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2002年7月1日(月)渋谷La.mama
『太陽日の丸人間爆弾』



梅雨の時期、とんでもない湿度の中、
ラママへのきつい坂を上っていると
赤い首輪をつけた黒猫に遭遇。
名前は‘大和’か?とても愛らしい。
ひとつ早く角を曲がってケンウッドビル。
会社の碑の上に漆黒の烏が憩いの態勢。
か、わいくない。
さすがに中将の公演。お出迎えの動物達もそのスジだ。
ほぼ時間通りに開場したが、五人ずつ入れるので自然、押す。
桟敷だ。私は出入口側の段差に座る。
30分遅れて開演。

出囃子は「貧乏不遇欲情空腹」をサンプリングして
グルーヴを発生させるかと思わせながらも途中、
「貧乏貧乏」と目立たせるミックス。笑う。
「~空腹~」の後、空襲警報。
後方より、年季の入った黒い皮のショルダーバッグを
肩にかけ、サイレンを持ち入場。玉砕スーツ。
ステージ奥に荷物を置いてビールケースに立つ。
「クッ!」と泣き顔をかまし、まずは自己紹介。


「今朝わたくし、目を覚ましますと…(略)
目クソの止まらない演説家、鳥肌実でございます。
今日はこうして座って頂いておりますが、
後ろの方がちょっと見えないんですが、座ってますか?
本来はこういった形でね、見ていただくもので。
私の話は立って聞いてるとだんだん腹が立ってくる」
(以降、増してうろ覚え。順番など、めちゃくちゃです)

「こちらには月に一度、定期的に演説を行いたいと思います。
そうすればね、客も入れ替わって…」
「夏江と出会ったのは忘れもしません。
三年前、私を誘うかのように波打ち際で
ゆっくりとクリトリスを洗っておりました。
一念勃起した私は猛然と歩み寄り、
‘結婚して下さい’、‘お引取り下さい’と」
(省略しました)
ねるとんパーテーネタの後、エキノコックスネタ。

九年前の事。
キタキツネを探しに出たきり帰って来ない夏江が
エキノコックスに冒され、
瀕死の状態にあるとの情報を得、
「夏江のそばにいたい!」と北の地へ向かった。
伸び出た鼻毛の先に得体の知れない虫を飼う病院の職員は、
エキノコックスは露助のペニスにのみ生息、
感染は多数回のレイプが原因、と説明する。
案内された病室はひどい匂いで充満、
夏江は醜い肉塊と成り果て、
夫と名乗る左とん平似の男の存在に驚く間もなく、
丸大のソーセージをむさぼり食う小太りの子供は
ふたりの間に出来た息子だと知らされる。
現われた主治医は毛むくじゃらの露助。
とても勝ち目の無い状況に、部屋をゆっくりと見まわし一言。
「病室を間違えました」。

「ワールドカップ。ね、ふぃ~ふぁ(FIFA)。
‘ふぃ’はマフィアの‘ふぃ’ですよ」と、
裏事情をデタラメに暴いていく。
「コリア・ジャパン。どうしてコリアが先なんだ。
韓国は日本の属国なんですよ。
韓国がああも簡単に勝ち進むのはなぜか。
おかしいと思いませんか?
裏で大きな団体が動いてるに決まっている」
「フラットスリーでは甘い!
フラットイレブン!横一線に並んで全軍突撃!」
ユニフォームは黒、胸には大きな菊のご紋、
ヒップのポケットには唐獅子牡丹、靴下には鯉の滝登りを刺繍。
髪は角刈り、ゆずってパンチ。
剃り込みは3センチ、眉幅5ミリ。
この威圧感が必要だという。
山口組組長とFIFA会長はデキており、タチとネコの関係だそう。

「辻元清美が政界を去った今、次の目標は
土井たか子とのメイク・ラヴでございます」
「日本武道館の公演は中止になりました。
42歳と言っておりますが、本当は37歳です。
太ももがね、たるんできた。いや、もっと若いんですよ。
42歳には必ず武道館で公演を行います」
「え~、徐々に太ってきております。59Kgです。
そんなにありませんよ。52.5Kgです」
「10歳になる健太が私に言いました。
お父さん、敬語でセックスするのはやめてくれないか。
おう、そうか。よし、タメ口でやってやろうじゃないか。
…このネタはもういいですね。
毎日のように公演をしているのでね、飽きてきました」
「なるべく東京に帰らないないようにしています。
創価学会員のイヤガラセがひどいんです、本当に」
「右翼、左翼、ヤクザ、こわい」

