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the surf coasters
デビュー15周年記念アルバム発売記念event
2010年9月11日(土)ROCK JOINT GB

サーフコースターズの
10周年記念アルバムが発売された時に機会があれば
ライブにも行ってみようかと考え始めて早5年。
加えて楽曲制作に専念中の
遠藤さんがゲスト出演するとの事で、足を運んだ。

残暑厳しい中、吉祥寺はお祭りで賑わっていた。
平行して通常テンションの人々も行き交い、ザ・東京な光景。
遊歩道を練り歩くお神輿を見て思う。
神様、あなたの目に人間社会はどのように映っていますか?

初めて行く場所だからと迷子を覚悟していたらスーッと到着。
受付のお姉さんにチケ+ドリンク代を払い、中へ。
一番後ろに立っても十分ステージが見える大きさ。
水分を求めて早速カウンターへ。
あっ、メニューに水が無い。
仕方なくウーロン茶を頼むが、
私のノドに合わない飲み物である上に風邪気味。
悪化を覚悟で注文する貧乏性が憎い。
フロア奥の壁際には物販、
後方は既に背の高い方々が待機しており、
スゴスゴと喫煙エリア近くに立つ。
油分が流れたノドにタバコの煙が刺さる。
医薬品のノド飴で対策。
なぜ前方に行かなかったのか。
それはサーフのライブ(イベント)に初めて来たから。
激しい客層だったら、と思うと怖い。
それに主役はサーフ。盛り上げ隊に譲るべし。

BGMはDJさんが流している模様。
ステージ上のスクリーンにはサーフのライブ映像がミュートで。
開演前に進行役の方が
少々いかがわしい雰囲気を漂わせつつ挨拶。

THE WHYS
福岡をメインに活動する
ギター、ベース、ドラムのスリーピース。
フロントの女性二人はハワイアン(フラ)なファッションで
ゴリゴリした音を出す。 比べてドラムの男性は
衣装忘れたかのようにカジュアル。
スティック代わりに松明どうぞ。
♪ドンタタドッタンのリズムが
いかにもサーフミュージック!って感じで、熱いけどクール。

1曲終えるごとに入るガラの悪いMCも面白かった。
なかなか次の曲に行かないベーシストに
「早くやれよブタ野郎」
(女だからメス豚の方がいいんじゃ…)、
ライブ告知で「北朝鮮(中国?)に工作員として行って来る。
お前らも自殺覚悟でついて来い」など。
なんだってそんなMCスタイルになっちゃったんだか
わからないけど、笑えた。

ラス前の「ミザルー」で左手(弦押さえる側)を
意図的に難しく使う技を「アリの門渡り」と言っていた。
そういう目で見た方がいいのか?アレは。

バンビーニ
女性ダンサー3人組。60年代たっぷりのムード。
映画『オースティン・パワーズ』や
『マーズアタック!』が頭に浮かんだ。
アホっぽくてオシャレ。

曲間を埋める振り付けがあれば、とか、
もっとキレ良くしたらダラッと流れないのに、とか、
ピンナップガールの連続再生みたいな振り付けなら
『007』のテーマ曲使った方が、とか、
ちょっと厳しい目で見てしまう自分に気付いて反省。

最後の決めポーズはカッコ良かった。自然に拍手した。

スマートソウルコネクション
進行役さんが「次はこいつらだー!」とか言ってハケるから
何だと思ったら、
このバンドの方(コハ・ラ・スマートさん)であった。
見た目ギャングなのかモッズなのか
『ブルース・ブラザーズ』なのかと、
‘その辺り’をかすってるイメージしか浮かばず、
それが個性なのだけど、人に伝えるのが難しい。
ちょっとCKBの空気を感じるのは
きっと‘横須賀’がキーワードだ。
音楽面はロック強めのソウル。
コハ・ラさんは歌よりブルースハープで盛り上げてて、珍しい。

終盤に差し掛かると、
どうやら恒例らしい客いじりコーナーへ。
ステージから降りる時の中途半端な格好が
恥ずかしい事になるとか言いながら、
その状態をキープして見せ付けるコハ・ラさんは以降、
マイクのシールドがピンピンになるまで後方へ。
ターゲットとなった女性にビッチリ近付き歌い、
一緒に飛び跳ねるよう求めるなど好き勝手。
相手の女性がまたノリ良く付き合ってあげていて、
むしろ彼女に拍手を送った。

