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2003年10月18日(土)
『撃ちてし止まぬ 出撃命令』 柏CLUB ZaX(千葉)

出演:死ね死ね団、ゲビル、denno:oblaat、鳥肌実
opening act エーツー

(著&撮影:なな様、よど様、協力:ブロイラー様)

登場後、
かっこよく両手を肩の高さで左右に広げるポーズを決め
「ハッ!」と言いながらオリオンビールケースに飛び乗り
「おはようございます!」と。
「今日は髪形が上手く決まってない
(ゲビル・若様のMCを参考の事)。
どうですか、みなさん。
一昨日までドレッドで活動してたんですよ」
「脱ぐのはねえ、ちっとも恥ずかしくないんですよ。
しかし、ここでまた着るってのが恥ずかしいんですよ」


・『ニイタカ…』でのネタが大半を占めていた
・似ていると声の高い及川光博について、
「私もアイドルとして真剣に意識している」と発言
・♪落書きの教科書と~ とひと節尾崎豊を歌い、
浜省だと真顔で嘘
・「全国ツアーでは出る気もないのに
立候補すると大ボラを吹いて虚しい意味の無い時間を過ごした」
・「夏江は露助にしか感染しないはずの
エキノコックスに罹っている」
・「みなさんに喜んでいただけるなら
警察沙汰なんて怖くない!」
・「本物の右翼になりたいんです!」
・玉砕スーツ、「潔白」の一部がほどけかけ
・出待ちでは、「どうしようもない男で、すいませんねえ。
明後日はもうちょっとしっかりやりますから」と…。


(撮影:よど様)


(撮影:なな様)

ゲビル・若様のMCより
「楽屋で鳥肌実に会ったんだけど、
いきなり女で困ってるとか人生相談されて
こいつとは深く関わらないようにしようと思った。
…鳥肌が楽屋で髪を櫛でとかしてたら、
バキッと折れて三秒くらい固まった後、
櫛を鏡に投げ付けてたよ」(よど様)

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2003年10月10日(金)九段会館

旧軍人会館である九段会館もまた、
去年の日比谷公会堂と同様にゴリゴリの雰囲気。
重厚な鉄の扉がまるで『地獄の門』(笑)入り口では
厳しく写真撮影と録音の禁止
(「MDでの」との断り書きもあり、過去の公演で
「(次のCDの為に)胸にMDをしのばせております」の発言が
思い出される。裏で売りに出されたりしてるのかなあ?)。

物販には万引き防止とも思える屈強の男性スタッフが二名、
応対はきれいなお姉さんと、極道風。
圧をかけられているようで恐い(笑)
そう感じるのは私の気が小さいせいだけども。
旭日旗に貼られた書「鐡の体躯を作れ ボディビル三島会」、
「お國の為に買いませう」に笑う。
今回まで「1000円以上お買い上げの方にはジム風ポスター

プレゼント」だったのが、
さらに新作の日の丸ステッカーまで。出血大サービス。

開演まで10分という所、席は埋まっていない。
私の席は1階ち列11番。
ちは‘散る’のち。負のパワーでGO!
徐々に席は埋まって満席。
私と同じ列に白ジャージのいかついお兄さんがいらして、
ちょっとドキドキ。

今回のツアーはより音量が大きくなり、
もっと低音が出れば爆音が地響きとなって迫力が増すだろう。
そんなに脅してどうするんだという気もするけど(笑)、
現在はそんな時局。度々北からミサイルだ。
てなわけで、開演。

暗闇の中、
緊張煽る轟音と時局を知らせる電信、モールス信号音。
恐い恐い。
玉砕スーツで現われた鳥肌氏、看板前で気合のキメ顔。男前!!
もうこの時点でテンションが違う。
上手ではさらに深いお辞儀をして、沖縄で調達したらしき
‘オリオンビール’のビールケースに立つ。
「言下…米出せ、金出せ、チンポ出せと
…国民を薬漬け、パチンコ漬けにし…」
宣戦布告文を読み上げるも、
最初から最後まで落ち着かず、
頭の振り過ぎで読んでた所を見失うなど、
とんでもないキ印ぶり。
「おわり!」で一旦退場。

サイレンで再登場。背面の国旗にピシッ!と敬礼。
「長い、動かない、どうしたんだ」の空気が流れ出したのを
察するかのように、お尻をクイックイッと動かす。
だから、そういうのはズルイんだって!(笑)
土俵入りを思わす動作、音も無いのにデスコダンスと、
滅多矢鱈に動き回る。テンション高いな~。
マイクのシールド、スタンド、ビールケース、
丁寧過ぎる程のチェックをし、「トオッ!」と飛び乗って
「おはようございます!鳥肌実です。
42歳厄年、青春真っ只中であります」と笑顔で語ったかと思うと
「エヘ~~ン!」と大泣き。何かと思えば
「この日本を変えるには土井たか子を殺すしかありません」。
ダダか。

