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『僕達ほとんどいいんじゃあない』
2010年8月6日(金)渋谷C.C.Lemonホール

テレビの音楽番組において、
懐メロの範疇で取り上げられるバンドや歌手・ミュージシャンは
ヒット曲のみ演奏で、活動を続けていても、
新曲を披露する例はゼロに等しい。ゆえに、
ザ・ワイルドワンズの曲は「想い出の渚」以外、知らなかった。
沢田さんは懐メロ歌手として取り上げるテレビ番組の出演を断り続け、
アルバムリリースとライブ活動に専念、
数年前までは過去のVTR使用さえ止めていたが
還暦を機に東西ドーム公演を企画した際にNHK『SONGS』に出演。
このユニットでも新曲と旧曲の構成で、聴けば
「想い出の渚」のようなホンワカ路線だけではない音作り。
アルバム購入を決意した。
しばらくして澤會(FC)からライブのお知らせが届き、
チケ代7000円にビビりながらも抽選だからと申し込み。
アルバム買えてないのに。
母には「ソロじゃないからいい」と断られた。
当選。
単独で沢田さんのライブに行くのは初。
届いたチケ、座席は1F4列26番。近い!
会場に着いてみるとテレビカメラが設置されており、実質3列目。
もし放映されるとしたらNHKらしい。

Set List(ファンサイト様より拝借)
1.誓いのフーガ
2.シー・シー・シー
3.セシリア
4.熱愛台風
5.いつかの“熱視線ギャル”
6.ハートにズキューン
7.白い水平線
8.追憶
9.海にむけて
10.夕陽と共に
11.涙がこぼれちゃう
12.懐かしきラブソング
13.想い出の渚
14.あなたへの愛
15.僕たちほとんどいいんじゃあない
16.アオゾラ
17.プロフィール
18.Oh Sandy
19.青空のある限り
20.TOKIO
21.FRIENDSHIP
encore
1.渚でシャララ
2.危険なふたり
3.愛するアニタ
4.気になるお前

MC他、メモ(敬称略失礼)
・メンバー配置。後方より向かって左から
 植田芳暁(Dr.&Per.)、GRACE(Dr.)、
 中列左端は柴山和彦(Gt.)、右端は泰輝(Key.)、
 前列は島英二(B.)、沢田研二(Vo.)、鳥塚しげき(Vo.&Gt.)、
 加瀬邦彦(Gt.&Vo.)。
・衣装は前半ウォーターカラーのスーツ、
 後半パステルカラー系サッカー生地のスーツ、
 アンコールは5人色違いで、パンツ前面に「JWS」のプリントが入った
 ジャケ無しスーツ。
 色分けはそれぞれ緑(島)、黄(植田)、紫(沢田)、
 青(鳥塚)、赤(加瀬)。
 前半&後半スーツのデザイン傾向は
 マリンとアイビーがミックスされたような感じ。

・3~4曲終え、沢田さんの丁寧なご挨拶からMCスタート。
 バンド名、きちんとthを発音。
 プロデューサー兼代表取締役「こども店長」こと、
 加瀬さんに結成の動機などネタふり。
 「元気の無くなっている日本。
 あんなに年の行ってる人達も頑張ってるんだ、
 と前向きな気持ちにさせたい」。
・構成も担当した加瀬さん。選曲に悩んだ様子。
 「ワイルドワンズは『想い出の渚』一発で45年やって来ました。
 ジュリーのヒット曲の合間に
 『想い出の渚』を挟み込んで行こうとしたら(ジュリーが)ダメ、
 16小節ずつやってジュリーの曲っていうのもダメって言うんで」。
・バラードが2曲続くからと客に着席を促す加瀬さん。
 「座らないでいるのは
  椅子を傷めないように気を遣っているのかな?」。

・主メンバー衣装替え中に
 柴山さん、GRACEさん、泰輝さんの3人でインスト演奏。
 これがハードなサーフサウンドで大変カッコ良かった。
 リリースしないのもったいない。
・センターに椅子が用意される。加瀬さんボーカルで
 「僕達ほとんどいいんじゃあない」。ボサノバな雰囲気。
 余韻残る中、沢田さんが「それでは皆様、気分を変えて」。
加瀬:ちょっとちょっと。みんなウットリ聴いてたじゃない。
   気分変えなくていいの!
沢田:ではお耳直しに…
加瀬:ちょっと!
・昔、『ドレミファ学園』なる『ドレミファドン!』の
 前身番組に出演していた沢田さんと鳥塚さん。
 二人で当時のセリフを披露。
 「それでは次のコーナーです。どうぞ!」(的な)。
・沢田さん、「涙がこぼれちゃう」(たぶん)で涙ポロリ。私もジンワリ。
「あなたへの愛」では泣きそうになった。私が。
「ハートにズキューン」は、まんまズキューンと来た。

・口パクやむなしの「渚でシャララ」、
 振りを間違えず終えられたのを全身で喜ぶ植田さん。
・「愛するアニタ」、島さん担当の「アニター!」を
 一回だけ沢田さんが笑顔で。
・粘る客にカーテンコール1回おまけ。

沢田さんの声は個性があり過ぎてコーラスに回れない
(馴染まない?)という話をどこかで聞いたが、
このユニットでは植田さんの高音が助けとなったのか、
目立ちはするけども、きれいなハーモニーを奏でていた。
演奏は普段のザ・ワイルドワンズを知らないから
的外れかもしれないけど、
沢田さんのソロでの方向性が強いように感じた。
重く厚みのあるロック。
加瀬さんはギブソンを使っていた。
曲によってはテケテケ無しのベンチャーズみたいな空気感もあった。連想したのは加山雄三さん。
島さんはE・プレスリー(ルックスが)。

終演後、すっかり楽しくなっちゃって物販に直行。
タオルとアルバムを購入した。
数日後、ライブより大人しいのは当たり前かと聴きながら
制作者のページを見てたら、メンバー演奏してない!(倒)
ライブ良かったのに!なんで!?
母に訴えたら「そういう事は(業界でなら)よくあるよ」とアッサリ。
沢田さんのサポートメンバーは数曲参加してるけど、「えー」だ。
記録された演奏に問題がある訳ではない。
何か腑に落ちないのは
自分の曲を楽譜で渡すようなミュージシャンの音楽を
あまり聴いて来てないからかもしれない。
それでも一曲も演奏してないってのは残念至極。
何らかの事情があるにしろ、自分達の音を全く残してない。
これは潔さに入るのか?
もったいないから差し替え無しのライブアルバム出して下さい。

JULIE with THE WILD ONES

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