THE SURF COASTERS
お待ちかねの登場も、それまでが楽しかったから
長々と待たされた気がしなかった。
(セットリストは中さんのブログから拝借しました)

「スペシャル・セッション」
アパッチ(中重雄、Morley)
ウイチタ・ラインマン、黒いオルフェ、Wholistic
(遠藤遼一、中重雄、Morley、駒井華)

「ザ・サーフコースターズ」
ツナミ・ストラック、バイクメン、フライ・アップ、
ライディング・ハイ、タリ・ホー!、
サーフサイド・ヴィレッジ(w/菊池明)、
ドルフィン(w/菊池明)、
チェイシング・シャドウ、リンダ、イントルーダー

enc.
ハートに火をつけて(w/遠藤遼一、バンビーニ)
ミザルー

MCなど、メモ
・オープニング。
中さんとモーリーさんの二人でギター演奏。しっとり。
その後すぐにパーカスのお姉さん(駒井華さん)も加わり、
更に遠藤さんも呼び込まれ、4人で(Hi)アンプラグドな空気。
中さんが長年歌って欲しいと思ってた
「ウイチタ・ラインマン」は遠藤さん曰く、
「歌えって言われたので。…渋い曲」。
そして中さんと遠藤さんの二人でやると
ボサノバにならない「黒いオルフェ(=カーニバルの朝)」。
ボサノバにハマってる訳ではなく、メロディが良いからとの事。
さらに、ENDSの曲はやらないとか言いながら
中さんが「ENDSファンの方、いますよね?」と
「WHOLISTIC」を。
正直、間が開き過ぎて
ノドがショボイ事になってるかと思ったら、
空間を支配する深い響き健在。かなり丁寧に歌い上げ、
情感もあり、相当ウットリさせられた。キューン(胸)。

・遠藤さんの衣装は黒の異素材パッチワーク風シャツにデニム。
髪はハーフアップ。長さは肩下10cmくらい。
おそらくノーメイク(目の周り黒くなかった)。
・中さんが遠藤さんに近況を聞く。
「曲ばっか作ってます」「ライブは濃い曲が出来てから」。
他、「ミザルー目当てで秋葉原のライブハウスに
ライブを見に行って以来、お付き合いさせていただいてます。
ミザルーはオリジナルに入ってるホーンを
打ち込みで入れてるように聞こえて、凄い」など
ニコニコと話す遠藤さんだったが、
曲に入るとガラッと真剣な表情。目からビーム。

・サーフコースターズのメンバー二人が
しばらく会わない間に嫁をもらっていた。
あとは中さんだけ、という流れの中、
メンバーが「まだ遊び足りないんだって」と突っ込んだ所に
お客さんから「遊んで~」の声が飛ぶ。
素晴らしい合いの手なり。
・中さんの売ったギターが回り回って
福岡で活動するTHE WHYSのギタリストの元に。
・中さん、15周年記念に際し、金色のギターを新調。
「アルバムのジャケットに合わせてギター作りました」。
普通は逆。
・サーフコースターズの前身バンド
(中重雄とサンセットイン)のメンバー、
菊池明さんと2曲演奏。
実は二人共かつてはメタルをやっていたとの過去を告白。

・アンコール1曲目はバンビーニと遠藤さんを呼び込み、
「ハートに火をつけて」演奏。キーボードがいないからか、
シングルで発売されたバージョンより短い。
ラスト近くで遠藤さんが吠える吠える。
しかし終わったらサーッと袖へ。素っ気無い。
最後の最後は「ミザルー」で盛り上がっておしまい。
中さんによるアリの門渡りガン見。

『えびす温泉』での話など、
15周年記念アルバム発売記念ライブらしいMC。
デビュー曲や(恐らく)定番曲など組み合わせ、
初めての人間に優しい内容で大満足。
ゲスト出演という事で、
「ハートに火をつけて」のみで帰ると思ってたら、
結構な良い扱いで嬉しい誤算。
ENDSファンのお客さんに気を遣って下さったとか?
ドラムのセキさんから
「久しぶりに遠藤さんに会えて嬉しかった。
黒い太陽聴きたかった」、
「ENDSでドラムを叩かなかったら
サーフと出会っていなかった」など
ジーンと来るお話があったり、
MCが苦手らしい中さんと遠藤さんが
お互いに話を引き出そうとしてたりと、
意外な面も見えて楽しかった。

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