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INTERACTIVE LIVE SHOW 2009『点呼する惑星』
2009年4月17日(金)
江戸川区総合文化センター大ホール 1F5列15番

天気はジメッと小雨。
今回は下北のパンクス、Sちゃんと同行。
彼女に簡単な物語説明をしながら、初日を振り返る。

・チラッとインサートされた、
「現実で」職質されたっぽいHue!が
警官から逃げるシーンが気になる。
・失敗が明らかになったのは3回目の選択。
とすれば、2回目を変えればいい?
でもそんな単純な回避法を平沢さんが許すはず無い。
今日は1回目から変えたい。
帰宅後、特設サイトでヒントを得ようとアクセスするも、
公演時にしか動かないページが多くて参考に出来ず。

・入場時にいただく特典は赤をゲット。
明日は緑であって欲しい。
・物販盛況。購入者が階段に沿って並び、
あたかもトグロ巻きチョー蛇の列。
・開演前アナウンスは通常のものと分け、
インタラ参加法と平沢さんからのメッセージは
暗転後に伝えられた。

1.論理空軍(P-MODEL)
2.点呼する惑星
3.人体夜行
4.ENOLA(P-MODEL)

・「人体夜行」中に、
ハイムン人達の名前がスクロールされる。
初日より少し増えた模様。
・陰クンジェー発見。「ENOLA」の後にHue!が踊り出、
選択ガジェットが映し出される。

選択は「右」。なぜ!?
昨日と同じ客ばっかり来てると思ったのに(笑)。
ここで私のテンションだだ下がり。
また右選んだら最終日の参考に出来ないじゃないのよ。
勝手にBADエンディングを予感してヘコむ。

5.時間の西方
6.ルベド(赤化)
7.SIREN(セイレーン)

・陽クンジェー発見、適合。トゥジャリット回転、
NaangfaaによるAAROM染色、絶叫による破壊で成功。
Hue!が現れ、2回目の選択。

結果は「右」。これは初日の失敗を参考にしての事か?
やはり昨日と同じ客ばかり?
ああ、嫌な予感。平沢さんの思考をナメちゃいけない。
これで確実にBADだ。←根拠なしだがファン歴19年

8.Mirror Gate
9.王道楽土
10.可視海

・引き出された記憶は初日と同じ。
陰陽クンジェー適合、トゥジャリット回転成功、
NaangfaaによるAAROM染色へ。

11.ナーシサス次元から来た人
今日は昨日よりNaangfaa寄りの席だからか、
登場時にフワァ~っとアロマの香りがした。気のせいかな?

・AAROM染色、絶叫によりトゥジャリット破壊。
Hue!が現れ、3回目の選択。

「左」選ばれるも、もうダメなんだろうな~の気持ち。
同時に私の予測が外れて欲しいとも思う。

12.聖馬蹄形惑星の大詐欺師

・引き出された記憶は初日と同じ。
陰陽クンジェー同時発見、適合。
ハイムン人達による日記解読スタート。

13.夢みる機械
14.Phonon Belt

・Hue!の宇宙船にエネルギー漏れ発生するも、
Naangfaaの歌声に共鳴し現れたPhonon Beltから
Phononをエネルギー変換、チャージする。

15.FGG

・日記解読成功、トゥジャリット回転。AAROM染色。
仕上げの絶叫で破壊すべく試みるも、今回のAAROM超頑丈。
「帰れなくなる!」と止めるHue!を
「(この世界の文脈である)トゥジャリットを壊せば
帰る必要も無くなる」と説得、宇宙船のエネルギーを利用する。

16.上空初期値

・先に発生したエネルギー漏れによる力不足にて、
破壊失敗に終わる。「チャンスが無い訳ではない。
兄さんと知恵を絞れ」とヒラサワ。
Hue!に「たった2人で?」と乞われ、ユンカースで探しに出る。
宇宙船の傍で手を振る3本アンテナの男を発見。
上空から写真を撮る。
HO!とHue!の父であった。

17.Astro-Ho!帰還

・初日と同じくHO!が点呼され、落ちて来る。
今回は父親も巻き込んでのBADエンディング。

こんな結末を迎えたが、
最後の最後、相方の無い陽クンジェーを見付けたヒラサワ、
「そんなのどうするの?」と問うHue!に
「キーホルダーにする」とオチ。
珍しい物販アピール(※)に笑った。
※グッズはキーボディだが、
持ち手部分に陰陽それぞれのクンジェーが彫られていた。

