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2009年9月11日(金)、15日(火)世田谷パブリックシアター
『ワルシャワの鼻』
作:生瀬勝久 演出:水田伸生
出演:明石家さんま、生瀬勝久、羽野晶紀、山本太郎、徳永えり、
   山西惇、温水洋一、八十田勇一、吉田鋼太郎、他

簡単なあらすじ:
1965年大阪。
陸軍砲兵工廠跡から鉄クズを掘り出し換金して暮らすアパッチ族。
その内、ゴロー率いる集団は鋭い嗅覚と土の味で
埋まっている金属を当てる「ワルシャワ」、
京大出の爆発物取扱技師「京大」、
見た目が男で心は女の「たまぐす」で構成。
ある日、ゴローの娘サキが行き倒れの若者を連れて帰って来る。
素性を話さない若者、その正体は…。

開演前BGMはエルビス・プレスリー。
休憩なし3時間強。長くはあるけれど、細やかに張られた伏線が
クライマックスに向け明らかになって行く快さがあった。
ゴローとは別グループを仕切る頭脳派リーダー「岩田」、
「赤門」と呼ばれる守衛との、けして馴れ合わない関係性も
魅力的だった。
妻と娘とのエピソードも大きい。

パンフレットに「もしこの時代に明石家さんまがいたら」という条件で
書いてもらっていると、さんまさん。
確かに厳しく笑いを教えたり、
賞金目当てで素人名人会(?)に出場するなど、
芸人としての力を発揮出来るシーンが沢山用意されていた。
ハゲネタ押し激しい中、のりピーネタ、吉本(筆跡)ネタもあり。
アドリブに見えた所も芝居だったと気付けたのは二回観たから。
すごい演技力。すっかり騙された。
素人目だけど、笑わせる為の演技力卓越。

キューブでのチケット先行予約申し込み方法を間違えて
二公演分当選してしまった今回。
死ぬ前に観ておきたい芸人さんのひとり、さんまさんが
劇団そとばこまちや劇団☆新感線に属していた役者さんと絡む芝居
とあっちゃ、行くしかないでしょ!というのが、そもそもの動機だった。
関東圏で暮らしながら『未確認飛行ぶっとい』
『ムイミダス』を見てた人間としては
夢のようなメンツ。
席は3階A列23番(11日)、24番(15日)。
最前列センターでオペラグラス要らずの良席。
自分の馬鹿さ加減で財布を痛めたが、心は豊かになった。

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・バレエ教室発表会初体験記(2)
緊張する場に臨む際、いつも最悪の事態を想像して保険にする。
自己暗示になるかもしれないけれど、強い自尊心から
ブザマを演じた恥ずかしさに囚われる可能性が高い。
更に逃げ場を設ける。
最高レベルのクラスなんだから、同様に出来なくて当たり前。
あまりにも付いて行けなければ半泣きで
「やっぱ出来ないっす先生!」。

今日の大人クラス、参加者二名。
十分アンシュヌマン入れられたじゃん。
土曜日はトゥシューズ履く日でブザマ率アップだし、
絶対やらかす。
何かやらかす。
さいあくだー
さいあくだー
とかブチブチ幼稚に考える一方、ワクワクしたり。

何事も速く、休むヒマの無いレッスン。
結果、まぁまぁ付いて行けた。
アンシュヌマンは覚えるだけで精一杯。
そういうダメな所もチェックした上で
先生は月曜日への参加も促して下さったけれど、
「体力的にマズかったら元のクラスに」と消極的に返した。
そう言いながらリクエストされると嬉しくて応えてしまうのが私の性格。
新しい環境は楽しい。発表会の振付が始まるまで辛抱するとしよう。

・マンガ感想
樹なつみ『ヴァムピール3』
死への恐怖か生への執着か、
この題材は人間を描く究極かもしれない。
カウンセラーの活躍に期待。

やまざき貴子『LEGAの13 3』
前に「装飾ばかり。何を中心に物語を動かしているのか」
との感想を持った。
巻が進み、何となく捉えた。
錬金術になぞらえて、人間から黄金を見出す瞬間を描いた物語と。
盛り上げる為には醜い人間像が必要になる。
どんだけ醜悪か、最高潮場面に期待。

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・バレエ教室発表会初体験記は
当たり前だが発表会が終わるまで続く。
少し前に参加申し込みに至るまでの話をした(7/1分)。
「恥ずかしさで死ぬかも」と締めている。これは遺書なのか?
本日第一回目。

8月は夏休み仕様にて、
大人クラスはラストの時間を割り当てられていた。
仕事を終えてからのレッスンは体力的にキツい。
通常よりも一時間遅れてのスケジュールは思った以上にラクだった。
9月からもこの時間で通えたらと、かすかに願ったのが届いたか、
先生から振付に入る10月まで
上のクラスを受けてもらえないかと相談された。
アンシュヌマンでの練習をしておいた方がいいとの理由で。

「アンシュヌマン?なんだそりゃ?」の表情を読み取った先生は
「いつも8小節で踊ってるでしょ?その倍の16小節で踊るの」と説明。
そういえば最近そういった練習を何度かしていた。
舞台の端から端まで大きく使って踊るのだ。

上級者クラスはプラス15分である。
バーレッスン以外は分けてもらえるだろうけど、
それでも体力的にラク〜♪なんて喜べるこっちゃない。
明後日、マトモに動けない自信たっぷり。

・マンガ感想
二ノ宮知子『のだめカンタービレ22』
そういえば前の巻でプロポーズしてたんだった。
感覚で行動しながら後悔する道を選んでないのがすごい。
P137の『ナウシカ』パロ、笑った。