クシを取り出し流れ星ヘアに。
「ビジュアル系です。
前髪がかなり伸びております(顎の辺りまで)。
三日に一度は散髪屋に行っております。
‘ヒトラーみたいにして下さい!’と。
石けんでね~、三回は洗わないと落ちないんですよ。
枕がヌルヌルになっちゃう」

ダンスコーナー。
準備体操を終え、「曲、お願いします」。
既に息が上がっている。
曲はマイケル・ジャクソンの「今夜はビートイット」(邦題)。
スポットライトの中、両手でハート型を作るが、
空いた指を蟹のようにもじゃもじゃする為、
心臓に毛が生えたかのような気味悪さ。
サビではキチンと歌詞通りパンチを繰り出し、勇ましい。
激しいヴォーギングに逆巻くひとりウェーブ、
後ずさりムーンウォークから、いんちきコサックダンス。
結構踊る。
仰向けに転がり、納得したのか、終了の合図。
しかしスザンヌ・ヴェガの「Tom's diner」が流れ出し、
再びダンス。胸の前で大きなバッテンを出し、終了。

「ずるむけ七面鳥の逆さ吊り」
(↑この言葉だけ覚えてて、経緯を忘れました)。
「もうね、風俗に行くのもやめようかと。
恋愛をね、しようかと。強烈なMなのでね、
襲ったって気持ち良くもなんともない」
「大瀧詠一氏と佐野元春氏
と‘ナイアガラ・トライアングル’を結成いたしまして、
マッキントッシュのG4を囲んで会議を開いております」
「京大卒というのはウソです。本当はエドモンズ大卒です」
「靖国参拝はやめようと思ってます。
鳥居から境内までずっとタコ殴りされるんです」

「有馬温泉の方にね、
女性としっぽり過ごそうと、行ったわけですよ。
温泉に入る前にね、もよおしたんで、しゃがんでいたわけです。
するとね、カポッ、カポッ、と音がする。
大便がね、逆流してきた。
このトイレはどんな作りをしておるんだと、
早速旅館の人間(支配人だったか?)を問いただしたけども、
ヒザの裏まで大便が垂れている姿では、
何を言っても無意味なわけでございます」

「筑豊炭田の村に行ったんですが、
そこはも~、ヤンキーだらけ!」
「ある事務所に呼び出されまして、演説をしたんです。
すると‘マジメにやれ!’と怒るんですよ。
‘マジメにやれ’って…。仕方がないので
私が普段感じている憤りを話したんです。
すると、いたく感動した様子で
‘今まで鳥肌君の事は大嫌いだったけども’と絶賛する。
と、まぁ、こんな話をしても無意味なんですけどね」

公演先のライブハウスの周りに
山口組系のヤクザが集まっており、
しかも興行主側と対立関係にある為、
一触即発の様相を呈しており、「気が気じゃない」。

「自叙伝をね、書いております。
小学校から中学校時代まで終えたんですが、
早くも嫌気が差してまいりました。
いい思い出なんかひとつもないんだよ」

「こないだ事務所でね、野球中継を見ていたら、
軍服の写真を撮らせて下さいという女が来てね。
10万で撮らせてやって、その後押し倒したんですけども、
‘2ちゃんねる’に書き込むと脅されまして
逆に金を払うハメになりました」

「個人的な事なんですがね、お腹がすいてきました。
あ~、お腹すいた~」
その後ダラダラと身の上ばなしや近況を語り、
何がきっかけか、帰り支度をし、「ありがとう!」と退場。

他、カラカラと鳴るサイレンを義務のように鳴らす、
2ちゃんねるに悪口を書かないようにと念を押す、
中座のお客が戻ってきたのを見て
「チンコ、オチンチン、ね?」とイヤガラセ、
「今日は同級生が来ています」と前方のお客に寄り
「おっぱいを揉ませてもらいます」、
久本雅美は学会員、
ゆさぶって転がすロックンロールがJ-POPに及ぼした影響、
万歳、「べサメ」、スパイ‘Z’からの情報、
8月2日野音の告知、などなど。

いつ終わるんだと思わせるほど和みまくった1時間30分。
ネタを途中で切り上げても、おもしろかった。

帰りに中将の
「ボランティアだと思って買って下さい」の言葉に
従ったわけではないけど、
「ここからここまで、全部ちょうだい」と、
パリのブティックで買い占めをするマダームの如く、
「後ろに並んでるポスター全部(六枚)、
一枚ずつ下さい」と購入。三千円也。
<ポスターを受け取る間、売り場にあった
「悶々」のポップを見つけ悶々。
アタシに売ってくれません?←いい客だよなぁ(笑)>

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