ。
今度投げたくなったら中さんのを奪いましょう(!)。
・メンバー紹介にて。
男性客の「ありまつ~」を真似て有松さんを笑わせる。
・「遠藤さ~ん」「えんど~」「りょーいちー」と、
無反応の遠藤さんをどんどん追い詰めていく客(笑)。
ついに遠藤さん、「あいよっ!」。
・初めて近くで見た西山さん、すっごい男前。
低音ベースもズンズン響いて腰抜けた。
・中さん、少し髪にウェーブ。場所的に見辛かったけど、
ふと見ると笑顔。って事はずっとスマイル?
・有松さんのドラムの張りが違ったように感じた。
パンパン!(高)
・髪が邪魔になったのか、結ぶ。素敵。ひゃくてん。
途中で取れちゃったけど、
その後に頭プルプル振ってたのも素敵だった。
犬みたいで(え?)。
・マイクスタンドを後ろにバーンと倒す。カッコイイ~(痺)。
・「ひまわり」でだったか、メタルに近い高音を出す。
「潰れちゃう!」と心配してたら4回目はやめてた。安心。
・白石さんにキーを教える為か、「DIVE」の一部分を歌う。
マイクは通してたけど、ほぼ生歌♪

今年最後のライブ。アンコールの「百花繚乱」は
一歩踏み出す歌でありながら、締めに相応しく思えた。
なんでだろ?
首かしげながらフロア出て物販チェック。
新作はTシャツとタンクトップ、そして
PHOTO CARD BOX(会場・数量限定)。
16枚入りで2000円。ヒー!
まぁ、最近CDジャケとかで
男前っぷりアピールしてないからね。買っておきましょ。
帰りの電車内でパラパラ。
リハ中にステージ?見上げてる写真が良い。
シンセいじってるのもジャンプしてるのも。
…。
顔写ってないのばかり気に入るってどうなのよ(笑)。

拍手[1回]


DIGI×UNPLUGGED
10月12日(金)渋谷duo MUSIC EXCHANGE
1階57番

members are
遠藤遼一(Vo.)、大西ゆうすけ・金子毅(Gt.)、
根本健一(B.)、平井直樹(Dr.)、河中豪紀(B Harp.)、
白石元久(PA)
Guest:中シゲヲ(Gt.)

set list
1.アポリア 2.NOMADS 3.閃光 4.POD 5.黒い太陽
6.SWEET DREAMS FOREVER 7.永遠否定
8.HIGH NOON 9.シャララ 10.KINGDOM 11.反逆
12.上昇 13.FIGHTER COUNTER 14.ハレトケ
15.THE GATE CRASHER 16.JUBILEE
17.すべてに等しく吹きつける風のように
18.日々歌 19.MY LIFE
encore 1.自由なこころ 
encore 2.FIGHTER COUNTER

what I felt
9月の失態(駅乗り越し)を踏まえ、
指定席ながら早めに入場。
指定席57番。下手側はしっこ3列目。
やる事ないし疲れてるしで
少し寝ようと目をつぶるも、興奮していて眠れず。
BGMは前回この場所でやった時と同様、
クラブ仕様のボサノバなど。
暗転開演。出囃子はフラメンコ。

衣装(遠藤さんのみ):
黒帽子(9/26アンコールの時に被ってたのと同じ)、
黒スーツ(細身)、白シャツ、銀のラリエット、
銀?のベルト、ベージュ?の靴。

メンバー着席。遠藤さんと
ベースの根本さんしか見えない(泣)。
身を動かせばギターの大西さんと
ブルースハープの河中さんは見えるけれど。
しかしながら、UNPでは
毎回下手側を向いて座る遠藤さん。ほぼご対面状態。

厳かに「ワーンツー、ワーンツー」のカウントでスタート。
あああ、すごい緊迫感。
一曲目に「アポリア」か。
今回は(も?)シリアスタッチなのかな。
ブルースハープが加わって
荒野イメージが湧きに湧く。ENDSは流浪の民か。
と、早くも次の「NOMADS」で曲タイトルが思い出せない
(笑/「閃光」なんて家帰ってから確認した)。
ファーストも『48』も大好きなアルバムなのに、
ライブでばっかりENDS聴いてるからこんな事に。
そんなファンとしての焦りは置いといて、
素晴らしい歌とアレンジ。沁みた。
この後、MC。