「辻元清美、日本人である事が恥ずかしい?
北朝鮮に戸籍を移せばいい」
「10万人動員予定が3400人。
全国155ヶ所、細かく回ったのに、本当に…本当に…。
まだまだ行けると思ったんですけどねぇ。
自信喪失していたのですが、本日、最後となりましたけども、
こんなに多くの方に来ていただきまして。
共産党員の方、創価学会員の方、右翼団体の方、
いらっしゃると思いますが、
ここにお集まりいただいたのも何かの縁、仲良くしましょう」
「ホテトルを呼ぶ為に回っていたのではない。
昨夜も力士型の女でね、あまりの包容力に
幼児プレイに走りました」←ちょっとツボ(笑)

・2ちゃんねるで被っている害を話し、
話題は「本当に作ってるんですよ」のモールス信号喫茶へ。
(参考資料『演劇定点カメラ』)
「東京の鶯谷に『モールス信号喫茶 大本営』を設立致します。
施工は‘贅沢は敵だ’の精神で、安藤忠雄氏に依頼しました。
木造八階建、総ベニア造り。後は内装工事を残すのみです。
お客様がいらしたら従業員一同で
‘天皇陛下万歳!万歳!万歳!’、
お客様も‘帝国陸海軍万歳!
ばんざい、ばんざい…(デクレッシェンドな三唱)と。
エントランスの床には不破哲三と筑紫哲也の顔面、
これを両足で踏みにじっていただきます。
この同意書代わりの踏絵を拒否されますと、
頭上の九官鳥・アドルフが
‘ヒコクミン!ヒコクミン!ヒコクミン!’と鳴きまして、
憲兵兄弟が登場、お客様を巣鴨プリズンへ。
巣鴨プリズンは池袋サンシャイン60のB2ボイラー室。
ここに連行されますと、教育勅語を丸暗記するまで
カマを掘られ続ける。生きて帰れない訳です。

入店のお客様には早速旧日本軍の軍服を着装いただきます。
初回のお客様は二等兵、二回目からは一等兵、
十回でのらくろ上等兵の着ぐるみでございます。
女性は素っ裸になっていただきまして、
私の身体検査を受けていただきます。特に下半身を重点的に。
甲乙丙に段階を分けまして、
甲種合格完全未使用極美無比!の方、
私と別室に入り、ペニスバンドを装着。
乙の方は防空頭巾ともんぺ、
丙は貞操帯のみ装着となっております。
座席は向かい合わせの一直線。
ドリンクはフリーですが、水のみ。
この水は『硫黄島のおいしい水』。
プランクトン豊富で若干海水混じりのブランド品。
飲めば十分以内に赤潮が発生致します。
店内BGMはB29の爆撃音のみ。
モールス信号を打つ、戦場の雰囲気を味わっていただきます。
しかし、打つまでには課題が用意されています。
‘サクラサクラサクラ’を三回連続、
そして‘サクラマンカイハナビラダイカイテン’と、
15秒(?)以内に打てれば合格となります。
15秒以上かかった方にはペナルティがございます。
16~30秒台の方は中国残留孤児コース。
30年は退店できません。40秒台の方はシベリア抑留コース。
40年間みっちりと、当店経営のパン工場で
黒パン作りに従事していただきます。
50秒以上かかった方はサイパン島玉砕コース。
ことり事務所の負債を全部かぶり、自己破産していただきます。

こうしてモールス信号を打つ段階に移る訳ですが、
座席は向かい合わせの一直線、真向かいの方と
一切目をそらさず見つめ合って打ち続けておりますと、
ストレスがたまって参ります。
その場合はどうぞ、
上階に用意している熊の剥製を殴るなり蹴るなり、して下さい。
ただし、月に一度は本物と差し換えております。ご注意下さい。
長時間ご利用いただいたお客様には黒電話の使用を許可します。
しかし掛ける先は決まっております。
池田大作氏の家につながっておりますので、
受話器に打電機を押し付け‘シネオクニノタメニ’と、
こう打っていただきます。

一回のご来店につき、ラッパのマークのスタンプを押します。
五回のご来店で『アブラゼミの会』会員。
特典としましては、
地下のVIPルームへの出入りが自由になります。
ここでは映画『二百三高地』、『連合艦隊』、
『大日本帝国』(三本とも未確認。申し訳ない)から
鳥肌ディレクターズによる戦闘シーンのみを編集・上映、
色恋沙汰の場面は全面カットであります。
旧軍関係の方、召集礼状及び軍隊手帳をお見せいただければ
初回無料、屋上のVIPルームへご案内致します。
こちらは選りすぐりの従軍慰安婦に
ピンポン玉をアヌスに次々と入れてもらうという、
アナル専門の風俗店となっております。
ご来店の方は高齢者が予想されますので、
特製勃起薬『800キロ爆弾』を支給、制限時間は五分、
射精していただく、と。

この時点で大変な赤字が予想されます。
少しでも解消する為に、
深夜12時以降はヒップホップデスコへと。
朝までオール軍歌でございます。
ヒップホップは若者を呼ぶ為の撒き餌、
一歩入ればホップステップ玉砕。
オープン初日は海軍出身である中曽根康弘先生を
お招きしたいと思っております。海軍軍楽隊のSP盤を
延々六時間、蓄音機で楽しんでいただきます。
二日目は私、DJトリクリス42の登場です。
私のプレイは逆手スクラッチでありまして、ちゅくちゅくっと
(左手はヘッドホンを押さえ、
右手はレコード盤に見なしてスクラッチ。
やってる事は前戯/笑)、
吹いて吹かせて吹かせて吹いて、潮吹き鯨ナイト。
どうですか?かける曲は主にレベッカでございます。

