![]() 昨夜『世界がもし100人の村だったら4』を見た。 AIDSキャリア、家族による虐待、 物乞い生活を送るロシアの少年に涙する桜井幸子。 顔の作りが整い過ぎているからだろうか、 お人形さんのような彼女には昔っからウソくせぇイメージを受け、 泣いても笑っても、 ちょっとばかし演出過剰な振る舞いに見えてしまう。 そうでなくとも、こういう番組は伝え方が難しいと思う。 他に取り上げられたのは 13歳で未婚の母となったアルゼンチンの少女と、 肉体労働に明け暮れ 学校にも行かせてもらえないガーナの幼い兄弟。 ‘貧しさに苦しむ子供’を共通項に、 富める日本人に何を訴え、求めるのか。 募金だボランティアだと、庶民が底辺で頑張るにも焼け石に水。 なぜ貧しさが生まれたのか、 どのように搾取システムが出来上がったのか、 ‘富める大人’の事実だって伝えていただかないと。 金持ちの豪奢な生活やグルメ情報を放送するなとはいわないけど (人間の欲に果てなし。出世願望や向上心のバネにもなるしね)、 視聴率優先なのか、片手落ちだよ。 彼らは人の善意にすがって生きる方法を覚えてしまった。 将来、どのように成長するかはわからないけど、 自分の不幸を犯罪の正統化に使わないでくれたらと思う。 『爽健美茶』のCMだったか、 栗山千明さんがバレエのレッスン中という設定で、 休憩時にのどの渇きを癒すという商品アピール。 そこで最後に見せるフェッテにガクリ。 この手のCMは美しさを前面に出すものだと思っていた。珍しい。 と、イヤミったらしく云ってみたが、これは制作側がイカン。 「バレエでの大きな見せ場といえば…」と安易に決めたんだろう。 しかし、出来はどうですか。 彼女の足はスリッパを履いてるじゃないですか(*)。 軸足も曲がってて、プロでもないのに あそこまで出来れば大したものだけど、 結局は彼女の恥になる。手足長いんだから、 技術的に地味でも美しく見せる技あるのに。 懸命に練習する姿と汗を見せたかった? 成果を見せるべき最後のシーンで? 栗山さん・バレエ・鍛練という、美しさの要素を生かしてない。 んもう、ちゃんと美意識持って作ってちょうだいよ。 *スリッパを履いた状態で足首を伸ばして回転すると 遠心力で飛んで行きます。 つまり、足首を伸ばさないで回転するって事は、 スリッパを飛ばさないよう頑張ってるように見えるという事。 そういう振りもあるけど、基本は足首伸ばし真っ直ぐ美しくなのです。 PR ![]() ![]() 忍者ブログ | [PR]
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