![]() 『茶の味』(2004年) 監督・脚本:石井克人 出演:佐藤真広、坂野真弥、我修院達也、他 最初の20分はお見逃しで残念。物語は個性的な家族を中心に展開、 ベタつかない関係が生む自由な空気に和む。 中でも一番自由なじいさん(我修院達也。音叉鳴らしてキーを確かめ、 自作の曲をいい声で歌う。本業は絵描き)が叱られるのは ボケの症状でヘンなもの食っちゃった時だけという、愛らしい存在。 三人の息子が見せる恋愛模様(マンガ家が一番笑えた!)や、 町の人々との出会いなどほのぼのするシーンが続き、 観る人間の記憶にある美しい風景を引き出すであろう クライマックスには「いいもん観た…」と清々しい気持ちになった。 奇抜な映像でごまかす‘新進気鋭の若手’とは 大きな差をつける監督だと思う。 『ゴシカ』(2003年アメリカ) 監督:マチュー・カソヴィッツ 出演:ハリー・ベリー、他 アクションもホラーもミステリーも、すべてが中途半端。 こういう霊モノは、目に見えるものを基盤にした社会との折り合いを どう付けるのかが面白いのだけど、サラ〜ッと流して終わっちゃった。 『69 sixty nine』(2004年) 監督:季相日 脚本:宮藤官九郎 出演:妻夫木聡、安藤政信、他 1969年、高校生が教師へ社会へ反抗、恋も全力疾走。 自力で催したフェスティバルで演奏されたのは クリームの「WHITE ROOM」。 青春だなあ。 PR ![]() ![]() 忍者ブログ | [PR]
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