![]() 『叫』 観る前に読んだレビューには 環境汚染問題も訴えてるんじゃないかとあった。 そういう社会派な見方はさておき、ホラー映画として楽しんだ。 黒沢清監督作品というブランドへの礼儀として 無理に掘り下げて高尚な場所に置かれるようなものではなく、 役者がみなスター俳優である事もあって、 エンタテイメント性があった。 謎は解かれたのに訪れない終焉。 この世に身勝手さを持たない人間などいるのだろうか。 (↑これが環境問題に繋がる?) 『酒井家のしあわせ』 家族愛に恵まれなかった人は ユースケ・サンタマリアさんの役に共感すると思う。 迷惑をかけてもいい存在を持った事がないから、 自分ひとりで何でも決めてしまうんだよね。 対人関係の成長は依存→自立→(相互)依存。 一人のしあわせもいいけどね。 『大日本人』 作品自体がボケ。ツッコミを入れながら楽しんだが、 少々テンポが遅く、寝てしまいそうだった。 オッサン、親父、タレント、正義の味方… 何においても視線が陰からのもので 時折意地悪、そしてニヒリスティック。 明るい場所で生きようとしてる人達は笑えないかもしれない。 エンドロールまでコントを続ける所は客を飽きさせない親切心、 あるいは笑いへの貪欲さを感じた。 PR ![]() ![]() 忍者ブログ | [PR]
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