菅野文『オトメン(乙男)8』
女の子ひとりに複数の男前がって、少女漫画の王道。
他にも有り得ないエピソードや萌え要素を沢山ブチ込み、
そのハイテンションに読み疲れ。
正宗母の偏執狂ぶりも怖い。

・映画感想
『亀は意外と速く泳ぐ』
周囲の人間に振り回される、影の薄い女性が主人公。
ずっと小ボケが続く。淡々と。
笑いのツボが合ってれば飽きない。
と、思う。
途中で寝ちゃった。
物語の芯が太くないと集中力が。

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・発売中の『テレビブロス』、
未来のテレビ番組雑誌なだけに表紙がタワーマンション。
個人的には次点で特集の
森三中・黒沢かずこさんで飾っていただきたかった。
テキトーハニーが受け入れられつつある現在、
数年前に初めて歌を聴いた時、
「…久宝留理子!?」と衝撃を受けた。
あまたのボーカリストから久宝さんを選ぶとは、目の付け所が違う。
後に森三中のネタは全て黒沢さんが作っていると知り、
やはり頭脳であったかと納得。
記事中、歌唱について誰かを参考にしたとかいう話は無く、
私だけが久宝さんに似せたと思っているのかもしれないから
それは置いといて、あのムチャクチャなテキトー感、
自作曲のやっつけ感は清々しい程。
藤井隆さんに師事(?)して得た芸なのか、今後が楽しみ。

昨夜は藤井さんと森三中が出演の
『ギョーテック』(金曜夜中12ch)を見た。
そこで歌われた筒美京平×松本隆曲大好きっ子である藤井さんの
自作シンキングタイムソング
♪SHU・N・KAN 見開いた君の 瞳へと流れる空の青〜
 ギョーテック!
に、乙女詞を歌うシブがき隊が頭に浮かんで卒倒しかけた。
お笑いと音楽って密接。

・友達からダンボールいっぱいのマンガが届いた。
感想。

よしながふみ『愛がなくても喰ってゆけます。』
薀蓄部分は読み流し。
行き過ぎと感じるほど周囲の人間関係をネタにしている。
創作ものに巻末サービスで入れるレベル。
日常に潜む、人生に大きな影響を与える些細な出来事を描いてて
面白くはある。惜しい。グルメ情報発信に気を配ってるせいか。
タイトルについては、そういう意気込みが逆に
「女は愛(男)無しでは生きられない」という偏見に
悩まされてるように感じる。
食べる事に愛の有る・無しなんて関係あるんだろうか?

今市子『悪夢城の主』、『百鬼夜行抄18』
大好きな‘いわれ’で占められた物語世界♪
こういう作品こそアニメにして欲しい。
テーマorエンディング曲はalanに担当していただきたい。

余談:
alanといえば、同じavex所属の睡蓮と近い匂いを感じる。
どうも芍薬ちゃんの歌は自身の愛してやまない日本の唱歌より
中国っぽい耳触り。歌い方か声質か。
二胡使ったオケで歌うような事があれば確認出来るんだけど。

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・衆議院議員総選挙は民主党の圧勝。圧し過ぎなくらいに。
投票日翌日、朝のワイドショーを見てたら
「自民がダメなら民主、振り子のようだ」と
国民の単純さを嘆くコメント(誰が言ったか忘れた)が。
あれだけメディアで煽っといて、そりゃないよ。
影響力があると自覚しながら報道してたんじゃないの?
メディアの出した答えに任せ思考停止する人、
危険性を感じて自分で情報を取りに行く人、
単なる好みで決める人、様々いて、出た結果。
鳥肌さんぽく考えれば戦後の左翼教育がいけないのか。
みんな平等にと無個性化させるからこんな事になる。左め。

と、批判しておいて情けないが、
大した情報も得られぬままに投票した。
私の区は候補者が3人。
1人は先日、
石破茂さんを応援に呼び国政報告会を行った自民党員。
演説内容の薄っぺらさと、立ち見年配者への無配慮により、バツ。
1人はバックに宗教団体が付いている候補者。
ウグイス嬢が街宣中に「ご迷惑をおかけしております!」をかみ倒し、
マイク持ったまま候補者とアヒャヒャと笑い合う声を響かせるという、
言行不一致の不真面目さにより、バツ。
残りの1人は小泉政権下、
郵政民営化造反にて自民党を追われた候補者。
思い切って剃ってしまえばいいのに
無理矢理10:0の分け目でもって輝く額を隠す、
そんな隠蔽工作に走る人物だが、他の二人よりはいいだろう。マル。
政党と裁判官も消去法。

早くも鳩山由紀夫さんの奥さんが
ファーストレディとして注目を浴びていた。
全然関係ないけど、京唄子さんのファッションてハイグレード。
漫才師なのにヨーロッパの競馬場行けそう。なんでだろ。

・『検索ちゃん』見てたらハリセンボン・はるかさんの
「化粧に興味無いんです。キレイになろうと思わないんですよね」に、
すかさず相方の春菜さんが
「それはイイ女が言うセリフだろ?」とツッコミ。
しまった、私もはるかさんと同じイイ女ぶった発言してる(笑)。
イイ女だから化粧する必要無いって意味じゃなくて、
したって全然キレイにならないからなんだけど、春菜さんの論法だと
この理由も「そんな事ないって言われたいんでしょ?」
って解釈されるんだろうな。
いわゆる誘い受けってヤツか。ズルイね。
無自覚に人に気を遣わせる発言してるワケだ。
だけどこちらにしたらお愛想だってわかってるんだから、意味無いよ。
気遣いに感謝するだけ。

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