アブラゼミの会、年中行事としましては、
8月15日の終戦記念日には揃って靖国神社公式参拝。
と、言いたい所ではありますが全国から右翼が集結、
リスクが高過ぎます。年に一度の参拝ならば
12月8日の開戦記念日にしたい。代わりに8月15日は
大花火大会を東京荒川のほとりで行いたいなと。
実際に打ち上げるのは花火ではなく大砲の弾、
川原からまずは代々木共産(社民か?)党方面に一万発、
信濃町大作クラブ方面に一万五千発、
六本木黒人たむろするバーにとりあえず一発撃ち込みまして、
夜11時を回り筑紫哲也が『ニュース23』で
多事争論をしゃべり始めたと同時に赤坂TBSスタジオに向けて
全弾撃ち尽くしと、こう考えております。

12月8日の開戦記念日にはアブラゼミの会全員、
旧日本軍の軍服を着装、靖国神社大鳥居前に集合、
正門から本殿まで軍隊式行進で進み、
「全体足踏み止まれ!気をつけ!英霊に対して、捧げ筒!」。
参拝を終えてそのまま皇居前まで行進。
天皇陛下万歳、三唱していただきまして、私の振舞う大吟醸
『玉の砕け』で酒宴を催したいなと。
そこから成田空港まで行進、
途中表参道ブルジョア気取りが鼻につくオープンカフェ前で
昼食タイム、日の丸弁当を支給致します。

成田空港から731部隊、ハワイの真珠湾を目指します。
機長は原爆が広島に投下されたその日、
神風特攻隊に配属になっていたが無念にも、
敵艦に体当たりする事なく、終戦を迎え、
毎晩沖縄に集結している敵艦隊に
命中する夢ばかり見続けているという、
ゴリゴリの猛者であります。
飛行中、ミッドウェイ海域上空で
アメリカ第七艦隊を発見した場合、間違いなく急降下、
空母エンタープライズの土手腹に突き刺さる事は間違いなく、
アブラゼミの会全員、靖国神社で再会する訳でございます。

無事に到着しましたら、真珠湾に沈んでおります戦艦
アリゾナまで潜っていただきまして、
アリゾナをバックに水中記念撮影。
その後ロイヤルハワイアン最上階のスカイラウンジで
牛フィレステーキを頬張るアメリカンヤンキーを横目に、
私が持って来たサツマイモの天ぷらをむさぼり食い、
「今日はごちそうだあ!」と叫んでいただきます。
最後には「日本は戦争に勝ったんだね」と一言。
これにて全プログラム終了でございます。

「ん?ん?…宇宙のエネルギーが、
この会場を満たして参りました。
ハ~~~~、気持ちいい~~~~~!
おま~ん、た!おまんた~で朝日が昇る、隅から隅までコンバンワ
満潮満潮、ロイヤルロイヤルでございます!」
「オンエアバトルに用意したネタです」と初めて眼鏡を外す
(私、オペラグラスでじっとり見ておりました)。
すると、ダラッとよだれ!久しぶり!
(しかし、よどからは「おとり隊長でよだれ」と。どっちだか?)

おなじみの一言ネタを三つ、
「二部は歌謡ショーとなっておりまして、
ラウドネスのナンバーをアカペラで」などと言いながら
口元のよだれを拭い(笑)、一礼して去る。
二部のおとり隊長は絶叫にも似た、
より深まったキチガイの主張、
ラストの「イマジン」はキレイな流れ星ヘア。
終演を迎え拍手で送り出し、席を立つ。

物販でDVD『玉と砕けよ』とパンフを買おうと思ったが、
待ってられない。あれだけ混雑するなら
整列させた方がいいんじゃないか?また次の機会に購入しよう、
と会場を出ると霊柩車!
「これは…待っててくれと言わんばかりの」と笑みが漏れる。
そうでなくとも、よどと会う予定になってるので、
ボッサリ待つ事にする。聞き上手の可愛らしいよどから
ジム風ポスターをカツアゲし、
知覧土産の戦闘機バッヂをいただく
(鹿児島には『知覧特攻平和会館』があり、
美しい壁画『知覧鎮魂の賦』が展示されている。
遠征するよどに「見て来い!」と命令)。
お土産は一番人気という陸軍四式戦闘機疾風。
その価値はサッパリわからないけれど(笑)、
説明文に「終戦後連合軍が最高の性能評価」と。たぶん、凄い。