アンコールは初日と同じ。
Rangさんのショーから「Nurse Cafe」へ。
コーディネーターのJohさんは白のコートを羽織って登場。
平沢さんから「新小岩で買いました」と説明。
やはり露出の多い服は
ヒラサワ的にNGですか(ギャルっぽい格好でした)。
Rangさんもセンターを空けて立ってたし、
少々の変更をリクエストした様子が伺えた。
トーク内容も大体同じだったけれど、
「不服があります。
ステージからみなさんの顔が見えるのですが、
SP-2が歌い出すと彼女達に視線が集中します。
私も歌ってますから」と。
本当は誇らしいクセに(笑)。

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INTERACTIVE LIVE SHOW 2009『点呼する惑星』
2009年4月16日(木)
江戸川区総合文化センター大ホール 1F4列24番

初めて行く会場。
HPには新小岩駅から徒歩15分とある。
簡易地図をプリントアウトするなど備えるが、
新小岩は頻繁に訪れる新宿や渋谷とは違う。
迷う予感たっぷり。
そんなブレブレの心情を自BBSで訴えたのを
読んで下さったらしい西の精鋭Sさんから
グーグルマップの検索結果URLが届き(感謝!)、
目印になりそうな店名などメモるが
それでも不安になる。
何が不安を煽るかといえば、過去、道に迷って
30分以上見逃した公演が2~3あったからだ。
それを平沢さんのライブでやらかす訳には行かない。
この「絶対遅れたくない!」の気持ちの強さに
不安が比例し上昇する。
そんなに観たいか?
観たいとも!
結局はSさんと同行し、道すがらに会場への案内板を発見、
開場の1時間前に到着した。脱力。

何らかの理由で約15分遅れの開場。
FCでチケットを購入した列と
プレイガイドでの列とで分かれて入場。
半券を切ってもらった後、中が見えないよう
手を入れられる大きさに穴を開けられたダンボールから
FC購入特典グッズを掴み出す。
この『箱の中身は何でしょね?』形式に
「ベタなリアクションした方がいいのか?」と
一瞬ドキドキしたのは内緒だ。
グッズはボールペン。
メガフォン型のキャップを下にして立てると
ロケット(or宇宙船)に見える代物。
わざわざ発注したのか。あなたも好きね。
胴体部分には‘Rescue Hi! HO! Hue! H>&Me’とプリント。
圧を感じる。救済失敗したらキツそう。
周囲を見渡すと赤、青、緑と3色発見。
私は青をいただいた。綺麗。

物販には新グッズ(Tシャツ、キーボディ、ピンバッヂ、
マフラータオル)の他、CD・DVD、アロマオイル。
盛況。

今回のインタラに関わって来るだろうと推測したDVD『P-0』を
購入した後、そのままロビーでSさんと談笑。
開演時間近くになり腰を上げたらば、
平沢さんがサントラを担当した映画『千年女優』や
『パプリカ』の監督で御馴染みの
今 敏さんとバチッと目が合った。びっくり。

着席。BGMは平沢さんが音楽を始めた頃
(40年以上前?)の洋楽ばかり。だと思う。
今回は会場がご出身の葛飾区に近いというのもあり、
どうも出自や初期衝動をイメージしてしまう。
BGMもそういう感じだし、
何か関わりがあるのだろうか?とか考えながら
ココは4列目だ。そしてド真ん前。
近過ぎてスクリーンを見上げる場所だが、
正面は大層ありがたい。

開演5分ほど前、
ケイオススタッフ平野さんによるアナウンスが流れる。
通常の注意、インタラならではの注意、
平沢さんからのメッセージの3ステップ。
ワクワクし過ぎて
一番に心がけていないとマズそうなメッセージは
暗転と同時に忘れきった。

(以降、物語や登場人物の説明などは
簡略化させていただきますm(_ _)m)

オープニングは事の経緯説明から。
・この物語は与太、あり得ない事ばかり起こる。
・あらかじめ用意されていたように、
あり得る事ばかり起こる退屈な地球を脱出し、
気ままに宇宙飛行していたAstro-Hue!は意思と無関係に
「点呼する惑星」に着陸。
・「点呼する惑星」は荒涼とした地平が続き、
メガフォンタワーが等間隔に並んでいる奇妙な星。
中空にはエッシャーのだまし絵を元にデザインされたような
構造体(=トゥジャリット。詐欺の意)が浮かぶ。

