![]() 映画での恋は一目惚れが多い。 確かに目を見交わして互いに「ハッ!」とする瞬間だけの恋とか、 実際あるけども。 そこを一歩踏み出せばとんでもない情熱の嵐が訪れるのに、 なかなかそうは行かない・出来ない現実を、 映画やドラマが果たしてくれる。 そんな感じの作品ばかり観たならこの前置きは生きるのだけど、 そうでもないのが私のカッコ付けられない所。 『ゲロッパ!』(2003年日本) 監督:井筒和幸 出演:西田敏行、常盤貴子、山本太郎、岸部一徳 ヤクザな父と、とある事情で離れて暮らしていた娘との 再会・和解までの物語。 人間関係とかキャラ構成とか、めちゃわかりやすい。 でも単純過ぎて物足りない。 ラストシーン、選曲理由はわかるけど それまでのテンポと合わず、変になっちゃった。 『下妻物語』(2004年日本) 監督:中島哲也 出演:深田恭子、土屋アンナ 茨城は下妻で、孤立無援のロリと 群れて強がるヤンキーとの間に芽生えた友情物語。 ロリとヤンキーの共通項は、はみ出し者。 そこをウェットに表現する映画が多い(岩井俊二とか)中、 スピード感あるコメディにした所が新鮮でグー。 自立と依存のバランスを友情が取り持ったという感じで、 ハッピーな空気を生んで可愛い。 『コールド マウンテン』(2003年アメリカ) 監督:アンソニー・ミンゲラ 出演:ニコール・キッドマン、ジュード・ロウ 南北戦争中のロマンス。ちなみに南軍。戦況も環境も厳しい。 『LOVERS』(2004年中国) 監督:チャン・イーモウ 出演:金城武、チャン・ツィイー、アンディ・ラウ 国政に歯向かう組織との攻防というのが背景にあるのだが、 タイトルでわかるように恋人達の機微がメイン。 少女マンガっぽい展開ゆえに 「ヤバイ、金城武カッコイイ」と惚れてしまった。←単純 みどころ ・金城武 ・C・ツィイーが時々大竹しのぶ ・有り得ない技や効果音 (例えば竹投下シーン。節が残ってるはずなのに空洞の音)、 数分で積もってしまう雪などの過剰な演出 ・本気のセットと凝った衣装、ホレボレする大自然 ・ラスト。刀の行方が美し過ぎる! おかげでA・ラウが凄い悪者になって終了(笑) PR ![]() ![]() 忍者ブログ | [PR]
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