![]() 2003年8月29日(金)日比谷野外大音楽堂 3日連続の鑑賞も今日で終わり。 去年は豪雨のち快晴というドラマチックな天候。 今年は晴れたけど、なんと蒸し暑い事か。 日比谷公園内の池のほとりを歩いていると 突然ブリッ!ガササッ!と大きな音。 「なんだ?」と目を向けると、セミ。 追って黒猫ちゃんが出て来た。黒猫ちゃん、楽しそう。 微笑ましいハプニング(セミは受難)を抜け、会場へ。 やはりカメラ付き携帯使用に厳しい目が向けられている。 会場後方でなな様に到着の報告をする為 メール作成をしていると、私の最低限機能しかない携帯にまで チェックが。あまりにも疑われ続けるとムカついてくる。 こんなに真面目に生きてるのに…(ちょっと嘘)。 少しだけなな姉妹と秘密のお話をして、着席。 B2列67番。表情を見るにはちと遠い。 オペラグラスで頑張ろう。 開演。爆音、モールス信号音が官庁街に響き渡る。 鳥肌氏登場、国旗に敬礼。 ビールケースの位置を「アッハッ」と奇声を発しながら正し、 昇って宣戦布告の儀。 「言下…北朝鮮は怪しい船舶で阿片を持ち込み国民を薬漬け、 パチンコ漬けにし…」一礼して一旦退場。 サイレン音の後、再登場。下手上手にお辞儀をして 勢い良く「トオッ!」とビールケースに飛び乗り、 「おはようございます!鳥肌実です。42歳厄年。 青春の真っ只中であります」。 ・「この日本を変えるには土井たか子を殺すしかありません」 ・「人気者になりたいばっかりに、右翼のフリをして来ました。 しかし、それが間違いであった事を昨晩の大宮公演を終えて、 夜中のコンビニで気づかされました。 昨日までの私は忘れてください」 ・「次期衆議院議員選挙に立候補致します。 無所属廃人前科二犯ではありますけれども」 ・「今日は面白可笑しい事は一切申しません。 お笑い芸人ではございません。ひとりの政治家として…」 ・「切羽詰まっております。 切羽詰まった日本には切羽詰まった指導者。 私、性病科で診察を受けた所、 ‘キミねぇ、これ慢性化しておるよ’と。 皆さん、私の淋病はもう治らないのでしょうか! (↑切ない叫び) 毎食後一日三回、抗生物質を飲んでおります。 本当に抵抗力が落ちてきております」 ・「辻元清美、あの腐ったトンカツの匂い。 あの女はね、赤い赤い左翼セクトの愛人に血税を注ぎ込んで、 その金は愛人を通して北朝鮮に送られておった。 ‘総理!総理!’と、鈴木宗男氏には ‘あなたは疑惑の総合商社ですか’とね、 胡散臭い関西弁でまくし立てて、 あの偉そうな態度は一体なんなんだと。 そういう事だったんですよ。 ‘私は日本人に生まれてきた事が恥ずかしい’とね、 売国奴だった訳ですよ。 私はも~、憤りが沸点に達しましてね、 引きつけを起こしてしまいました。満員電車の中でね、 ’アッ、ハッ’と、天突き体操を始めた所、 ドーナツ化現象が起きました。 こうなったら留置場で面会を申し込んで一言、 ‘一発やらしてくれないか’と。 えぇ、またつまらない冗談を言ってしまいました」 ・佐渡島公演ではお客11人の前で、濃密な空間を過ごす。 いかついオヤジに凄まれたり、 旅館に宿泊拒否されたりとサンザン。 ・「NYでも公演を行いまして、ニューヨークタイムズ誌には こ~んな(指で枠を表現。大きさがどんどん小さく)、 え、載りませんでしたけども。 ニッティング・ファクトリーという、大きな所で ミスター神風としてパフォーマンスをやってきました。 六尺褌に竹槍を縛着しまして、 背中にラジコンの模型を背負って、非常にわかりやすい。 言葉は日本語で通しました。通じないから言いたい放題ですよ。 ‘お前達白ブタ黒ブタは生きておらんでもよい!’ 調子に乗ってね、‘リメンバー、広島長崎!’と言った途端に 客席からシットとファックの連発、 中指立ててる奴ばっかりでねぇ、 すぐにいつもの鳥状態(オロオロと動揺)に戻りまして、 パッと六尺褌を振り解いて四つん這いになりまして、 アヌスを客席に向けて‘オッケーカモン、レッツゴー、 レッツゴーファックミー’と、黒人にディープサーチされた後、 店を放り出されまして、サウスブロンクスの黒人に ケツの毛まで抜かれて、シェラトンホテルに逃げ帰ったという。 もう二度と行く事はないと思います」 「NYのグラウンド0にも行きまして、 ‘ここでアルカイダの戦士達が亡くなったんだなあ’と、 ‘ビンラディン、ばんざ~い!’