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小学生の頃、アンニュイさや可憐さが好きで
シングルやアルバムを買っていた。
「飾りじゃないのよ涙は」あたりから
‘強がりばかりの弱い女’路線に飽きてしまい、
熱心さは薄れたが、それでも時に凄い曲を歌い切ってくれる
素晴らしい歌手として気に留めている。
曲の描きたがってる世界を緻密に表出させる巫女的な歌い手。
この動画を見ると必ず泣いてしまう。


中森明菜『難破船』

歌は約3分後から。なんという清らかな涙だろうか。
この頃には既にボーカルの音量を小さくしてるんだな、
ちょっと演歌っぽい濃さのある詞だな、
とか考えながら見てるのに涙ぐんでしまう。
辛い恋などした覚えは無いのに、それでも感情を引き出される。

丁寧にトークから上げて下さっているので、少し触れる。
引っかかったのは、楽曲提供した加藤登紀子さんが
「たかが恋なんて、という歌い出しが明菜ちゃんに合ってる」と
話した時に、「いえいえそんな」みたいな反応。

デビュー時からポスト百恵ちゃん的な歌が多く、
それによって誤解される向きもあっただろう事は
容易に想像出来る。

彼女がどういう意味で否定したのかはわからないけれど、
もし、言葉通りに「たかが恋」と軽く扱う強さがあると
加藤さんに誤解されていると感じての反応なら、
‘本当の自分’、あるいは‘歌いたい歌’との乖離に
苦しんでいたのではないだろうか。

こちらのご意見を読むと、確かに合ってると思える。

まこりんのわがままなご意見
index→歌謡曲の砦→中森明菜を追いかけて(シングル「難破船」)

ルックス、衣装、ダンスといったビジュアル面も好きだった。
曲の持つ世界を完璧に表現したい気持ちが伝わって来る。


中森明菜『TANGO NOIR』

美しい。ウットリ。

※どちらの動画も削除されました。すみません。
元々は『夜のヒットスタジオ』でのパフォーマンスなので、
DVDボックスセットを購入するなどすれば、視聴可能です。
(記:20110925)

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