Astro-Hue!のハードランディング。
『P-0』で行われた、タイの祭りで点検隊が上げた
沢山の熱気球(見た目は灯篭)が
まとまって宇宙空間に漂っている。
そこを睡蓮のつぼみのような形の宇宙船が突っ切り、
「点呼する惑星」に難着陸。
この突っ切る場面、こっぴどく魅了された。
熱気球が大気圏を越えていた感動と、
それを容赦無く壊して行く「ひっでえ」感じに。
この後、宇宙船から降りたHue!の慌てた表情と、
それに添えられた音が可笑しかった。ハタタハタタ。

・古びた立て看板を発見。書かれていたのは
先に着陸したらしいHO!によるメッセージ。
・HO!はミスを犯し、トゥジャリットに阻まれて脱出出来ない。
・後に訪れる者の為、解った事を日記に書き留め、
地球のある人物(ヒラサワ)に渡した。
・救済はヒラサワ、ハイムン人
(トゥジャリットを回転させる人。在宅オーディエンス)、
Naangfaa(ナンファー。天女の意。SP-2が演じる)で
行われる。
・ヒラサワと繋がる為にはトゥジャリットの
フィア・カスケーダーを破壊しなくてはならない。

という訳で、
観客は許容量を超えた恐怖の絶叫をお見舞いするハメに。
ここで初めて実体のHue!が上手から登場。
演者を確認した客席から大きな拍手(※)。
Hue!は拍子木に似た音を使った曲に乗り、上体を後ろに倒して
両腕を真っ直ぐに下ろし、ツーステップで躍り出る。
すごいな、腹筋。
しかし、この能天気な振る舞い、
とても得体の知れない惑星に落ちて困ってるようには見えない。
※公演まで数日という時期にゲスト達のビザが下りないと
『三行log』(公式サイトにある平沢さんの三行日記)で
知らされ、心配していた。

緑がかったダークブラウン(?)のチャイナ服を着、
モスクのような形のヘルメットからは
青色にピカピカと光るアンテナが一本伸びている。
ラメのメイクといい、インチキくさいSF映画そのものだ。
このHue!に導かれて観客は「キャー!」と絶叫し倒した。
六角形の鏡が数枚縦に並んだ、
アンテナにも見えるフィア・カスケーダー破損
(絶叫が下から順に鏡を光らせ、
頂点に達するとドリルのように縦軸回転した)。

イントロで「あり得ない!」と本当に思った。
1.論理空軍(P-MODEL)
スクリーンにもユンカース(戦闘機)。
ソロでP曲やっちゃったらPの再生が無いみたいだよ。
これはP結成30周年記念イベントを期待してるファンに
「これでカンベンして」っていうサービスと解釈しておきたい。
映像はPVで使われた背景も少し残っているが、やけに赤い。
そういえばスクリーン越しに見えるステージは…

向かって左からグラビトン、
M字の台座の真上に赤い背のPC、そのPC両脇に
レーザー光線(赤と緑)を使った新楽器(名前不明/site )、
ICE-9、少し後ろにPHOTON、ミキサー。
PC台からは赤いコードが何本か伸びていた。
これまでは青だったので新鮮。
また、PC台の柱部分に「01」のデジタル表示が。
これは陰陽を表しているのかも?

・絶叫によって繋がったヒラサワ。戦闘機に乗って現れ、
今の状況を伝えるべく航空写真を落とす。
そこにはトゥジャリットと、
その真下に開いた大きな穴が写っていた。
・メガフォンが僧侶声(ボーカロイド製)で
Astro-HO!を呼ぶと、どこからかHO!が降って来る。
特に痛みを感じる様子はなく、弟のHue!にも気付かずに
平然と立ち去る。ヘルメットのアンテナは2本。
・トゥジャリットを破壊するには
Hue!の記憶を探る必要がある。

2.点呼する惑星
スクリーンのリアルタイム映像、少し遅れている。
一度ネットに送ってしまっているのか?
平沢さんはレーザー光線を指でピンピン弾きながら
歌っているが、どの音と連動しているのかわからない。
ショウ=見世物なんだから、面白ければいいか別に。

3.人体夜行
人体が夜を着て行動開始。
スクリーンに在宅オーディエンス(以降、宅オと略)の名前と
メッセージがスクロールされたが、
ほんの数秒で終わってしまった。
失礼ながら、そんな少人数で大丈夫?
数日前に行われた前夜祭(動作テスト)での
アクセス過多のようにサーバの不具合か、
単に平日だから参加出来ない方が多かったのか。
ちょっと寂しい。

4.ENOLA(P-MODEL)
記憶を探って最初に出て来たのがこの曲とは。
逆から読むと「ALONE」。
謎の病原体ENOLAに感染、といった物語設定だったっけ。

