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2002年8月2日(金)『我が闘争』日比谷野外音楽堂



ありえない悪天候の中、久しぶりに有楽町へ。
‘そごう’がなくなった為に目印を失うが、
動物的に森を目指して無事、見覚えのある日比谷公園に到着。
会場までの数分、大きなサイレン音の後に
出囃子「貧乏…」が聞こえ、焦るが、
「そうか、リハってこれだけなんだ」と笑う(失礼)。
会場周辺は黒山の人だかり。整理番号は三種類あり、行列三つ。
私は‘ぴあ’の136。実際は三倍。むむ。
開場時に雨は上がり、湿度の高さ以外は文句なしの快適さ。
涼しい。
ゲート付近に配置された花はなぜか、
東京ストリートさんから鳥山明さん宛て。細かい(笑)
さて、自由席であるからして、
わき目も振らず突入でございますよ。
果たしてB7列35ゲット。よしとする。
以下、うろ覚えです。御了承下さい。

舞台には『第四回 日比谷野外音楽堂 総決起集会 
鳥肌実 個人演説会 「我が闘争」
』の看板、
大きな日の丸国旗、金屏風、背の高い生け花、
一段高い演壇と、まさに演説会。20分ほど遅れての開演。

・空襲警報が鳴り響き、サーチライトが四方を照らす。
出囃子「貧乏不遇欲情空腹」の後、向かって右方より、
三輪車(子供用ではない)に乗って登場。
運転しながら話せるよう、
ハンドルにマイクスタンドを取り付けている。
「鳥肌実、鳥肌実でございます。打倒自民党、打倒共産党、
くたばれ公明党でございます…ゴトッ」。
早々にマイクが落ちる。情けない。マイクを戻し続けるが、
今度はシールドがひっかかって進めない。
ヨロヨロとおぼつかない片手運転
(マイクをスタンドに納めるのは諦めた様子)で
舞台を周りながらガイセン活動。
途中、三輪車をスタッフに預け、歩きながら続行。
「小泉首相はピョンヤンへ行って自爆して来~い!」、
「おじいちゃ~ん、大東亜戦争、ごくろうさまでした~」など、
少々アレンジが加えられていた。

・1メートルほどの演壇に足をかけ登る。
持ってきた黒の肩掛けバッグからサイレンを取り出し、
「ウ~ウ~」。
「お足元の悪い中、御来場頂きまして、
ありがとうございます」。
各界の(悪そうな)大物からの祝電を読み上げる。
例「君は日本の宝だ」中曽根康弘

「宇宙鳥肌。コスモのパワーが集まってまいりました。
アアーーーーーーーーーーーーッ!」絶叫。
「ボイヤーーーーー!」とキチガイ風を吹かせ、
演壇=セリを上げる(直接のきっかけは失念)。
旭日旗お目見え。
「カリスマ、かっこいい、ね?」
「こないだ山手線に乗ってたらね、女子高生が‘ねぇ、
あれ、鳥肌じゃない?’‘え~?ちっちゃい’
などと言っておる。なんとか友達になりたいな、と」

・「ふぃ~ふぁ、わ~るどかっぷ。こりあじゃぱん。
こりあじゃぱん。こりあ、じゃぱん。
なんで韓国が先なんだ。共同開催?何を言っておる。
日本の単独開催ですよ。アジアは日本なんです」
このネタにも少々アレンジが加わっていた。

お尻をぷりっぷりさせながら
「お尻にはね、和彫りで唐獅子牡丹を入れて、
試合開始と共に黒のサカパンを下ろすんです」
「中村俊輔を代表から外したのは良かったと思います。
彼は創価学会員です」
WC開催中に国旗を掲げ、バカのように騒ぐ日本国民を憂い、
「シャブでも食っとんじゃないか?」。
カメルーンの代表選手を接待した大分県中津江村村民にも言及、
「勝手に人の家に上がり込んで、
クソされてタマ遊びされてタダメシ食われて。
私なら訴えますよ!」。
「エムボマだかスペルマだか知りませんけど」。
(↑この間違え方は大変下らなくてよろしい)
「WCの興業主はマフィアですよ。
FIFAの‘ふぃ’はマフィアの‘ふぃ’です。
日本で興業を打つなら山口組に任せればいいんです。
早速組長に電話して「しっかりしろ!」と叱りつけ、
ガチャン!と切ってやりました。もちろん非通知です」

・「我が闘争。1992年8月、ふと思い立って印度に行きました。
空港に降り立ってすぐ、
‘ここは私のいるところじゃないな’と気づき、
1時間30分の滞在で印度を後にしました。印度人は臭い!」

「背の高くなる薬を熱心に飲んでいたら、ただの仁丹だった」
以降、数々の詐欺行為(アムウェイ勧誘)などを経て、
競馬にも手を出すようになるが、ことごとく外れる。
オウム真理教の総本部前で奇行、逮捕。
が、不起訴処分で二日間臭い飯を食うに留まる。
この件は聖教新聞の29面に小さく掲載されるも、
「お騒がせ犯、あっさり御用」などとバカにされる。
「こういう事を当時からやってたんだよ。
とにかく有名になりたい。目立ちたいんです。
この後の輝かしい活動は札幌でお話しします」