「前回(9/26)いいライブになったのも、
みんなの協力あっての事だと思うんで。
今回も負けないくらい、いいライブにしたいと思います。
盛り上がりたい人は盛り上がっちゃって下さい。
前(5月『vibes circus』)に打ち込みでやった曲を全生で」と
微笑みながら「POD」へ。
演奏中は張り詰める空気も、MCでは和やかに変わる。

「黒い太陽」「SWEET…」と続き、
今回の白眉と云える「永遠否定」。
DVD再発(『1st HI UNPLUGGED』)の流れも
あったのかもしれないけど、貴重。嬉しくて足バタバタ。
だってねぇ、
あのドラマチックな展開を歌いこなすボーカリスト、
他にいるだろか。くぅ~~~、感動!
この感動は尾を引き、続いた曲は上の空(笑)。
「KINGDOM」久しぶりだったのにねぇ。

「反逆」を終え、遠藤さんチューニング。
持て余した静寂を打ち破ったのはこんなMC。
「こういう時に声かけてくれればいいのに。
平井さ~ん、とか、遠藤さ~ん、とかさ」。
応えるように「遠藤さ~ん」「平井さ~ん」
「大西さ~ん」など思い思いにコール飛ぶも、再びシーン。
たまらずクスクス笑いが起こる会場。
そこに遠藤さんからダメ出し。
「ほらあ~~!日本のお客さんは間を空けるからダメ。
うるさいうるさい海外のお客さん。
…海外でやった事ないけど」。
うわ、ボケたよ!コケなきゃ!(笑)
ウケたのに気を良くしたか、「という訳で、じょうしょう!」。
上機嫌から入るには難しい曲だね♪

そして今回ふたつ目の白眉「FIGHTER COUTNER」。
根本さんがベースから三味線に持ち替えたのを見て、
どんな按配になるかと期待に鳩胸を膨らませていたら、
阿波踊りリズムのアレンジで面白い!
オリジナルも阿波踊りだったけれど、
より祭囃子に近くなった感じ。

アンプラグドで初めて聴く「JUBILEE」。
穏やかでいながら芯の強い感じは変わらず。
次は「日々歌」。遠藤さんの正面方向に座っていながらも、
ずっと伏し目がちの顔しか見えていなかったが、
♪共に口ずさむ歌 でチラッとお目々拝見。強い強い。
最後の「MY LIFE」では
オペラのように空間を支配する歌声が響いた。
すごいね~。

アンコールは中さん飛び入り!
沸き立つ会場!演奏曲は「自由なこころ」!
大盛り上がりで遠藤さんも勢い余って立ち上がる。
私も立ちたかったけど撮影用カメラが(記録用かな?)。
この一曲で笑顔の素敵な中さんに全部持っていかれ(笑)、
大逆転サヨナラ。

しばらくして予定を覆す、ねばっこいアンコールに負けて
中さん含めたメンバー再登場。
「もう曲無いんだよ(笑)」と言いつつ、
もう一度おもしろアレンジの「FIGHTER COUNTER」を。
ほとんどのお客さんが立ち上がり、私も。
と思ったら、立っても前の方の背が高くて見えない。
注意覚悟で座席を離れ、
一段上がった場所(客席は20cmほど低い)で、
更に柱前で後方から身を隠しながら(前方からは丸見え)踊る。
演奏終え去り際、背中ばかり向けていた
上手側のお客さんに感謝の拍手を送る遠藤さん。
その後ろ姿がむちゃむちゃステキで。
あんな頼もしい背中してたっけ?
人柄のレベルまでアップしてるんだろうなあ。
男性客から「兄貴!」の声が飛ぶのもわかる気がする。

この後もアンコールしていたようだけれど、
サッサと帰る。後の事は知らない。お疲れちゃん。

今回、選曲もアレンジも一分の隙無く
考え抜かれていたように感じた。
打ち込みを一切使わなかった(たぶん)のに
躍動感があったのは平井さんのドラムと
多彩なベースアレンジのお陰だろうか。
そして全編通して安定感ある力強い歌声!
凄すぎて笑っちゃった(笑/失礼な)。

DIGIとUNPの対戦スタイルで行われたライブ、
どちらも特長を究極に生かしたものだった為に、勝負付かず。
もし勝敗が決まったとしたら、それは遠藤さんの中で
均衡が崩れているという事だったかもしれない。
そう考えるとバランス取れてて良い状態だったのだろう。
スバラシ。

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