またもP曲。
Hue!というより、平沢さんの記憶を辿ってるような気になる。
アレンジは「論理空軍」同様、変わらず。

ここで陰クンジェー発見。花が落ちた後の蓮のような姿。

・トゥジャリット破壊に必要なアイテム、
陰陽に分断されたクンジェー(鍵の意)を探し出す。
このクンジェーは適合しないと機能しない。

もう一方の陽クンジェーを探す為、
頭の中の左右どちらの記憶を辿るか選択。
再びツーステップでHue!登場。
スクリーンに映った選択ガジェットは
シナプスを背景に、フラスコのようなデザインで表現。
液体(脳内分泌物?)が声の大きさにより増え、
噴き上がって行く。選択は右。

5.時間の西方
お、『白虎野』が絡んで来た。
この場面でのヒラサワは
ロボトミーを受けたバージョンか、
健全を取り戻したバージョンか。
…などと、インタラは常に
「これは伏線か?」とか考えながら観る。疲れる(笑)。

陽クンジェー発見、適合。
そして選択した記憶に「期待できる」とのヒラサワの言葉。
嫌な予感がする。上手く行き過ぎだ。

・適合したクンジェーに人の顔が浮かび上がる。
これはAAROM(=トゥジャリットに配置されている
人面状のもの。3つある)と対応しているらしい。
・ネット上ではハイムン人(=宅オ)達が
HO!の日記を解読し、適した回転法を探っている。

6.ルベド(赤化)
嫌な予感がする。公演の前に特設サイトで公開された
イントロダクションによると、
染色はNaangfaaが行う事になっている。スクリーンは真っ赤。

・選んだ右はHue!にとって後悔の記憶。
押し流されていく人々と反対方向に沈む西方の夕日に
向かいたかったが怖くて出来なかった、と。

・回転のチャンスは一度だけ。
上空から鉄球がトゥジャリットの中心に落ちて来る。
この鉄球をハイムン人の起こす回転でAAROMまで運び、
ガードを破壊する。
このAAROMはNaangfaaの歌声で染色しなくてはならない。

・先っぽがちょん切れている道(階段)を避け、
上手い事回転、AAROMが剥き出しに。
回転時に出る音は「キィー」、
落ちて来た鉄球は「ガン!」。
トゥジャリットは金属製らしい。
ガード破壊音はガラス。

7.SIREN(セイレーン)
ここで染色の為、Naangfaaを呼び込む。
「ルベド」は夕日を象徴しただけのようだ。

まずは下手より一名、二番に入って上手より一名と、
ステージ両脇にそれぞれ配置。
二人共、黒のイブニングドレスと華美な装飾品とで
ビルドアップされ、とても美しい。
歌はボーカロイドにリップシンク。
母音だけを追っているので正確とは言い切れないが、
自分が話せもしないタイ語で、
しかも全編口パクやる事を考えたら確実にプロの仕事だ。
すごい。
身体表現の方は「客席に、そして平沢さんに手を差し伸べ」と
単純な振り付けだったが、それだけに
アームス(腕)の美しさが強調されていた。←ダンサー目線

・赤く染まったAAROMをHue!と観客の絶叫で破壊。
残るは二つ。
選択ガジェットで左の記憶を呼び出す。

8.王道楽土
♪火が 火が という事で、呼び出した記憶は「戦火」。
「炎が迫っていた」との言葉に
『白虎野』での「INDRA」を思い出す。

・王は最善を尽くした、逃げ惑う難民の先には海があって、
などと説明する度にヒラサワは「ほんとうに?」と疑う。
陽クンジェー発見。

9.可視海
ICE-9でボトルネック奏法。
この音を聴いて真っ直ぐに海を思い浮かべる脳の働きとは何ぞ。
スクリーンに映し出された海は穏やか。
静かに水面が揺れている。

・海辺の記憶を呼び出すも、
ヒラサワはそこに「海は無い」と云う。
また、
「いつクンジェーが分断されたか覚えているか?」と問う。
陰クンジェー発見、適合。

10.Mirror Gate
う~、カッコよくて唸る。
オペラや古典劇で使われるドラマツルギーを
一曲の中で構成してるようで面白い。
穏やかな日常を突発的に悲劇が襲うっていう、
さっきまでの幸福から真っ逆さま!みたいな。
そんな劇的な曲でも演奏は淡々。でも爆音。

