![]() 『茶の味』(2004年) 監督・脚本:石井克人 出演:佐藤真広、坂野真弥、我修院達也、他 最初の20分はお見逃しで残念。物語は個性的な家族を中心に展開、 ベタつかない関係が生む自由な空気に和む。 中でも一番自由なじいさん(我修院達也。音叉鳴らしてキーを確かめ、 自作の曲をいい声で歌う。本業は絵描き)が叱られるのは ボケの症状でヘンなもの食っちゃった時だけという、愛らしい存在。 三人の息子が見せる恋愛模様(マンガ家が一番笑えた!)や、 町の人々との出会いなどほのぼのするシーンが続き、 観る人間の記憶にある美しい風景を引き出すであろう クライマックスには「いいもん観た…」と清々しい気持ちになった。 奇抜な映像でごまかす‘新進気鋭の若手’とは 大きな差をつける監督だと思う。 『ゴシカ』(2003年アメリカ) 監督:マチュー・カソヴィッツ 出演:ハリー・ベリー、他 アクションもホラーもミステリーも、すべてが中途半端。 こういう霊モノは、目に見えるものを基盤にした社会との折り合いを どう付けるのかが面白いのだけど、サラ〜ッと流して終わっちゃった。 『69 sixty nine』(2004年) 監督:季相日 脚本:宮藤官九郎 出演:妻夫木聡、安藤政信、他 1969年、高校生が教師へ社会へ反抗、恋も全力疾走。 自力で催したフェスティバルで演奏されたのは クリームの「WHITE ROOM」。 青春だなあ。 PR ![]() 正しくは 伊東四朗一座 〜急遽 再結成公演〜『喜劇 芸人誕生物語』 7月19日(火)サンシャイン劇場 作:妹尾匡夫 演出・出演:伊東四朗、三宅裕司 出演:渡辺正行、小倉久寛、春風亭昇太、東貴博、他 あらすじ: 初老にして芸人を目指す男(伊東四朗)は笑いに関して全くの初心者。 存在が既に面白い事務所社長(小倉久寛)、 マネージャー(三宅裕司)、プロの芸人(渡辺正行)らに 指導を受けるもダメダメ。 裏方に回るよう言い付けられた所に同じ事務所に所属している娘 (17歳のアイドル。演者は日替わりで、この日は坂下千里子)が 仕事先で突然倒れ、病院に運ばれたとの報が入る。 急速に老化が進むウィルス性の難病で、 頼みの綱はウィルス研究所所長 (春風亭昇太/渡辺演じる芸人の元相方)。 診断の結果、特効薬は笑いだと知らされ、 協力してコントを作るも悪化、娘の生死やいかに…。 ド素人の芸人に周りが翻弄される様子が可笑しい。 伊東さんの役は舞台上、扱いづらい芸人だけれど、 観客はその達者ぶりを見せ付けられる事になる。 春風亭昇太さんの明るさと東MAX(=東貴博)のスピード感も楽しく、 わかりやすい笑いが暖かい空気を作った。 身内ネタは東MAXの父・八郎さんくらいなもので、 若者ウケのする場面を作っていても媚びに映らず、 下ネタは皆無だし、とても洗練された笑いという印象。 普段毒気のあるものばっかりで笑ってるもんだから、 逆に新鮮だった。 この公演はWOWOWで放映されるようなので、 30分の遅刻(劇場まで迷いに迷って1時間30分以上歩いた)を 埋めたいと思う。 ![]() 食べ物にだけは困らない我が家の玄関に置かれていた、 新盆用に使われたと思しきお供え物の内、 バナナとデラウエアが腐りかけていた。 父は用があっても口を開かない人で、 この食べ物群もデン!と放置されていた。 何も言われない為に、誰かに渡すものなのか、 キッチンに運んでいいものかと悩み、三日ほどして整理したのだが、 その多くを片付ける(=食べる)のは私だ。 グレープフルーツやオレンジといった柑橘系は体質に合わず、 とはいえ食べれば口の端がかゆくなる程度だけども、 片付けなければ腐ってカビが生えるまで放って置かれてしまう。 大体もらい物というだけでテンションが下がるんだよ。 食べる物は自分で選びたい。 だったら食べずに捨てたらいい。んだけど、 ・食べ物を無駄にしてはいけない ・いただき物はありがたく頂戴すべし といった強迫観念(道徳ではない)に従っているので難しいのだ。 本心では直で生ゴミ処理機にポイ! 庭の肥やしを作りたい。 *** この頃は女としての役割(出産)を意識したり、 恋愛ボケみたいな発言をしていたけれど、 理屈ばかり先行しちゃってて。 適材適所だ、無理すんな。 ところでアゴを触るのは心理学的に「私を見て」のアプローチだそうで、 私のクセじゃないですか、それは。 触り心地良いだけのもんなのに、そんな事言われたら。 ささやかな楽しみだったのに…気を付けよう。 こうしてプチ強迫観念は増えて行くのでありました。 …BBSやら雑記やら、めちゃめちゃ文章作ってるよね。 