そんなこんなで搬出終了、
30分も待たずに鳥肌氏登場の風が吹き出す。
花道が作られ、私も構成員に。
パジャマ姿で現われたカリスマは「ありがとう!」と回転、
全ての人に顔を見せてくれる。親切!
サインや握手を交わし、霊柩車の運転側に移動、
私も追って移動。
するとお嬢さんに「誰ですか?」と。
私は瞬時に選択肢がふたつ浮かび
(車内運転席に鳥肌氏、助手席にスタッフ)、
「どっちですか?」と聞き返すと、答えに困っている。
私も困る。
なぜならば、そのお嬢さんが
鳥肌氏を知っているかいないかがハッキリしないからだ。
まぁ、スタッフについて訊かれたら答えられないんだけども。
うやむやなまま黒塗りのセンチュリーを先導に霊柩車は発進、
「ミュージシャンかなあ?」という愉快な疑問を耳にしつつ
(野次馬だったらしい)、信号待ちの運転席で
懸命に手を振り笑顔で答える鳥肌氏を遠くから眺める。
泣けて来るなあ。
しかしラストメッセージは「私の悪口を言わないように!」。
ガッカリだよ(笑)
後はよどと「どこかで話しましょうか」と店を探すも
どこも満席。
「失敬だな」、まんじりともせず歩くだけ歩いて
地下鉄の駅でお別れ。またどこぞでよろしく。

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2003年8月29日(金)日比谷野外大音楽堂

3日連続の鑑賞も今日で終わり。
去年は豪雨のち快晴というドラマチックな天候。
今年は晴れたけど、なんと蒸し暑い事か。
日比谷公園内の池のほとりを歩いていると
突然ブリッ!ガササッ!と大きな音。
「なんだ?」と目を向けると、セミ。
追って黒猫ちゃんが出て来た。黒猫ちゃん、楽しそう。

微笑ましいハプニング(セミは受難)を抜け、会場へ。
やはりカメラ付き携帯使用に厳しい目が向けられている。
会場後方でなな様に到着の報告をする為
メール作成をしていると、私の最低限機能しかない携帯にまで
チェックが。あまりにも疑われ続けるとムカついてくる。
こんなに真面目に生きてるのに…(ちょっと嘘)。
少しだけなな姉妹と秘密のお話をして、着席。
B2列67番。表情を見るにはちと遠い。
オペラグラスで頑張ろう。

開演。爆音、モールス信号音が官庁街に響き渡る。
鳥肌氏登場、国旗に敬礼。
ビールケースの位置を「アッハッ」と奇声を発しながら正し、
昇って宣戦布告の儀。
「言下…北朝鮮は怪しい船舶で阿片を持ち込み国民を薬漬け、
パチンコ漬けにし…」一礼して一旦退場。
サイレン音の後、再登場。下手上手にお辞儀をして
勢い良く「トオッ!」とビールケースに飛び乗り、
「おはようございます!鳥肌実です。42歳厄年。
青春の真っ只中であります」。

・「この日本を変えるには土井たか子を殺すしかありません」
・「人気者になりたいばっかりに、右翼のフリをして来ました。
しかし、それが間違いであった事を昨晩の大宮公演を終えて、
夜中のコンビニで気づかされました。
昨日までの私は忘れてください」
・「次期衆議院議員選挙に立候補致します。
無所属廃人前科二犯ではありますけれども」
・「今日は面白可笑しい事は一切申しません。
お笑い芸人ではございません。ひとりの政治家として…」
・「切羽詰まっております。
切羽詰まった日本には切羽詰まった指導者。
私、性病科で診察を受けた所、
 ‘キミねぇ、これ慢性化しておるよ’と。
皆さん、私の淋病はもう治らないのでしょうか!
(↑切ない叫び)
毎食後一日三回、抗生物質を飲んでおります。
本当に抵抗力が落ちてきております」

・「辻元清美、あの腐ったトンカツの匂い。
あの女はね、赤い赤い左翼セクトの愛人に血税を注ぎ込んで、
その金は愛人を通して北朝鮮に送られておった。
‘総理!総理!’と、鈴木宗男氏には
 ‘あなたは疑惑の総合商社ですか’とね、
胡散臭い関西弁でまくし立てて、
あの偉そうな態度は一体なんなんだと。
そういう事だったんですよ。
‘私は日本人に生まれてきた事が恥ずかしい’とね、
売国奴だった訳ですよ。
私はも~、憤りが沸点に達しましてね、
引きつけを起こしてしまいました。満員電車の中でね、
’アッ、ハッ’と、天突き体操を始めた所、
ドーナツ化現象が起きました。
こうなったら留置場で面会を申し込んで一言、
‘一発やらしてくれないか’と。
えぇ、またつまらない冗談を言ってしまいました」
・佐渡島公演ではお客11人の前で、濃密な空間を過ごす。
いかついオヤジに凄まれたり、
旅館に宿泊拒否されたりとサンザン。

・「NYでも公演を行いまして、ニューヨークタイムズ誌には
こ~んな(指で枠を表現。大きさがどんどん小さく)、
え、載りませんでしたけども。
ニッティング・ファクトリーという、大きな所で
ミスター神風としてパフォーマンスをやってきました。
六尺褌に竹槍を縛着しまして、
背中にラジコンの模型を背負って、非常にわかりやすい。
言葉は日本語で通しました。通じないから言いたい放題ですよ。
 ‘お前達白ブタ黒ブタは生きておらんでもよい!’
調子に乗ってね、‘リメンバー、広島長崎!’と言った途端に
客席からシットとファックの連発、
中指立ててる奴ばっかりでねぇ、
すぐにいつもの鳥状態(オロオロと動揺)に戻りまして、
パッと六尺褌を振り解いて四つん這いになりまして、
アヌスを客席に向けて‘オッケーカモン、レッツゴー、
レッツゴーファックミー’と、黒人にディープサーチされた後、
店を放り出されまして、サウスブロンクスの黒人に
ケツの毛まで抜かれて、シェラトンホテルに逃げ帰ったという。
もう二度と行く事はないと思います」