・呼び出したのは回帰船団の船長だった時の記憶。
鏡のゲートは無かったが、
ゲートの先の宇宙は惨憺たる有様で引き返したとの事。

惨憺たる宇宙。それは鏡に映った実の景色なのだろうか。
恐ろしい…。

11.ナーシサス次元から来た人
似非ソプラノ部分からNaangfaaが参加。
前半、後半と一人ずつ登場。

・クンジェー適合、トゥジャリット回転、
AAROM染色、破壊と順調。
 
順調こわい。

・3回目の選択は右。

12.上空初期値

・空が化け物だらけになってしまうからと
小西健司さんがユンカースで掃除にやって来た。

うぅ、嬉しいけど嫌な予感。
こういうサービスの後は大抵ガックリな展開が控えている。

13.夢みる機械
いつの間にか平沢さんの真後ろに
大きなグレートブラボーボックスが鎮座。テスラコイル再び。
放電スイッチはグラビトンから入れている様子。
ギターソロはPHOTONでデストロイ。
♪エントロピー 部分で客も平沢さんを真似て右腕を掲げるが、
客側は集団ゆえカギ十字っぽく見える。
アレは孤高のマッドサイエンティスト+インディアンを気取る
平沢さんがやるからカッコイイのだ。
ヒトラーではない。と思う私は不参加。
でも続きたい苦難の助手は素直にどうぞ。

・テスラコイルの放電はHue!の宇宙船からエネルギーを利用。
「帰れなくなる!」と慌てるHue!に
「疲れて来たみたいだからテンション上げてもらいたくて」と
勝手な理由を告げるヒラサワ。
しかしテンションアップがクンジェー早期発見に繋がるという。

13.聖馬蹄形惑星の大詐欺師
アストロなギターをめいっぱい弾く曲だが、
生は間奏ソロパートのみ。
ああっ、踊りたい!けど、立ち上がれば
後ろから椅子を蹴られる(笑)インタラだ。ガマンガマン。

・呼び出したのは、おぞましき記憶。
ありもしない混乱を与え、解決を委ねさせた詐欺師は
Hue!のトゥジャリットを完全に乗っ取った。
Hue!には混乱しか残らない
。「無い!無い!あんたが見たものは何も存在しない!」
と諭すヒラサワ。

・陰陽クンジェー同時発見。
AAROM浮かぶも、トゥジャリットが回転しない。
原因は3つの軸の内、2つが同一平面上に揃うと
動かなくなるというジンバルロックなる現象。
兄のHO!と同じ失敗。一応Naangfaaが現れる。

14.FGG
Naangfaa担当パートは元の歌い出しの前に
少しコーラスをプラス、本編メロディは
後々平沢さんとハモらせる為に変えてあった。
ソプラノなのに平沢さんより下である。ニヤリ。

・AAROMは染まらず、
トゥジャリットも回転させられず、失敗。
ジンバルロックはHue!自身で外すしか方法はない。

・Hue!が旅して来た宇宙はトゥジャリットが作り出した文脈。
トゥジャリットを破壊しない限りはどこに行こうと、
何をしようと、変わらない日々を繰り返すだけ。
  
・点呼され、落ちて来たHO!。
Hue!は兄と共に
変わり映えのしない毎日を暮らすという結末を迎えた。

15.Astro-Ho!帰還
「なんだよ、お~い」とガックリした気分にピッタリだ。

16.Phonon Belt
光の帯が流れるような映像。
頭の中は「何がいけなかったんだ」の反省タイム。

・Phonon Beltによって喚起される自分だけの感情、
それがジンバルロックを外す鍵になるかもしれない
と云うヒラサワ。
例えその鍵を掴んだとしても、Hue!には適用しない。
あくまでも自分で得るべき感情、鍵である。

ブザー音の後、「ひぃ~らさわぁ~」と点呼の声。
「論理空軍」をBGMにエンドロール。

アンコールはHue!を演じた
Rangさんによるステージからスタート。曲は「I Will Survive」。
ふざけたアレンジが平沢さんっぽいけど、違うのかな?
Rangさん、顔芸と様々なスタイルのダンス
(タイ舞踊、インド舞踊、
ランニングマンまでやってた!)が楽しい。
続いてはNaangfaaを演じたA-saiさんとFiatさんを迎えて
「Nurse Cafe」。
サイモンキャバレーの実演か。タイに擬似トリップ♪

演奏後、騒ぐ客を制して平沢さんが少しだけトーク。
・ビザの発行が遅れた理由は
彼女達がSP-2であるからではなく、別の事情。
・来れなかった場合の対応策は万全に整えていたが、
役に立たなかった。(=喜ばしい事)
・Rangさんとは古い付き合いで、
いつかインタラに呼びたいと思っていたが
機会に恵まれなかった。
今回はHue!というキャラクターを作り、
やっとの事でお披露目出来た。←嬉しそう
・『亜種音TV』などでお馴染みのA-saiさん、
書籍『SP-2』の表紙を飾ったFiatさんを紹介。
さらにコーディネイター兼通訳を務めた、
「私は出なくていいんですか?」の出たがり屋、
Johさんを紹介。

