![]() 『PHONON2551』 2008年11月28日(金)東京キネマ倶楽部 整理番号411 初めて行く会場。最寄り駅は鶯谷。 鼻息荒く開場30分前に到着するも、 駅周辺は夜メインの店が並ぶ。 また、大衆演劇の役者さんが 衣装のまま信号待ちしているのを目撃し、 土地柄を何となく把握。 開場時間近くまで遠方よりお越しの ヒラサワ&鳥友達のMさんと、しばし談笑。 この会場は傍の狭い陸橋に客を並ばせるシステム。 当たり前だが通行人の邪魔となる (わかってて通るカタギ達のイヤミったらしさに 眉を顰めもしたが←短気)。 しかも番号を客同士で確認しながら並べと言う。 こちとら筋金入りの人見知り、なめんなよ。 悪い人達ばかりだという先入観はないけれど、 性格的に話しかけられる訳も無く、 適当な所にナチュラルに割り込ませていただく。 何が原因か、入場が始まったのは予定時刻より30分後。 エレベーター1台につき10人に満たない人数を運ぶ為、 存外時間がかかる。 ドリンク代500円を支払い、 半券とFC会員特典の記念バッヂ(緑)を受け取る。 この時、会員・非会員の区別をどうしてるのか気になった。 体から濃いヒラサワ好き臭が漂っていると考えるのも嫌だが、 それを嗅ぎ分ける能力を身に付けさせられたスタッフの不幸は …普通に番号だろうけど。 階段を降りてすぐに物販ブース。 特典付き『SP-2』を購入。 テスラ姉さん(平野さん)に応対いただく。 「お釣りナシかな?」との言葉に 「400円下さい(渡したのは4075円)」 とは答えられず(私の口調はキツイ)。 丁寧に袋に入れてもらい、 「帰ったら読むぞ~」とウキウキ。 ロッカー(500円玉限定。スタッフのお姉さんに 100玉×5と替えてもらった)に荷物を預け、 ドリンクチケをウーロン茶に換えて一気飲み、 ステージ向かって右端、フロア半分よりは前の方で開演を待つ。 BGMはW・カーロス風。 風というか、シンセの使い方からしてたぶん。 ステージは上手からミキサー、ギター(PHOTON、ICE-9)、 キーボード、グラビトン(『PHONON2550』同型。 核Pまで使ってたものの進化型?)、 金網で囲まれた何らかの装置。 「また面白そうなものを…」とニヤニヤしてたら暗転開演。 出囃子は平沢さんがタイで聴いたという 輸入テクノ(日本やアメリカの音楽を真似てるらしい)を 更に真似て作ったと思しきインチキ臭いニューウェーブテクノ。 タイっぽい音階に脱力。 set list 1.TOWN-0 PHASE-5 2.ロケット 3.RIDE THE BLUE LIMBO 4.Archetype Engine 5.達人の山 6.作業 (愚者の薔薇園) 7.帆船108 8.新曲(王道楽土) 9.新曲(聖馬蹄形惑星の大詐欺師) 10.庭師KING 11.夢みる機械 12.課題が見出される庭園 13.Kingdom 14.Nurse Cafe 15.CODE-COSTARICA 16.賢者のプロペラ 3 17.救済の技法 encore パレード 印象に残ったアレコレ ・のっけから「インヤー」。テンション上がる。 ・「ロケット」の発射音ズゴゴゴー!にときめく。 ・イントロでグラビトン使いまくりの 「RIDE THE BLUE LIMBO」、 あのギターリフで気付いた。強烈個性。 ・「達人の山」、♪愛のような~ 部分を 食い気味で歌ったのがツボ。 ギターソロもギュウ~と来てカッコイイ♪ ・新曲二つ目、リズムが変態で楽しい。 ・「夢みる機械」で気になっていた装置稼働。の前に 「パソコンがフリーズしました。再起動タ~イム。 待った甲斐はあると思います(客騒ぐ)。 久しぶりの(アミーガ)体操でしょうか(客騒ぐ)。 …あれぇ~?(客騒ぐ) ……(客がいちいち騒ぐ為)マイク切って下さい」。 オリジナルで笛の音を使っていた部分をこのテスラコイル (The Musical Tesla Coil Zeusaphone Z-60/site )で鳴らす。 発音により走る青紫色の放電が美しい。 電磁波を遮蔽する金網は照明により 一部、市松模様に見えてオサレ。 ビリビリした音はとってもインダストリアルで、 ギターとのソロ協演も良かった。 ♪エントロピー 部分は 「ハイル!」よろしく右手をテスラコイルに掲げる。 ♪銅線コイルのトーテムに一礼する でテスラコイルに一礼。 何においても主役はテスラコイルの一曲。 ・『賢者のプロペラ3』で唯一のデストロイ。 ボディにキックを入れる姿が凛々しい。 ・アンコール「パレード」を終えてアッサリ退場する平沢さんに 名残惜しく粘る客。 「出て来いヒラサワ!」といった失礼な言葉まで飛ぶ。 それじゃ出る気にならねえよ。 それでも出てくれた平沢さん(惚れる♪)は 心底忌々しげに客を見渡し、 「…やかましい。さっきの放電の意味はわかってるだろうな。 さあ、外はもう江戸時代だ。 黒ふ、黒船が来る前に帰りなさい」。 あと少しで噛んじゃって惜しい…(笑)。 他 ・衣装は全身黒のスタンドカラーシャツ、細身パンツ、 サスペンダー。ギター弾く時は右腕まくり上げ。 ・ドリンクはウーロン茶。 アクロバティックかつ高音続く楽曲群に ノドへの負担が相当かかっている様子。 ・グラビトンの車輪(動力)をグイッと回すも、 すぐには使わないスカシ技あり(充電出来るのかな?)。 既発アルバム満遍なく(『AURORA』はナシ)、 ほぼアップテンポでダンサブルな選曲で楽しかった。 テスラコイル、今回だけで倉庫にしまうのはもったいない。 またの機会を望む。 PR ![]() ![]() 忍者ブログ | [PR]
|