「NYのグラウンド0にも行きまして、
‘ここでアルカイダの戦士達が亡くなったんだなあ’と、
 ‘ビンラディン、ばんざ~い!’と、
やったかどうかは皆さんの想像にお任せします」
「街を歩いておりますと、‘I love NY’とね、
ハートマークの入ったロゴのTシャツを着ている人間が多い。
これは日本語に訳せば‘天皇陛下万歳’ですからね、
すごい愛国心ですよ。日本で私がこのスーツを着て歩いたら
‘キチガイ’だの‘似非右翼’だの‘ウジチンポ’だのとね、
ボロクソに言われる。
先日、この服でエルメスの店に入って
‘キーホルダーはございませんか?’と聞いた所、
店員は‘お引き取り下さい’と、門前払いですよ。
私を見て‘センスのいいお召し物ですね’と、
こう言われる時代にならなければいけない」

・「知名度を上げる為でも、メディアの力を一切借りない
という方針でやってまいりましたが、
やはりテレビCMしかないなと。経費節約で
自宅の潰れかけのビデオデッキでシコシコと作成しまして
(と、ここで何度も上空を行き来しているヘリコプターに)
撃てえ!!という訳でありましてね」撃墜命令。
・「なんで私はこんな風になっちゃったんだろうとね、
考えていたんですけども。
中学2年の担任の上坂という教師がおりまして、
こいつのせいなんじゃないかな、と。
日教組に入っておりまして、ストライキストライキと、
給料を上げる事しか考えてない。授業では日本の植民地支配、
強制連行、従軍慰安婦問題と、
自虐的歴史観の三点セットに五時間は費やす。
つまらないので『我が闘争』を読みふけっていたら
ツカツカと歩み寄って来てね、‘何を読んでる。
こんなもの読んでるからみんなにいじめられるんだ。
後で職員室に来なさい。
先生が『ファーブル昆虫記』を貸してやる’とね、
くだらない図鑑を渡されて、
おかげでとんでもない昆虫マニアになってしまった。
同級生にはさらにいじめられるようになって、ロクでもない」
「皆さんは結構、『君が代』歌えるでしょ?
ワールドカップでも選手達が堂々と歌っていた。
私は今、ある事情で
東京ドームで警備のバイトに出てるんですけども、
日ハムの試合では五回目に『君が代』を歌ってるらしい。
私の世代はおいそれと歌えない。そんな時代でしたから」

以降は前二回の公演と同じ。
ラストの「イマジン」。野音には緞帳が無い。
どうするのかと思ったら
ショルキー(=ショルダーキーボード)!
肩に掛けて演奏出来るのがメリットのはずが、
横にしないと弾けないのか(笑)、横座りでピロピロ~。
ハッと思い出して立ち上がり、マイクスタンドに近づいて歌。
ひっくり返る高音がウケている。
無事演奏し終えて深くお辞儀。逃げるように舞台から消えるも、
ショルキーの電源がオンのまま。
ペッペ~と間抜けな音が漏れてうやむやな終わり方。
「ソーラン節」流れる中、終演の知らせに
客席から「え~?」の声。パラパラの拍手が可笑しい。
で、この大オチ、人によって微妙な解釈の違いがあって。
例えば7様。
歌詞(対訳頁)のボーダレスなとこから、
「全ての海は日本海ー!
全ての土地は大日本帝国ー!」と(笑)。
そう云われればそうだ。

お知り合い近衛兵の皆様に挨拶にならない挨拶をした後、
誘われて出待ちへ。しかし間が持たない。
(頼まれちゃいないんだけど)無駄に喋るのも気を使うのも
ストレスにしかならないので、「帰る!」と去る。
報告では一時間以上待った挙句に、
ほとんど姿を見る事も出来ない早業で
センチュリーは疾風の如く、走り去って行ったそう。
ところでセンチュリーって
パジャマ姿で運転するような車なんだろうか?(笑)

溌剌とした声が印象的な公演。ラストの九段までひと月半。

***

2003年9月2日(火)横浜・関内ホール
報告によりますと、観客が上品なのか、反応が大人しく、
終わらせようとして興味を引く
「はい、そうゆうわけで~」を数回発言したそうな。
他、
・「昨晩呼んだホテトル嬢は力士体型でチェンジして~」
・「今日はポマードのノリが悪い!
そういう日はろくな事がないんだよな~。
さっさとチンポ出して帰ろうかな~」と
舌打ちしながら髪を櫛で梳かす



出待ちにて。
よ~く見ると星条旗柄です。
(報告&撮影:なな様)