この時のゲスト呼び込みの声がま~、美しくて。
なんちゅう美声の持ち主か、平沢さんよ。
惜しむらくはこのトークの間ずっとRangさんが
思いっきりセンターに立ってしまい、主役に丸かぶり。
舞台人がそれでよいのかと思いつつも、
愛嬌ある人柄に笑ってしまった。
最後は平沢さんがゲスト達を再び紹介&退場を促し、終演。
観客は大きな拍手で見送った。

さて、BADエンディングを迎えても
落ち込まないでいられるのは初ではないか?
今回はHo!、Hue!、平沢さんが点呼され、
救済に失敗した訳だが。
自力で鍵を見付けるしかないのだと、
大きな所での責任を負わせられなかったからか?
あるいは、そういった物語上の事よりも、
Rangさんのキャラクターが
そう思わせてくれたのかもしれない。
楽しかったからいいやBADでも、なんつって。

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『PHONON2551』
2008年11月29日(土)東京キネマ倶楽部 整理番号658

遠方よりお越しの鳥友Sさんと開場時間近くまで談笑。
彼女の初・生ヒラサワ体験に私もドキドキ。

昨日のグダグダを反省してか、
会場スタッフがマメに列を巡回している。
私も積極的にお客さんに番号を聞いて並んだ(性格90度曲げ)。
予定通りに開場開演。FC会員特典のバッヂは赤。
後方だが、今日の立ち位置は
テスラコイルの放電を観られるように
ステージ向かって左側(センター寄り)。

set list
1.救済の技法
2.ヴァーチュアル・ラビット
3.RIDE THE BLUE LIMBO
4.ロタティオン(LOTUS-2)
5.達人の山
6.作業 (愚者の薔薇園)
7.帆船108
8.新曲(王道楽土)
9.新曲(聖馬蹄形惑星の大詐欺師)
10.庭師KING
11.夢みる機械
12.WORLD CELL
13.Kingdom
14.Nurse Cafe
15.CODE-COSTARICA
16.賢者のプロペラ 3
17.TOWN-0 PHASE-5
encore パレード

印象に残ったアレコレ
・おお、一曲目を昨日のラスト曲に換えて来た。
二日間共ご来場の人間としては新鮮でありがたい。
・「ヴァーチュアル・ラビット」、
男性客の「ハイ!オー!」がいい感じ。
だがこのバージョンは最後の「ハイ オー ハイ」が無く、
スカされるので注意(そしてスカされた客数名…)。
・「夢みる機械」、間奏終わった所でブチッと音が止まる。
「この曲はトラブルの多い曲でして…。
皆さんは得したと思います」と、もう一度始めから。
二度目の正直、最後まで上手く行って客拍手。
・前の曲↑がハデだからか、インストを入れて箸休め。
構成から想像出来ていたとはいえ、
まさか大好きな「WORLD CELL」が来るとは思わず、
心が嬉しさで震える。
・昨日と同じく、「パレード」の後にCALL HIRASAWAの嵐。
粘る客を前にして曰く、
「…うるさい。せっかくPAの○○さんが
ブルージーな曲を流してくれたというのに君達は。
今日も二度の放電でタイムスリップしている。時は1941年。
さあ、早く帰ってパールハーバーの罠を阻止しなさい」。

惜しかったのは両日共ボーカルバランス。
バックの音がデカイのは大歓迎だけども、囁き系の歌い方
(例:「TOWN-0 PHASE-5」の♪歌おう りりしく~)の時は
グーンとツマミを上げて欲しかった。
しかし轟音でも耳障りな反響は感じられず、
正しく「工事現場サウンド」で凄く良かった。
低音も増えてたし♪
大満足で帰宅した後もポーッとした日々。
さすがだ、さすが。

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『PHONON2551』
2008年11月28日(金)東京キネマ倶楽部 整理番号411

初めて行く会場。最寄り駅は鶯谷。
鼻息荒く開場30分前に到着するも、
駅周辺は夜メインの店が並ぶ。
また、大衆演劇の役者さんが
衣装のまま信号待ちしているのを目撃し、
土地柄を何となく把握。
開場時間近くまで遠方よりお越しの
ヒラサワ&鳥友達のMさんと、しばし談笑。

