![]() 13日。朝。 時間があるのでプリンターのインクを買いに行く。 量販店に向け、「道案内を見ながら行こうか」と話している所に 「熊本駅はどこですか?」と聞かれる。 「ごめんなさい。地元の人間じゃないので」とお断りする。 私達の後にも男性に道を聞いて断られていた。 後ろから気付いていたが、 その方は数メートル前でも道を聞いていた。 きっとその数メートル前の交通センターでも誰かに聞いていただろう。 情報を掴めない男性の幸運を願いつつ、量販店に到着。 インクの売り場がわからず店員さんに聞いたら「あっ」て顔。 教えてもらってからエスカレーターの目の前に「サプライ品は○階」と でっかく書いてあるのを見付けたのだが、 それに気付かなかった私のアホさに驚いた感じでは無かった。 話し言葉に違和感があったのだろうか。 もしかして熊本に関東圏の人間が行く確率、低い? 早くも用事が無くなり、 しばらく交通センター前の公園でボーッとする。 ん?なにやら存在感が。 寄ってみる。 イタズラで腕に枝挿し込まれちゃってるけど、 それが釣りをする仙人に見える。 弓矢を抱える茶トラ猫の置き物。ちょっと中国っぽい。 この後、求愛に失敗し続ける鳩を動画に収めるべく追うも、 横で話す母の声が入ってしまい、ココでの公開断念。 私:お母さんの声が全部入った 母:あらー そんなヒマ過ぎる私達に中学生の女の子が 「アンケートに答えて下さい」と声をかけた。 私:観光客ですけど、いいですか? シレッと嘘を吐くも、快く了解してくれた。 むしろ観光客が対象のようだ。というのも。 彼女は佐賀県の学生。2〜3の簡単な質問を終えると、 手作りの勾玉ネックレスとガイドブック、 吉野ヶ里遺跡のパンフレットを渡し、お礼を言って去って行った。 今時は中学生まで観光キャンペーンするのか…。 私:頑張ってるね〜 母:かわいいね〜 日頃、母はチラシをもらったりするのが嫌いで即ゴミ箱に捨てる。 今回は持ち帰った。 「さて」と腰を上げて熊本城へ。 横断歩道で学生に声をかけられるも、 近くにいた方が「ハイハイ」と受けてくれたので 任せて先を行く。さっきは観光客、今度は地元の人に見えたようだ。 晴天の下、しばらくお城近くのベンチに座って話す。 そこへヒラリと葉が落ちて来た。 太陽光の下だと確認が難しい携帯画面。 遠くの葉にピントが合ってしまって悔しい。 葉脈で出来たモザイクがとても美しかった。 「そろそろ」と交通センターに向かう途中、お堀でカメを発見。 懲りずに眩し過ぎる太陽光の下、撮ってみる。 石がもう1個乗ってるようにしか見えない。くそー。 再び横断歩道付近で、今度は妙齢の男性に声をかけられた。 男性:熊本城の入り口はどこですか? 私:入り口はいっぱいありますよ 男性:(笑いながら)この道を真っ直ぐ行けばありますよね? 私:ハイ 不親切じゃなく、本当に、熊本城への入り口は何箇所もあるのだ。 母:今日はよく話しかけられるねー 私:うん、なんでだろ。観光客にも地元の人にも見えるって と不思議に思ったが、どって事ない。 観光地だから不慣れな人が多いだけだ。 帰りは時間的余裕を持って行動していたはずが、 バスを1本逃してギリギリ。 それでも空港でお昼ごはんを食べ、 買っておいた‘いきなりだんご’も食べ、 お土産を買う母と私。 私達が帰ってから、熊本に大雨が降ったという。 埼玉は帰った日に雨が止んだ。前回もそうだった。幸運。 飛行機利用は天候の変化に左右される。 九州地方は5月を過ぎると台風の影響が出だす。 来年はチェックアウトしてすぐに空港に向かい、 お昼過ぎくらいの飛行機で帰る。 時間に余裕を持たせても毎回搭乗時間ギリギリで… といった反省を活かせるのはあと何年だろうか。 こんな切ない感傷と平行に、 旅の楽しさも感じられるようになって来た昨今。 PR ![]() ![]() 忍者ブログ | [PR]
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