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(雑誌等に掲載された文章や発言を使っていますが、
 記憶頼りなので多少ニュアンスが違います。
 確認せず勝手に語ります事、どうかお許しを)

『崖の上のポニョ』。観てない。
公開前にチェックした公式サイトには
夏目漱石の著作にインスパイアされたとか、
何やら底が深そうな背景を、CMではあの覚えやすい歌と
「ポニョ、そーすけ好き!」というセリフで
何やら底の浅そうな面を見せていた。
あらすじからは『人魚姫』を思い浮かべた。
あまり好きな物語ではない。
公開後、映画レビューのメルマガで
「環境破壊により陸上での生活は限界を迎えている。
そこで海でも暮らせるように水棲生物と人間との
遺伝子操作実験が行われ、ポニョが誕生した。
人間へと姿を変えるのはその実験に失敗したからである」
との解釈が。
だから父親の名前がフジモトなのか。合点がいった。
観てもないのに合点も何も無いんだけど(笑)、
親子間の名付けに脈絡が切れてて変な感じがしてたから。

宮崎さんの作品は戦争や環境破壊などの社会批判をベースに
勇気ある女性が主人公になるものが多く、これもそんな感じ。
もし恋心に支えられた勇気なら観る必要無い
(個人間の恋愛沙汰は視野が狭いから)
と思っていたけれど、そうでもなさそう。
「さすが」と云いたい所だが、
押井守さんの感想を『テレビブロス』で読んだ。
「高畑勲さん(?)がタッチしなかったから暴走した」と。
おかしな事になってるのか?

『スカイクロラ』。観てない。
NHKで組まれた特集は観た。興味が湧かなかった。
押井さんは現代の若者に向けてメッセージを込めたようだが、
設定が面白いと思えなかった。
不死の若者を使ってショーとしての戦争を見せる。
これはゲームの世界と同じ。死んだらリセット、の繰り返し。
そこに感情移入出来るか?
現実はもっと残酷だ。無意味な争いで多くの命が失われている。

視点はどこなんだろ。
その戦争ショーを見てる人達なら面白そうだけど。
代替行為で癒される人もいれば扇動される人もいる。
そこら辺が描かれてれば、
あの美しい空中戦映像とのバランスが取れるように思う。

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