この会場は傍の狭い陸橋に客を並ばせるシステム。
当たり前だが通行人の邪魔となる
(わかってて通るカタギ達のイヤミったらしさに
眉を顰めもしたが←短気)。
しかも番号を客同士で確認しながら並べと言う。
こちとら筋金入りの人見知り、なめんなよ。
悪い人達ばかりだという先入観はないけれど、
性格的に話しかけられる訳も無く、
適当な所にナチュラルに割り込ませていただく。

何が原因か、入場が始まったのは予定時刻より30分後。
エレベーター1台につき10人に満たない人数を運ぶ為、
存外時間がかかる。

ドリンク代500円を支払い、
半券とFC会員特典の記念バッヂ(緑)を受け取る。
この時、会員・非会員の区別をどうしてるのか気になった。
体から濃いヒラサワ好き臭が漂っていると考えるのも嫌だが、
それを嗅ぎ分ける能力を身に付けさせられたスタッフの不幸は
…普通に番号だろうけど。

階段を降りてすぐに物販ブース。
特典付き『SP-2』を購入。
テスラ姉さん(平野さん)に応対いただく。
「お釣りナシかな?」との言葉に
「400円下さい(渡したのは4075円)」
とは答えられず(私の口調はキツイ)。
丁寧に袋に入れてもらい、
「帰ったら読むぞ~」とウキウキ。

ロッカー(500円玉限定。スタッフのお姉さんに
100玉×5と替えてもらった)に荷物を預け、
ドリンクチケをウーロン茶に換えて一気飲み、
ステージ向かって右端、フロア半分よりは前の方で開演を待つ。
BGMはW・カーロス風。
風というか、シンセの使い方からしてたぶん。
ステージは上手からミキサー、ギター(PHOTON、ICE-9)、
キーボード、グラビトン(『PHONON2550』同型。
核Pまで使ってたものの進化型?)、
金網で囲まれた何らかの装置。
「また面白そうなものを…」とニヤニヤしてたら暗転開演。
出囃子は平沢さんがタイで聴いたという
輸入テクノ(日本やアメリカの音楽を真似てるらしい)を
更に真似て作ったと思しきインチキ臭いニューウェーブテクノ。
タイっぽい音階に脱力。

set list
1.TOWN-0 PHASE-5
2.ロケット
3.RIDE THE BLUE LIMBO
4.Archetype Engine
5.達人の山
6.作業 (愚者の薔薇園)
7.帆船108
8.新曲(王道楽土)
9.新曲(聖馬蹄形惑星の大詐欺師)
10.庭師KING
11.夢みる機械
12.課題が見出される庭園
13.Kingdom
14.Nurse Cafe
15.CODE-COSTARICA
16.賢者のプロペラ 3
17.救済の技法
encore パレード

印象に残ったアレコレ
・のっけから「インヤー」。テンション上がる。
・「ロケット」の発射音ズゴゴゴー!にときめく。
・イントロでグラビトン使いまくりの
「RIDE THE BLUE LIMBO」、
あのギターリフで気付いた。強烈個性。
・「達人の山」、♪愛のような~ 部分を
食い気味で歌ったのがツボ。
ギターソロもギュウ~と来てカッコイイ♪
・新曲二つ目、リズムが変態で楽しい。

・「夢みる機械」で気になっていた装置稼働。の前に
「パソコンがフリーズしました。再起動タ~イム。
待った甲斐はあると思います(客騒ぐ)。
久しぶりの(アミーガ)体操でしょうか(客騒ぐ)。
…あれぇ~?(客騒ぐ)
……(客がいちいち騒ぐ為)マイク切って下さい」。
オリジナルで笛の音を使っていた部分をこのテスラコイル
(The Musical Tesla Coil Zeusaphone Z-60/site )で鳴らす。
発音により走る青紫色の放電が美しい。
電磁波を遮蔽する金網は照明により
一部、市松模様に見えてオサレ。
ビリビリした音はとってもインダストリアルで、
ギターとのソロ協演も良かった。
♪エントロピー 部分は
「ハイル!」よろしく右手をテスラコイルに掲げる。
♪銅線コイルのトーテムに一礼する でテスラコイルに一礼。
何においても主役はテスラコイルの一曲。

・『賢者のプロペラ3』で唯一のデストロイ。
ボディにキックを入れる姿が凛々しい。
・アンコール「パレード」を終えてアッサリ退場する平沢さんに
名残惜しく粘る客。
「出て来いヒラサワ!」といった失礼な言葉まで飛ぶ。
それじゃ出る気にならねえよ。
それでも出てくれた平沢さん(惚れる♪)は
心底忌々しげに客を見渡し、
「…やかましい。さっきの放電の意味はわかってるだろうな。
さあ、外はもう江戸時代だ。
黒ふ、黒船が来る前に帰りなさい」。
あと少しで噛んじゃって惜しい…(笑)。