・「総決起集会。何を決起するというのか。
何もないわけでございます」
・「どうしてこんなにアップアップなんだろう…?」
・「すみません、モニターの返しを大きくしてもらえませんか?
自分でも何を言ってるのか全くわからない。
スピーカーのせいにさせていただきました」
・「霊柩車をね、買いました。白ナンバーです。
460万で買いました。いや、46万です」
・新ネタらしきものを始めるが、「忘れてしまいました」。
台本に沿ってやるのが本来だそうだが、
既に時間が押しているのを理由に衣装替えに入る。
「お待ち頂く間、特に何もないんですが、
ちょっと、ちょっと待ってて下さい」と退場。

・再登場。ハッ!この姿は(笑)
「日●本」の鉢巻を締め、両のこめかみに先を尖らせた竹、
仏様の後光よろしく放射状に十本の竹槍を背負い、
胸には地雷と手榴弾、腰には竹槍を数本収めた筒と
拳銃ホルダー、そしてブリーフいっちょという姿。
演壇に登ろうとするが腰の竹槍が邪魔。
外して演壇に置き、登った後に再び収納。
「これ(竹槍)ね~、人殺せますよ」
扮装の説明をしつつ、徐々にグダグダになっていく。
「ちょっと乾燥してません?鼻がね、ちょっと。
粘膜吸収のやり過ぎでね」
「こうして客席を見ていると全く統一感がない(笑)
どうしてこんなとこに来ちゃったんだろう、と」
「皆さんがね、退屈しているのが伝わってくるんですよ。
私も話していて退屈です。そろそろ帰ります、我に。
…ものすごいオヤジギャグを言ってしまった」と、自身で笑う
(「帰ります、我に」。私が一番笑った一言でした。
オヤジ化甚だしいのか、演者も私も)。

WCネタの補足をしつつ、なんだかんだと話して終了
(すみません、記憶力の限界です)。
去り際に客席に近づき、
腰に挿していた竹槍の‘先を客に向けて’プレゼント。
激しい争奪戦を尻目に、さっさと袖に向かい、
大きく腕を振って「ありがとう!」とご挨拶。しかし。
背中の竹槍を計算に入れず動いたため、
上方から垂れたケーブルを絡めてしまい、帰れない。
入り口(はいりぐち)でひっかかり、
片足をバタと動かす様子は
ホイホイから逃れられないゴキブリのごとし。
客からの視線を意識する、
そんなイヤラシイ姿(笑)を見せながら、
スタッフに助けてもらって無事退場。

他、
「NHKの『ズッコケ三人組』の
レギュラーが決まっております」、
「(玉砕)スーツをね、新調したんですよ。
ジョルジオ・アルマーニです。ウソですよ」
(ブランド名、自信なし)、
「2ちゃんねるで私は大人気です。
レス(スレッドとの間違い)がたくさんあります。
あの、エイズじゃありませんから。
トリコモナスとクラミジアは(薬で)抑え込んでおります」、
「チンポ出してもいいですかね?やめておきますか。
干からびてきてますからね」、
「物販の方、よろしくお願いします。
竹槍キーホルダーは800円です。原価は30円です」、
「三日に一度、刈り上げております」、
「家族からは籍を抜かれております」、
「新札発行だそうですが、
千円札は三島由紀夫に決まっております」、
「100円ショップのダイソー。
‘ダイ’は池田大作の大、‘ソー’は創価学会の創なんですよ」等々。

アンケートは回収したい気満々だったので
(ネットでの赤紙登録とダブってるのかもね)、提出する。
会場前で主演映画『魂のアソコ』のチラシをいただき
(もらい損ねたので配っている人を探した私/笑)、
一緒に行った友人達に「公開したら行こうね~」なんて、
和みながら帰宅。

初の恒例行事参加でテンションはうなぎ上り、
期待に胸膨らませて臨んだ公演は、
これまで見た事のなかった形式
(金屏風や生け花のある演説会の雰囲気)で、
更に盛り上がった。
内容は普段の公演とさして変わりがないところが
さすがというか、なんというか(笑)
何度もお客に甘える可愛らしさが見て取れたので、
母性の強い方々は昇天だったのではないだろうか。
竹槍の奪い合いは怖かった。ケガしないかとハラハラしたり。
これ、やさしさじゃなくて。
自業自得とはいえ、
中将が責任を取らなきゃならない事態は避けていただきたい。
せっかくの恒例行事だってのに。
も~、ちゃんと考えてくれぇ(嘆)
いや、ちゃんと考えるようなら
そもそもが廃人じゃないんだけども。

おまけの出待ち写真



(撮影:マッサ様)

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