![]() 『筒井康隆、筒井康隆を読む Dramatic Reading & Dramatic Meeting』 2010年2月21日(日)成城ホール 出演:筒井康隆、山下洋輔、上山克彦、白石冬美(声) 初めて行く会場恒例の迷子をやらかし、 徒歩3分の所を20分かけて到着してやった。 席はG列19番。下手寄り。 <第一部> 『陰悩録』---上山克彦 声の出演---筒井康隆、白石冬美 ピアノ演奏---山下洋輔 白いガウンを着た上山さんが恭しく登場し、開幕の挨拶をしてから 舞台中央に用意された浴槽内で『陰悩録』進行。 男性の大きな笑い声にその切実さを感じ取る。 続いて山下さんだけが残り、「枯葉」を弾く。 少し斜めに設置されたスクリーンの枠は 井桁に組まれた竹(竹+井→筒井)、 HASHIさんの写真 (『パリ・未来の原風景 by HASHI)が投影された。 次は映像無しで「Things Ain't What They Used To Be」。 『昔はよかったなあ』---筒井康隆×山下洋輔 朗読とピアノ。 黒のタートル&パンツ姿で登場の筒井さんは 上手に用意されたカフェ風エリアへ。 飲み物(なんだったか忘れた)を運んで来たのはウェイター。 椅子に座ったまま読み上げる。 あと少しという所で寝てしまい、 終わりの拍手で目を覚ました。悔しい。 穏やかな語り口と、それを邪魔しない心地よい音がいけない。 休憩。 なんという大人な空間。 性別も加えると、成熟した男性の包容力に浸ってる感じ。やばい。 <第二部> 口上---上山克彦 ピアノ演奏『組曲筒井康隆全作品』---山下洋輔 全作のカバーを映写しながら。 引き続き山下さんのピアノと、 往年&現在のハリウッド俳優の写真を並べた映像に 彼らの名前を使ったデタラメな文章を乗せた、『発明後のパターン』 例:ケビン・コスな! ※ココはプログラムに掲載されていないのでタイトル自信無し。 『関節話法』---筒井康隆 センターマイクで朗読。時折、身振りも加えて。 渋い声色と飾り気の無い語り口に、大いに笑った。 一旦、引っ込んだ後、声で出演の白石さんも舞台に上げ、 朗読会自体が最後だという事で、しばしトーク。 筒井さんは、これまで読者に合わせて書いて来たように思う、 これからは自分の好きなように書いて行きたい、との事。 また、前回で最後のはずが好評で、今回の開催が叶ったそう。 出演者紹介と感謝の言葉を経て、 卒業の意味で山下洋輔さん伴奏による「蛍の光」斉唱。 オンチな上に全然キーを合わせられなくてヘロヘロになりながらも、 一緒に歌わせていただいた。 その後、なんともあたたかい満場の大拍手で終演を迎えた。 ロビーに出ると、 関係者等に贈られた花を持ち帰れるよう作り直した花束が。 遠慮無しに頂戴した。 筒井康隆 PR ![]() ![]() 忍者ブログ | [PR]
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