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「時の踊り」「あかつき」、そして「祈り」。
振りは覚えているけれど、
光を見ての立ち位置確認はして来なかった。
照明の中で踊るのも初めて。
私より明らかに上手な二人をサイドにしてのセンターだから、
尚更はずせない。
こんな緊張を呼ぶ責任感の下では、
不自然なくらいガッチリ見て踊ってしまいそう。
それでなくても最上位のY先生から
「恥ずかしそうに踊ってるから、顔上げて」との注意を受けたのに。
たくさんの注意点を覚え、それを思い出すのも、
私の頭では一苦労だ。
舞台を斜め方向に三人並んでピルエット(回転技)で進む所の
角度は私が決めるらしく、後ろにつくMちゃんに
「角度がきついから少し浅めで」とお願いされ、
調整してOKをもらうも、
「気を付けるけど、また戻ってたらMちゃんに合わせるから」と、
暗に頼らないようお願いし返すほど、既に容量オーバーしている。
‘優しい表情で踊る’との注意を本番で思い出せるかどうか。

「仕事」「戦い」「婚礼」「平和のグラン・パ・ド・ドゥ」が終わり、
コーダへ。
コーダは最後を締める、出演者全員の踊り。
私は端っこだけど、最前列。
大人が踊る「祈り」は元々そういうスタンスだろうけど、
小さい頃から踊ってない、しかも初舞台の人間に、
なんちゅう無謀な配役を、と恐縮する。
期待に応えられないとか、そんな自惚れとは微妙に違う、
私のせいで舞台がグズグズになったら申し訳ないっていう
自意識過剰。この思考は「それほど存在感無いから」との
冷静な判断で拡散を抑えた。

「ジャーン!」っつって一度幕を下ろし、再び幕を上げてお辞儀、
それから主宰者や先生方への花束贈呈があり、
もう一度お辞儀をして、幕。
このお辞儀もまだ振り付けられておらず、
その場で指示を受けパパッと覚えた。

楽屋に戻り、衣装からレオタードに着替えた後、
出演しない第一部と第二部の稽古が行われる2時間を、
鏡前の丸椅子の上で胡坐をかき、
筒井康隆『自選ドタバタ傑作集1』を読んで過ごす。
客席で見てても良かったのかな、今思えば。

再び着替え、「オープニング」の稽古へ。
立ち位置の変更があった以外は問題無し。楽屋に戻る。
私:発表会って、いつもこんなギリギリなの?
Tちゃん:ない。初めて
ちょっとー!

衣装は置いたままでいいとの事で、サッサと帰る。

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