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『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』
日本版予告 第2弾 (2018年)

まさに宇宙のように広がり続ける
『スター・ウォーズ』の物語。
登場人物やエピソードがどんどん追加されて
付いて行けるのか?と心配になるけれど
大体が善悪、愛憎を基にした単純構造だから
全然ヘーキ。

ハン・ソロは生き抜くための狡賢さと
心の熱さ(人情味)を併せ持つ魅力的な人物。

ミレニアム・ファルコンを入手するまでの経緯を
恋人との別れ×2と再会、
相棒チューバッカとの出会い、
師匠との対決(父親越えの儀式に近い)といった
エピソードで盛り上げる。

列車での戦闘シーンはダイナミックで見応えアリ。
ジャンヌ・ダルクを思わせる某キャラクターは
ちょっと過剰演出な感がしないでもない。



映画『ブレードランナー 2049』予告3

SF作品が好きな理由の一つに、
絵画的美しさを感じられるところがある。
想像上の世界を、矛盾を抱えたまま存在させる強引さ。
また、どんな世界の物語であるかを伝えるために
風景をゆっくりじっくり映すシーンなどは
カメラの動きに合わせて視線を動かされ、
それが絵画を前にした時の動作とリンクする。
見ているのは自分のはずが、
作品の方から見せたいように見せられているような。
傑作とされる絵画には鑑賞側を動かす力があると思う。

慈悲無くオーダーに従うだけだった
Kの切なくも美しい最期は極めて人間的。

人間のエゴが生んだレプリカント。
自由意志を持ちたいと反乱を起こす事さえ
プログラミングされていたのだとしたら。
無限に発達発展する可能性を、AIは持つのか。
対義語とされる「自然」と「人工」が
限りなく曖昧になる未来が来るのかどうか。
と、観終えての余韻がしばらく続く良作。
続編がショボくならず、
楽しめるものに仕上がるのは珍しい。
さらに続編が作られてもいい終わり方だったけれど、
興行的に失敗だったらしく。
ジワジワ高評価得たっぽいのに、惜しいな。

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