もうダダ漏れ。 ![]() 思考の流れに忠実に。 エンズや平沢さんの情報を探してネットを徘徊。 そこで辿り着いたBBS(の過去ログ。2000年でした)で、 ある書き込みを巡ってお叱りがいくつか。 その対象は訪問者を不快にさせるに十分な内容だったから 異論はないのだけど、常識を盾に説得を試みるのは いかがなものかと個人的に。 それはだから、数を味方に付けるという事で、 「きったねぇ〜」って思っちゃう。 自分以外の誰かの言葉を借りてるようで、空々しく、不誠実だ。 少なくとも、私はそう感じる。 ま、それは懐疑的なものの見方をするからかもしれないけど。 時々現われる「他のファンを威嚇するファン」。 「私は特別なのよ」ってね、実際に恋愛関係にあるのだとしても、 バカのする事だよ。 増してやファンの恋愛感情を煽ってお金集めて活動してる ミュージシャン(orスタッフ)なんか1日も早く舞台から去って欲しい。 自分の音楽に自信持ちなさいよ。 覚醒剤使用で岡村靖幸さん逮捕。 どこかのBBSだかブログだかで 「ダイエットに使ったの?女子高生かよ!」 ってツッコミがあって笑ったけど、 様々なプレッシャーに負けたのだろうか? 覚醒剤とは違うけれども、酒もタバコも、 こういう、感覚を麻痺させて、 しかも中毒性のあるものは腹が立つんだよね。 感覚器官を支配されるなんてまっぴら。すべて素で受けたい。 何かを頼って正気を保とうとしてる時点で無理してるよ。 「でも私の代わりがいないから休めない」、それは傲慢。 いざという時の為に仕事を譲っておくのも親切のひとつ。 「子供を産んだら自由がなくなる」、 その自由の為に後継者を犠牲にする訳だ。 いつまでも自分を主役にしてるけど、 生命の抱く履歴を遺伝子に託して未来を譲る気にはならないの? 何歳まで生きるつもりだろう、 私(笑/誰よりも一番に自分にツッコミ入れないとね)。 ![]() ・2012年度オリンピック開催地はロンドンに決定、 アフリカ支援を訴えたLIVE 8、G8も行われ、 これは何か起こるだろうと思っていた。 同時爆破テロ。 亡くなった方々の冥福を祈ります。 イラクに干渉するアメリカに同調してればどこの国だって標的。 支援目的で派遣された自衛隊も、当地では住民同士の対立 (自衛隊支援の人々がデモを計画した所、脅迫されて頓挫) を生むような情報錯誤は根強く残っており、 実際に攻撃もされている。 それでも小泉さんはサマワを非戦地帯と言う。 ・映画 『丹下左膳 百万両の壷』(2004年日本) 監督:津田豊滋 出演:豊川悦司、和久井映見 駄作。 『スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃』(2002年アメリカ) 監督:ジョージ・ルーカス 出演:ユアン・マクレガー、ナタリー・ポートマン 世界観と支持に頼り過ぎ。それを抜けば平凡な恋愛映画。 ・仕事場で家の事を根掘り葉掘り探られる。 こういう、情報で固めて安心したがるのって女性特有だと思う。 誰にもペラペラ話せるような、素晴らしい家庭環境ならいいけど、 ウチはどこに出ても恥ずかしい家だ。 等身大ワイドショーは迷惑。すごく迷惑。 ・仕事場で作業台との高さを調節する為に足を広げたら (胡蝶蘭の鉢植えを、針金を曲げて成型させる立ち仕事)、 傍にいた人に「やっぱり柔らかいね」と言われる。 90度の開脚でも立ってられないという。 それは硬過ぎるんじゃないか? そういや仰向けで寝てたら、 つま先が180度開いてるのを指摘された事もあった。 物拾うにもひざ曲げないし、人によっては異常に映るかもしれない。 「気持ち悪い」と言われたショックをバレエで癒してるのかな。 …悲しくなってきた。 ・ギリギリになってアナログからデジタルへのアンテナ工事。 父親も私もこういうものから逃げるので、 去年12月の不在通知を見て見ぬ振り。 結局母に頼むあたり、 家族はお互いに必要と思える人間を 無意識にでも選んでるのだな、と思う。 離婚してるけど。 ・ストレス解消法として、睡眠と食とに分かれるという。 ずっと両方だったが、片方にした。 どっちかといえば、睡眠。節約出来るし。 ・私の住む町で七夕祭りが開催されている。雨でも人出がある。 七夕飾りと出店が並んでいるだけだが、 人は楽しそうにその道を何度も往復する。 祭りらしく、女子は色気ムンムンだ。 ![]() ![]() 忍者ブログ | [PR]
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