![]() 映画『穴』 監督:ニック・ハム 主演:ソーラ・バーチ コンプレックスが生むパワーを仕返しに使った話。 設定がわかりやすいのはいいけど、見ている世界が小さい。 人との関わりが穴の底から見上げた青空のようなものだとすると、 抜け出た時の爽快感がアレなのだから、狭視だ。 簡単に云えば病的。他者を破壊する事で表現する愛情など 自己愛でしかなく、その動機は支配欲からだろう。 しっかし顔のいいヤツみんなバカだな(笑) ソーラ・バーチが恐ろしく不細工。演技なのか地なのか。 「ブスでも胸がデカイ」でモテるタイプだ。 人のコンプレックスを感じ取ってため息をつく事は少なくなく。 具体例として、職業を。 私は時間の自由を得る為に 社会的地位の低い仕事(パートですわね)をしていて、 胡蝶蘭の育成に携わっている。 よく高級感の演出に使われるあの鉢植え。 針金でフォーミングするのが私の役割。 土をいじるので、いつも指や爪が汚い。 それで、とんでもない色のマニキュアを塗ってたり。それはいいとして。 で、ある食事会でそのように答えたら、 どうしても横文字の職業に就かせたいらしく、 「フラワーアレンジメントか。今流行ってるよね」と、 どうしても認めない。 そこにいた人材はプロモーター、プロデューサー、 バー(クラブだっけ?)のママといった、パワーのある方々ばかりで、 明らかに私とは釣り合わない。 もしかしたら、私が惨めな思いをしないようにと 気を遣ったのかもしれないけど、 そういう嘘こそ、惨めじゃないか? 確かに職業で生きザマとか地位とか決まっちゃう事はある。 でもそれは私みたいに、 バカにされても「何を当たり前の事で得意顔になってんのさ」と、 何のコンプレックスもない人間には全く影響力のない判断基準。 世界に平等なんかないだろう。ましてや資本主義社会で。 怠けているから金がない、能力がないから金がない、 何を言われようと、「その通り」と言う以外ない。 怠けてても能力がなくても金の入る人がいる事には触れず、 そう反論すれば「屁理屈を言うな」と。 ただ私を非難(あるいは救済)したいだけなんじゃないか? 見てられないならお金を降らせてくれりゃいい。 できないならほっとけ、オッサンども。 PR ![]() ![]() 忍者ブログ | [PR]
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