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2003年8月28日(木)さいたま市民会館おおみや

昨日と同じく、仕事を終えてから会場へ。
「こっちは風俗街なんだよな~」などとハデなネオンを横目に、
ウキウキしながらズンズン歩く。
裏口に黒塗りのセンチュリー発見。
帰りにじっくり観察しようと思う。
正面玄関ではまたも携帯電話使用を厳しく禁ずる声。
本公演では撮影禁止!
物販は相変わらず混雑。新パンフ&DVDはまだお預け。
新作ステッカーを物欲しげな目で見やりながら場内へ。
や~、今日は最前列ですよ。1列21番。
ちょいセンターから外れたとこ。

開演。オープニング、宣戦布告。
マイクに眼鏡をカチカチいわせて、しばらく話し出さない。
鼻息も荒い。
最前列なので巻紙のヨレヨレ具合、
補強のセロテープまで見える。
赤の入った原稿を懸命に読み、一旦退場。
再登場で深くお辞儀。
オッ、上手へのお辞儀に変化!
土俵入りのようなアワ踊りのような(笑)
「トオッ!(とビールケースに乗る)
おはようございます!鳥肌実です。42歳厄年。
青春の真っ只中であります」
テンション高めで演説開始。

・この日本を変えるには土井たか子を殺すしかありません。
辻元清美、国会で「総理!総理!」とね。
あの腐れどぶまんこの、腐ったトンカツの匂い。
左翼の、左翼セクトの、赤い、左翼の、赤くさい、
左翼セクトの、赤かぶれ左翼の(しつこい/笑)
愛人に血税を横流し、
全て万景峰号に乗せて北朝鮮に送っておった。
満員電車の中、東スポのこの記事を読んでおったらも~、
怒りでヒャッ!ハッ!アアッ!とね、ひきつけを起こしまして、
体をほぐそうと、こう、天つき体操をハッハッと
(両腕で天を押し上げる動作)しておったら
私の周りからスーッと人が引いて行きましてね、
ドーナツ化現象を起こしたわけです。

・北は樺太、南は尖閣諸島までの全国行脚。
立候補地選出の為であったが、
「公演をやればやるほど動員が減る。
しかし今日はこれだけ多くの方にお集まりいただきまして、
決心致しました。私はこの、大宮から立候補したいと思います。
立候補には368万必要なのですが、
私の郵便貯金残高は168万、200万足りません。
皆様、お金(お力、かも)を貸して下さい!」

・(創価学会員ばかり出すようなテレビは相手にしない、
という前フリの後)一番有効な宣伝方法は何かなあ、と。
テレビCMしかないんじゃないかと。
自宅の潰れかけのビデオデッキでね、
映像を編集して作りました。
オープニングはモールス信号で
「ニイタカヤマノボレ、トラトラトラ…」、
画面は真っ白でね、真ん中に私の顔面、その顔がね、
段々赤く染まって行く。
最後にはね、真っ赤になって日の丸になる。
文字情報は一切ございません。
このビデオを全国のテレビ局に送ったら全部却下。
モールス信号音が戦争を想起させるからいけない、
お年寄りが心臓発作を起こしたらどうするんだとね、
私はそれを狙っとるんだよ。家族に疎まれた老人達がね、
老人ホームでボケーッとテレビを見ておる。
そこへ突然モールス信号が
ツーツッツーツーツーとね、聞こえる。
老人は「ハッ!」と立ち上がって
38式自動小銃(?)を持って隣の民家に突っ込む、
こんな頼もしい事はないのです。

・インターネットといえば2ちゃんねる。
公演中に客席の後ろの方でノートパソコンを開いて、
何をしているのかと思えば
私の発言をリアルタイムで送信しておる。
そんな事をされたら商売上がったりなんだよ。
仕事だけじゃなくてね、プライベートでも、
先日中学2年生の子とセックスしておったら、
一回終わる度にノートパソコンを開いて
パチパチパチパチやっておる。
メールでも送ってるのかな~と画面を覗き込んだら、
やっぱり2ちゃんねる。
私の腰の動きが虫みたいでおぼつかないとか、
陰毛の形状やアヌスのシワの数まで事細かに書き込んでおる。
パソコン一台で商売が成り立つなら私もと、
モールス信号喫茶『大本営』を設立します。

途中ハデに咳込む場面あり。一部、二部、つつがなく終了。
ラストの「イマジン」では、歌い終わって深くお辞儀をした後、
顔を上げて客席に視線を移し、
バツが悪そうにタタッと逃げ帰ったのだけど、
この去り方が本当に「尻尾を巻いて逃げる」風で可笑しかった。


・NY公演の話。
グラウンド0で「ビン・ラディン、ばんざ~い!!」。
・モールス信号喫茶開店、アブラゼミの会発足。
・佐渡島公演の話。
・中座した客に「どうしました?創価学会員の方?
何か問題があるなら土下座しますよ。(答えず去る客)
どこから銃口が向けられているかわかりませんからね」。
しばらく後に戻って来た客に再び質問する。しつこい(笑)
などなど。

盛況の物販を通り抜け、
昨日の前橋公演のアンケートを提出してサッサと外へ。
「今日は動きに変化があったな~」とニコニコで裏口へ。
早くも出待ちのお姉さん達が。
駐車のセンチュリーを軽く観察し、
ナンバープレートに絶句&含み笑いで帰る。
さ、明日は恒例の野音公演だ。

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2003年8月27日(水)前橋市民文化会館 小ホール

前評判の良さに期待しながらも、
疑い深く「いや、この目で確かめるまでは!」。
の、割にはニヤケ顔で高崎線乗車。
早速新たに設けたモバイルBBSに近況を書き込む。
「いいヒマつぶしだな~♪」、ひとりご満悦。

19時近く、前橋駅に到着。
まだ人の少なくなる時間ではないはずが、閑散としている。
ホンットに人通りが少なくて、
「ここらへんのヤングはどこで遊んでるんだろう?」。
会場に着くがやはり、人が少ない~(寂)
本当に今日公演あんの?

