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『ゼロ・グラビティ』
公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/gravity

映像がとても美しいとの前評判。
その通り、しかしそれだけとも云っていい。
さすがアメリカのエンタメ作品という感じ。
トラブルを起こすのは現時点での敵設定国、
現代科学の知識は脇に置いといて映像(演出)優先。
ストーリーは、男は女のために命を捧げ、
女は未来を背負って立ち上がるってな単純マッチョ。
吹き替えでだし、スルスルッと観られた。

観ながら疑問に感じてた科学常識的な所
(まずあんな事故が起こる可能性の有無)を
ネット上のレビューなどで確認、
やはり専門家が否定してるようで、
あまり深く考えず観るのが正解みたい。



『愛のむきだし』
公式サイト
http://www.phantom-film.jp/library/site/ainomukidashi/

4時間作品だと知らずに観た。 
心的には激重、でも所々笑わせるタッチの軽さがあり、
観易かった。ただし、
『女囚さそり』のさそり・梶芽衣子さんを使う理由が見えない
(女性が惚れるタイプ代表として適しているか否か)
B級センスに好みは分かれそうな気はする。

求めても与えられない愛への執着をほどくのは真の愛。
主人公はその気付きを勃起で知らされるのだが、
単純な生理現象とは一線を隔し、とても意味深い。

出演者の誰もが良かった中、安藤サクラさんが強力。
キリスト教世界に完全に照らし合わせて観る程には
徹底されていないけれど、極端に目立たず的を外さず
支配して行く悪魔としての存在感を絶妙に浮き立たせ、
恐怖心を煽り続けた。要チェックな役者さんだわ。

R-15指定に納得。
親からの実質的な自立を決めるお年頃。
無条件の愛を与えられなかった子供時代を過ごした人には
何らかの刺激を与えると思う。
私自身、親と自分は別と意識して来てても、
どこか引っかかる部分(親との関わり方の影響)
があったりするし、改めて考えるきっかけになった。
タイトルの『愛のむきだし』は文法的には
「むきだしの愛」が正しいし、意味も通るが、
格好が付く。この点に青さが見えて15歳感。

何となく愛情方面に足止め食らってる感があるので、
この作品の覚醒からの爽快感には憧れる。
痛そうだけど、いいなあ。

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