と、 やったかどうかは皆さんの想像にお任せします」 「街を歩いておりますと、‘I love NY’とね、 ハートマークの入ったロゴのTシャツを着ている人間が多い。 これは日本語に訳せば‘天皇陛下万歳’ですからね、 すごい愛国心ですよ。日本で私がこのスーツを着て歩いたら ‘キチガイ’だの‘似非右翼’だの‘ウジチンポ’だのとね、 ボロクソに言われる。 先日、この服でエルメスの店に入って ‘キーホルダーはございませんか?’と聞いた所、 店員は‘お引き取り下さい’と、門前払いですよ。 私を見て‘センスのいいお召し物ですね’と、 こう言われる時代にならなければいけない」 ・「知名度を上げる為でも、メディアの力を一切借りない という方針でやってまいりましたが、 やはりテレビCMしかないなと。経費節約で 自宅の潰れかけのビデオデッキでシコシコと作成しまして (と、ここで何度も上空を行き来しているヘリコプターに) 撃てえ!!という訳でありましてね」撃墜命令。 ・「なんで私はこんな風になっちゃったんだろうとね、 考えていたんですけども。 中学2年の担任の上坂という教師がおりまして、 こいつのせいなんじゃないかな、と。 日教組に入っておりまして、ストライキストライキと、 給料を上げる事しか考えてない。授業では日本の植民地支配、 強制連行、従軍慰安婦問題と、 自虐的歴史観の三点セットに五時間は費やす。 つまらないので『我が闘争』を読みふけっていたら ツカツカと歩み寄って来てね、‘何を読んでる。 こんなもの読んでるからみんなにいじめられるんだ。 後で職員室に来なさい。 先生が『ファーブル昆虫記』を貸してやる’とね、 くだらない図鑑を渡されて、 おかげでとんでもない昆虫マニアになってしまった。 同級生にはさらにいじめられるようになって、ロクでもない」 「皆さんは結構、『君が代』歌えるでしょ? ワールドカップでも選手達が堂々と歌っていた。 私は今、ある事情で 東京ドームで警備のバイトに出てるんですけども、 日ハムの試合では五回目に『君が代』を歌ってるらしい。 私の世代はおいそれと歌えない。そんな時代でしたから」 以降は前二回の公演と同じ。 ラストの「イマジン」。野音には緞帳が無い。 どうするのかと思ったら ショルキー(=ショルダーキーボード)! 肩に掛けて演奏出来るのがメリットのはずが、 横にしないと弾けないのか(笑)、横座りでピロピロ~。 ハッと思い出して立ち上がり、マイクスタンドに近づいて歌。 ひっくり返る高音がウケている。 無事演奏し終えて深くお辞儀。逃げるように舞台から消えるも、 ショルキーの電源がオンのまま。 ペッペ~と間抜けな音が漏れてうやむやな終わり方。 「ソーラン節」流れる中、終演の知らせに 客席から「え~?」の声。パラパラの拍手が可笑しい。 で、この大オチ、人によって微妙な解釈の違いがあって。 例えば7様。 歌詞(対訳頁)のボーダレスなとこから、 「全ての海は日本海ー! 全ての土地は大日本帝国ー!」と(笑)。 そう云われればそうだ。 お知り合い近衛兵の皆様に挨拶にならない挨拶をした後、 誘われて出待ちへ。しかし間が持たない。 (頼まれちゃいないんだけど)無駄に喋るのも気を使うのも ストレスにしかならないので、「帰る!」と去る。 報告では一時間以上待った挙句に、 ほとんど姿を見る事も出来ない早業で センチュリーは疾風の如く、走り去って行ったそう。 ところでセンチュリーって パジャマ姿で運転するような車なんだろうか?(笑) 溌剌とした声が印象的な公演。ラストの九段までひと月半。 *** 2003年9月2日(火)横浜・関内ホール 報告によりますと、観客が上品なのか、反応が大人しく、 終わらせようとして興味を引く 「はい、そうゆうわけで~」を数回発言したそうな。 他、 ・「昨晩呼んだホテトル嬢は力士体型でチェンジして~」 ・「今日はポマードのノリが悪い! そういう日はろくな事がないんだよな~。 さっさとチンポ出して帰ろうかな~」と 舌打ちしながら髪を櫛で梳かす 出待ちにて。 よ~く見ると星条旗柄です。 (報告&撮影:なな様) PR ![]() ![]() 忍者ブログ | [PR]
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