入場。録音や撮影を厳しく取り締まる声の中、
入ってすぐの壁に旭日旗、
そこに貼られた鳥肌氏直筆と思われる数枚の書
(「物販はこちら」、「戦車兵募集」など)に迎えられる。

物販は、軍服を着せて
頭部に写真の切り抜き(顔部分)を貼っつけたマネキン、
勇ましいBGM(軍歌?)と、凝った演出がなされている。
一部スタッフのTシャツには大きな「鳥肌」プリント、
めちゃめちゃ羨ましい!売って!

拡声器で携帯電話の電源を切るよう、何度も促す係員、
これ見よがしに客席を歩き回るお兄さん
(「私を見て!」の空気を発散)…落ち着かない。
余計な情報を遮断し、無の境地にて開演を待つ。
席は3列15番。客の入りを確認したかったが、
振り向く訳に行かず。

ステージ上方には『鳥肌実 時局講演會』、
その下に大きな日の丸、脇には立て看板と、シンプル。
爆音、モールス信号音、鳴り響く物々しい雰囲気の中、
鳥肌氏登場。
舞台背面の大きな日の丸国旗に敬礼、
ビールケースの位置を正して昇り、宣戦布告の儀。
巻紙を取り出すも怒りに震えているのか、鼻息荒く、
なかなか読み出さない。
あまりの長い間(ま)に、客が耐えられず笑ってしまう。
ズルイなあ(笑)

「言下…」、以降使用言語難しく内容覚えられず。
「米出せ、金出せ、チンポ出せ」。
北朝鮮の蛮行にガマンならず、戦争をしかけるらしい。
ひと通り読み終え、一旦退場。

サイレンの後、再登場。下手上手、それぞれに深くお辞儀。
ビールケースに「とおっ!」と右腕を上げて元気良く飛び乗る。
・「おはようございます!鳥肌実でございます」
言いながら恥ずかしくなったのか、片手で顔を隠す仕草。
「42歳厄年、青春真っ只中でございます。
今の日本を変えるには、土井たか子を殺すしかありません」、
いきなりの殺害通告。
また、辻元清美の愛人がピョンヤンに
(日本の)血税を横流しているという、東スポの記事を
真正面から受け止め、社民党の北朝鮮擁護を批判。
・「人気者になりたいばっかりに、
右翼のフリをして参りました。
今思えば本当の事を言った記憶がございません」
・毎日のように、移動に高速道路を使うという事で、
道路族の野中広務に一言ありそうだったが、オチまで行かず。
釈放された鈴木宗男にも触れるが、特にこれといった話はなく。

・「バラエティ番組に出られないのなら、
政治家となって報道番組に映り込むまで」と、
無所属廃人前科二犯、自己破産の男が意気込む。
・全国をくまなく巡る講演会の目的は立候補地を選定する為。
10万人動員を目論むも、
「現時点で3000人(?)にも満たない。
どれだけ目算と違うのか」。

・佐渡公演にて。連日の公演で疲労の鳥肌氏、
渡島の舟「おけさ丸」で横になっている。
「毛布にくるまって寝ているとね、なんか頭がモゾモゾする。
虫でもいるのかな~と思っていると、幼児の声で‘
アブラべたべた、アブラべたべた’と、
指でグリグリグリグリやっておる。私は大人ですからね、優しく
‘やめなさい。ね。これは大人の大切な紳士のたしなみなんだ。
坊やも将来使う事になるんだから’と諭すと
‘この人ヘン!この人ハゲてる!’と言うもんだから、‘来い!’と
デッキに連れて行ってビシビシと豚足チョップを入れておると
父親らしき人物が現われて
‘タケシ、やめなさい。その人キチガイだから’って。
どうしようもないバカ親子。
少年犯罪が増える訳だと呆れていると、そこに老夫婦。
夫の方はな~んか、野菜売りのような格好でね、
‘アンタ、どっかで見た事あるなあ。
あの、演説する人、鮫肌実!’と言う。
すると妻の方がね、‘違うわよ!鳥山実さん!’て。
名前を間違えられた事に憤慨はしたんだけれども、
私の格好がね、
アシックスのジャージにランバードのTシャツ、
片手にスポーツ新聞でしょ?いわゆる普通だった訳ですよ。
スッと立って‘鳥肌実でございます!’とやる訳にはいかない。
ドすまして‘違います。旅行です’そう言って『同期の桜』を
1番から20番まで一気に歌い上げて佐渡島に着いた訳です。

