![]() 先週のライブでは「早いよね、もう曲出来てるんだもん」 という事で、カバーアルバム。 女性ボーカル曲のみで、恐らくケラさんの選曲。 1.LOVE LOVE LOVE 作詞:吉田美和 作曲:中村正人 原曲のようにチェンバロっぽい音で始まっておきながら、 歌い出すとメタルパーカッション入って来るインダストリアル(笑)。 この「好きで好きで仕方ないの!」なラブソングを 気持ち悪く歌うとこが、相手に「重いよ!」と思わせる ストーカー風に聴こえて可笑しい。 2.中央フリーウェイ 作詞・作曲:荒井由美 パンクアレンジ。 元々ユーミンにコスモポリタンなイメージは持ってないので、 そういう方向のイメージチェンジは感じないが、 夜の高速に「その車は走ってないだろう」な音が入ってて楽しい。 3.HAPPY TALK 作詞:Oscar Hammerstein 2 作曲:Richard Rodgers 大人な優しさを持つ女性ボーカルが入ってお洒落な導入部だが、 やはりサビに入ると歌詞を覆すパンクアレンジでイメージ破壊。 4.やっつけ仕事 作詞・作曲:椎名林檎 だんだん力が抜けて 「もうなんもやる気しねぇ」な減速してくイントロ。 その後のAメロを平沢さんぽく歌い、ちょっとホラー。 以降はパンク。 5.DA.YO.NE 原作詞:GAKU、MUMMY D 改作詞:KERA 作曲:YOGGY 「だよね」をオチにしたコント。だから原曲を裏切ってはいない。 達者な演者が誰かバラしてしまいたいけど、我慢。 6.白いパラソル 作詞:松本隆 作曲:財津和夫 ニューウェーブ。 初っ端、ギターをいくつかのトラックに分けて録音、 ヘッドフォンで聴いたら酔いそうだ。 人生が使ってた音色(ドラムとか)があり、懐かしさがこみ上げる。 また、コミカルな声質が ブリブリのアイドル曲との違和感を消している。 7.DNA 作詞・作曲:川本真琴 これは単純にケラさんが歌いたかっただけなんじゃないか? 初めて歌詞をじっくり読んだが、面白い。 バックはなんだか複雑。細かい巧みの技が光っている気がする。 原曲はギターでシャカシャカさせて焦った感じを出してたけど、 こっちはエレクトロで浮遊感。 跳ねるベースが逆に重力を感じさせて、 心と頭の対比を表してるのかな?と思うけど、どうだか。 8.異邦人 作詞・作曲:久保田早紀 ケラさんによるとゲルニカ風。歌い方「スーダラ節」だけども。 オリエンタルな雰囲気を、辺境の地らしく ‘アメリカやイギリスのポップシーンを10年後くらいに再現してます’ といった点で出しているような。 ブックレットの解説によると、 アナログシンセの単音モチーフを繋げて オーケストレーションさせてるそうなので、さもありなん。 9.白いパラソル<Dr.Usui(MOTOCOMPO) Remix> すごい。80年代を通った人ならきっと笑う。 絶対に寄り添わないであろうデッド・オア・アライブと ニューオーダーを組み合わせたり、 いかにもユーロビートな音作りに自虐的な感すら漂う。 10.中央フリーウェイ<HONDALADY Remix> 途中FMラジオDJの曲紹介(英語)が入ってドライブ中な雰囲気。 加工させたボーカルと、 後半で鳴り続ける印象的なリフレインがとても良い。 これは…ブリープテクノとかいうんですかね?(知りません) 以上、解説・紹介じみた感想でした。 PR ![]() ![]() 忍者ブログ | [PR]
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