![]() 時間が空いたら映画。 『アイ・アム・サム』 監督:ジェシー・ネルソン 出演:ショーン・ペン、ミシェル・ファイファー CMでは豪快なズッコケに爆笑したけれども、結構シビアな作品。 「私だけが不幸」とか思ってる人が観たら、 いっそう不幸を噛み締めそうな感じ。 親権はどういった人間に与えられるべきか。 あの純粋さは知能が理由じゃない気がするけど、どうだろ? 子供だからって計算がないとは云えないから。 …私がひねくれてんのか? 『連弾』 監督:竹中直人 出演:竹中直人、天海祐希 及川光博さんも出てましたねぇ。 竹中さんの芸風、他の役者にやらせたらダメなんじゃないか? そもそもちゃんと考えて作ったようには思えない。 ピアノで云えば、手遊び。習作のよう。 天海さんのドレス姿が大変美しい。そこだけグー。 『回路』 監督:黒沢清 出演:加藤晴彦 麻生久美子 画面がずっと暗い! 怖がらせる方法で見せ続けるのに、怖くない! 死への恐怖心を結んだ像は、 生に虚しさを抱える人達に自殺を促したみたいだけど、 死んだらひとりではなくなる、という理屈がわからない。 霊魂を物理的に解釈するってのもわからなかった。 結局、どんな話なんだろう? ‘死’を生きている人間が認識するとしたらこんな話になりました、 という事かな。 PR ![]() ![]() いや、いなくて当たり前なのかもしんないけど。 そういや私は頼れる存在を持った事が無いんだな、と。 生活の補償(出来ちゃった婚の子供だから、ね)は ありがたくいただいてるのだけど、 相変わらず愛情の要求は止められず、 いい年こいて寂しくてしょうがない。 友達にある一定の線を引くのは お互いの気持ち良い距離感の為と思うけども、 それが全く噛み合っていなかった時の絶望感は 今思い出してもゾッとする。 母に「まるで親の為に生きてるみたいじゃない」と言ったら、 「そうだよ」と。 私はいつも人の心の穴を埋める側という事か? いつも埋めてるなら、ちっとも埋まってないって事じゃないか。 なんだろう、この無価値感。 こうしてネットで垂れ流す事が風穴になるかと思えば、 逆に孤立感煽るし、どうにもなりませんわな。 ![]() レピッシュ『DOGS can't see THE VIDEO +4CLIPS』 最近DVDのボックスセットが発売されたそうで。 この作品は1998年5月の渋谷、 6月の野音のライブと4曲のPVを収録したもの。 ハ〜、楽しい♪ じっとしてるのが辛いくらい。 体を揺らしながら歌詞も読んでいたら、 そういやレピッシュは生っちょろい恋愛の曲はないな、と。 「LOVE SONGS」は 大量生産される人畜無害のラブソングを皮肉っている。 この曲だけでなく、どの曲にもドラマ性のある歌詞が付けられており、 その世界観の厳しさと愛おしさに感動する。ありがとう。 OH!スーパーミルクチャン『ミルクのIT革命』 shockwave.comで配信された全7話を収録。 物語中、選択肢が現われる形式はインタラクティブ。 面白いね〜。ハズレなし。キャバクラ! 犬殺し大屋の「燃えろバルセロナ2003」は売ってないのかな? 映画『ビューティフル・マインド』 監督:ロン・ハワード 出演:ラッセル・クロウ、エド・ハリス、ジェニファー・コネリー ノーベル賞を受賞した実在の天才科学者の半生を サスペンスタッチで映画化(WOWOWガイドより引用)。 誰もが損をしない、主に経済での新理論を作り上げた数学者の病は、 端的には、誰もが持っている脳処理の一段階のような気がした。 これはこの作品のキモだから伏せて置くけど、 「登場人物が決まってるなら大丈夫かも」って。 もちろん、その程度は大変な混乱を呼ぶレベルで、当人は懸命だ。 ところで驚いたのは老化の技術。 J・コネリーは無理めだったけど、R・クロウのは凄い。 同級生よりもいち早く老けた(笑) 映画『ピアニスト』 監督:ミヒャエル・アケネ 出演:イザベル・ユベール、ブノワ・マジメル これは凄い!私のツボにビシッ!と入ったね。 だからって訳じゃないけど、R指定(笑)。15歳以下は刺激に注意。 自分の求める愛がどういった形を取るのか、全く気づけずに年を重ね、 「もしかしたらこれかも」と実践に移したら「違う…」というショック。 心情を克明に表したラストシーンには拍手を送るしかない。 登場人物に同調した作品は数えるほどしかなくて、 これはそのひとつになりそう。 ![]() 鳥肌実 時局講演会『ニイタカヤマノボレ』 8月27日(水)前橋市民文化会館小ホール 8月28日(木)さいたま市民会館おおみや 8月29日(金)日比谷野外大音楽堂 内容は同じとわかっているのに三日連続参戦というのは、 我ながら「バカだなあ」と。 公演当日まで自嘲していたのだけど、初日を観終えて抱いた感想は 「素晴らしい!明日もこれを観られるのか、万歳!」。 三日間同じとはいえ、追加や削除を施しているようで、 大宮で「ロイヤル、ロイヤルでございます!」を耳にした時は 無意味で可笑しかった。 何が素晴らしいかと云えば、 鳥肌さんが自分の力量を把握し、体調や気分、 ハプニングなどの影響をあまり受けないよう、 どの公演も及第点が取れるように構成した事。 一日目は緊張感ある、キリリとした出来。 二日目はいきなり弾けまくりの、気合の入った出来。 三日目は冴え渡る声で、少し余裕も見せた出来。 観ようによっては1日ずつ気が緩んで行ったと云えなくもない (笑/翌日の八王子ではカミカミだったと鳥友ちゃんから入電)。 今回の舞台は徹頭徹尾、きっちりわかりやすく出来ていて、 これで鳥肌さんの表現がわからない人間はいないだろう。 それだけに何らかの新機軸が用意されているのではないか? とも思う。 いや、このまんまでも十分。 スタンダード化も芸風を定着させるには必要な事だ。 というか、ネット等で軽く調べた所では、 昔からやってる事はあまり変わらないみたい。 いずれにしろ、次の公演は期待大♪ *タイトルの「撃てえ!」は、日比谷野音公演にて、 何度も上空を飛行・横断したヘリに向かって撃墜命令を下した、 鳥肌さんのアドリブです。うるさかったんでしょうね(笑) ![]() ![]() 忍者ブログ | [PR]
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