公演はお客様11名ほど来ていただきまして、
会議室にパイプ椅子を並べてこじんまりと。
「佐渡島と拉致被害」というタイトルで演説を始めますと、
最前列真ん前に龍虎似の、ピアスポーツのトレーナーを着た
いかついオヤジが座ってまして、右翼的な発言をする度に
‘その通り!その通り!間違いない!その通り!’とね、
掛け声はありがたいんですけれども、過激な発言をした後に
オチを言ってひっくり返すのがパターンじゃないですか。
オチを言う前に‘その通り!その通り!’とね~、
結局オチを言えず終いで一時間半経過してしまった。
すると後ろの方から、
これまた毒蝮三太夫似のいかついオヤジがね、
‘お前芸人だろ?オチねえのかよ!’。
怒鳴られて私がこう(体を揺らしてプルプル)、
挙動不審になっていると前の龍虎似のオヤジが振り返って
‘うるさいのう!行儀良く先生の話を聞かんかい!’と、
あっちとこっちで険悪な雰囲気になっておる。
頼りのガードマンはシルバー派遣から来たような
80過ぎのじいさんがボッサリ立ってるだけ。
会場が暴走しても一切期待できない。

私が間に入って‘わかりました。内容を変えます’と、
「佐渡島と遠洋漁業」と、当たり障りのない話題に変えますと、
龍虎似のオヤジが立ち上がって、
‘先生、もうお開きにしませんか’、
‘わかりました、すぐ終わりますから’、
‘それと先生、そのスウツ(玉砕スーツ)、
ふざけ過ぎとちゃいますか?’と凄むもんだから、
‘マネージャー、ジャージ持ってきて’。
その場で着替えまして、
予約していた旅館にジョギングで逃げ帰りました。
が、宿泊拒否されまして、
フェリーにも乗り遅れ、イカ釣り漁船で富山港に帰ると。
踏んだり蹴ったりの公演ではございましたけれども」。

『オンエアバトル』出演時に使う予定の一言ネタ
「飼っていたシャム猫が、犬だったことが判明致しました」、
「黒人は海に沈むんです。今のはユダヤジョークです」
「福山通運のトラックに、幅寄せされました」を披露して
一部終了。
「すぐ、すぐですから!帰らないで下さいね」とお色直しへ。
二部に突入。

幕間で流れるのは爆撃音や軍歌。
スタッフが落語の舞台で見るような、
演者・演目を記した紙をめくる。
『正三位勲二等功二級 鳥肌実中将』
上官と参謀らしき人物の声だけが流れる。
戦況を変えるには戦艦大和を犠牲にするしか方法がないという。
そこで鳥肌実中将をおとり隊長として任命。
多くの「異義なし!」の中、ひとりだけ「異義あり!」。
鳥肌氏、海軍の軍服姿で登場。おとり隊長としての半生を語る。
「線香上がった頃に戻って来るんだよ」。
息を詰めて話すから顔真っ赤!しかも寄り目!
きっとどの場面よりも一番のキチガイ度。

一旦緞帳が下りる。
流れるは子供がドイツ語で歌う『ちょうちょ』。
うっかり写真集『廃人玉砕』の
「公団をライトアップしました」が頭に浮かぶ。
そして『イマジン』のイントロが。
緞帳上がって現われたのは電子ピアノ。明るい照明の中、
流れ星ヘア、白ブリーフ、黒靴下姿で登場。
椅子に座って主旋律を弾き、歌う。
歌詞も音程もめちゃくちゃ。とんでもない裏声出すのに、
キメであるはずのスキャット部分はピアノ任せと、
スカシのテクニック総動員。
一本か二本の指で弾いているのを確認後、
足元はどうなんだと目をやるとやっぱり内股!
細かいとこまで行き届いております。
演奏後、深く一礼し、肩を落として静かに退場。
客出し音楽は「ソーラン節」。

他、
・「万景峰号着岸で騒然としておりますけれども、
全員放水で流してしまえばいいんです。
家族を取り戻すには一つの方法しかありません。
北朝鮮を日本にする事です」
・「インターネットカフェ。
パソコン1台で商売が成り立つなら、
私もモールス信号喫茶『大本営』を設立します」
・「おま~ん、た!おまんた~で朝日が昇る、
すみからすみまでコンバンワ~」踊る。
・一番効果的な宣伝方法としてCM放映。
「文字情報は一切ございません」。
・あれだけしくこく携帯使用を禁じたのに、
まんまと鳴らしたお客。
鳥肌氏は「ん?ん?」と挙動不審(笑)
・政局を斬る場面で「そうだ!」と客席から何度か声が飛ぶ。
などなど。

宣戦布告で始まり平和賛歌で締めるという、
プラマイゼロの全く無意味な主張で煙に巻かれた今回、
なんとオイシイ公演だったのかと。
鳥肌氏の芸を全て見せてもらったような。
しっかりした構成で、次のエピソードへの繋ぎはバッチリ!
これなら連日の公演を乗り切れるだろう、と興奮の極み。
会場を出ると、
開演前に客席でアピールしていたお兄さんが
何やら訴えかけている。
しかし何を言ってるのか聞き取れない。
小さな人だかりは出来てたけど…。
サッサと帰って明日に備える事にする。

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