・衣装は全身黒のスタンドカラーシャツ、細身パンツ、
サスペンダー。ギター弾く時は右腕まくり上げ。
・ドリンクはウーロン茶。
アクロバティックかつ高音続く楽曲群に
ノドへの負担が相当かかっている様子。
・グラビトンの車輪(動力)をグイッと回すも、
すぐには使わないスカシ技あり(充電出来るのかな?)。

既発アルバム満遍なく(『AURORA』はナシ)、
ほぼアップテンポでダンサブルな選曲で楽しかった。
テスラコイル、今回だけで倉庫にしまうのはもったいない。
またの機会を望む。

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『PHONON2550』
3月4日(日)LIQUID ROOM ebisu 整理番号217

昨日の反省を踏まえてか、呼び込みにメガホンを使用。
フロアも導線を作ってスムーズに。
今日はセンターから少し右にずれた位置に立つ。
BGMは昨日と同じもののようだが、
『時計じかけのオレンジ』サントラからの曲が。

1. フローズン・ビーチ
波の音でピーン!と反応。初っ端この曲で、
しかもオリジナルアレンジで来るとは。
ギターソロもオリジナルと同じ。
音はICE-9ゆえ、金属片度アップ。
ドラムとベースが重くて気持ちよかった♪

2. AURORA3
ギターソロをセンターにまで出て激しく弾く。
まるで昨日の仕返しをするかのように…(笑)。

3. 帆船108
4. サイボーグ
5. 時間の西方
6. 白虎野
7. ルベド(赤化)
8. 死のない男
9. Gemini 2
10. 生まれなかった都市
11. 広場で 2
12. スノーブラインド
13. CAMBODIAN LIMBO
14. パレード
15. 山頂晴れて
(↑感想が無いのは前日と同様だったり、
CDと同じアレンジだったりで、特筆すべきものが…)

16. Sign
一部のお客さんが熱狂的に盛り上がる。
ゲーム『ベルセルク』で使用された楽曲だけに、
演奏される機会は皆無に等しかったろう。
一般的形式のライブはこういった事に融通が利いてよいと思う。

17. TOWN-0 PHASE-5
18. 賢者のプロペラ 3

衣装は前日と同じ。MCが無いのも同じ。

encore ハルディン・ホテル
今日も大合唱。
平沢さんは最後の8回リピートまでも客に任せた。
そこまで投げ出すとは思ってなくて、
「?アレンジ変えたか?間違ってないよね?」と不安に(笑)。
演奏終え、「ありがとう」と退場。

しつこいアンコールに「うるさい」「帰れ!」と
忌々しげにパソコンをパタッと閉めて
アンコール拒否をアピール。
それを見て喜ぶ客に
「そんなにパソコンを閉じるのが面白いか」。
客は「もういっかーい!」
「アンコールー!」などと口々に叫ぶ。
それを聞いた平沢さん、「では、アンコールに応えて」と、
再びパソコンを開き、パタッと閉じる。
…そのアンコールちゃうわ!(似非関西弁失礼)
笑いながら、メゲずにアンコールを要求する客。
心底忌々しげにもう一度パソコンを開け、
閉じるかと見せかけて「バカはヤメ!」と我に返る。

「去年のインタラで
ボーナスポイントに到達してしまった為に(略)
…罰ゲームは終わりです」
「たった今、プロデューサーが決定しました。
将来、また今回のような形式のライブをやるかもしれません。
(客喜ぶ)…私も期待したいと思います」と
今回のライブにまつわる話の後、
「そこ(舞台袖)で試しに歌ってみたんですが、
声が出ません」とアンコール出来ない理由を説明。
それでもまだ騒ぐ客に
「聞く耳持たん!180度回転して、帰りなさい」
(180度回転て。
出口はステージ袖と同じ方向にしかありません/笑)。
「えー!」と叫ぶお客に恒例の
「えーじゃない!」で答えたらまた騒ぐぞと思っていた所、
少し考えた後に「サヨナラ!」と返した平沢さんは
さすがの御仁であった。

インタラでは制限されてしまう選曲も、
ノンタラなら少しは自由度が上がるだろうし、
ノンストップで曲だけを楽しむ事が出来るし、
ストイックで良いと思う。
両日共、楽しいライブだった。
近いうちに次の機会が訪れる事を願う。

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