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2003年6月21日(土)~22日(日)
『軍装妄想芸人 鳥肌実展』 ラフォーレミュージアム原宿



記憶は当然の如く曖昧です。
オークションの出品順も正確ではありません。お許しを。

<展示会場内までの道>
原宿で展示会を開催。
数年前は街頭演説の際、空き缶を投げ付けられるなど、
ひどい扱いを受けていたのに、おサレ人間の集うラフォーレに
ドドン!とイベントを催すとは、なんとも感慨深い。
↑ロック的発想
会場のある6階への階段にはビデオコーナーが設置され、
『玉と砕けよ』が流れている。
数段昇った踊り場には物販コーナー、
さらに昇って入り口までの階段壁面には
NYで撮影されたと思わしきバカ写真(褒め言葉です)
パネルが数枚、迫力たっぷりで並ぶ。
これらは写真集などで発表されないのだろうか?




この写真で履いているパンツは
オークションで軍服購入希望者に印として渡された。
「洗濯していません」。




この写真で持っているギターは後に出品される
‘ピンクシリーズ’に含まれていた。

<展示会場突入>
入り口でチケットを渡し、
オークション参加の整理番号をいただく。69番。
ナイスポジション(笑)
歩を進めて場内へ。
旧日本軍コレクションコーナー。
BGMは軍艦マーチなど、やたらに勇ましい。
手縫いの日本国旗や、ショーケースに並べられた
襟章や手帳といった品々は初めて見るものばかり。
シミも含め、状態の良さに「60年近く過去の日本も
そう昔じゃないな~」などと思いながら
ふと見上げると、
「私の家系は無類の囮好きでありまして…」と、
神風精神溢れる祖父の偉業を物語る鳥肌氏直筆の書。脱力。

他、軍刀、軍服、竹槍コスチューム、モールス打電器、
大きな看板、


合間合間に鳥肌氏の軍装写真。ゴリゴリだ。

次の間は芸人としてのコーナー。
四方に美麗写真、ショーケースに扇子、サイレン、
眼鏡、金無垢時計など。
中央には高々と玉砕スーツが配置され、
そのオーゲサぶりがスバラ可笑しい。
さ、期待の未公開映像をば。

座席は用意されているけれどもスクリーンに近過ぎ、
後ろの壁にもたれて観賞。多くの資料映像を編集した
オープニングの映像が秀逸。
明らかに合成のカリスマ演出
(主にM・ジャクソンのライブ映像を拝借)に笑う。
『卒倒ライブ』からは、妻・夏江とのアレコレ。
スカパーで放送されていた『鳥肌実TV』からは、
J・ブラウンの曲に乗せて重ねる街中での迷惑行動、
ホステスに付き纏うケチケチサラリーマンを抜粋。
「なぜお蔵入りなのだ。面白いのに」、二回見る。
特にオープニング映像は何度も見たくなる。万歳!
山と並ぶお土産のチラシを一枚ずついただいて
一旦会場を出る。

<オークション参加>


舞台には通常の公演と同じく、
ビールケースとスタンドマイクを設置。
席が用意されたのは前売券購入者(200人限定)のみ。
当日券購入者(100人限定)は立ち見。
壁には男前パネルやバカパネルが並ぶ。
局部をバラの造花(実体。パネルに貼り付けている)で
隠しているものもあり。
ワクワクの中、サイレンが鳴り響き、
軍服を着た鳥肌氏が会場後方より客席を縫って登場。
ちょうど私の横を通過。一応ポポンと触れとく。細い!
舞台に立ち、
「こういったイベントは初めてなので
上手く進行できるかどうか…」、
「今日はカリアゲに失敗しまして。角度が違うんだよなぁ。
散髪屋のオヤジと掴み合いのケンカをしました」、
「旧日本軍のコーナーはガラ空き。どうしたものかと。
え~、時間に限りがあるので」などと話し、
銭ゲバオークション開始。

・いきなり銃剣の類いを出品。
先端に刃のついている銃を「笑いません?この長さ」と紹介。
おまけに黄金色の火縄銃みたいな「種子島」、
「玄関に飾るといいんじゃないですか?」。
そして「バンビちゃん」(シカの頭部の剥製)を付ける。
奈良公園で撃ち殺したというバンビちゃんは
実家の応接間から黙って持って来たそうで、
「今頃父親はひっくり返ってると思います」。
・鋭く尖った竹槍を「人殺せますよ、これ」と売却。
おまけとして付けられた仔象の剥製
(「目を見れば本物とわかる」と言い張っていた)には
型崩れ防止の為か、内側にすっぽりとアザラシのぬいぐるみが。
客席から「可愛い!」の声。

・「ピンクに凝っていた時期が、
八年前に二、三週間ありまして」と、
ピンク色のフォックス型眼鏡をかける。
ライダーススーツを見せた後、(ピンクの)「くさりチェーン、
くさりチェーンなかったかな?」と
後方のドアを開け、舞台奥に消える。
…くさりとチェーンは同じ意味だが。
持って来たド!ピンクのバッグから小物を色々と取り出し、
説明。
他、子供用、あるいはオブジェとしての(?)ミニギターも。
「ギターも弾けるんですよ(チューニング狂いまくり。
マイナーコードばかり押さえていたような…。
じゃんじゃんじゃんと爪弾いて一言)。
今のはビートルズの曲です」

・ヤンキーパンクステッカー等でお馴染みの衣装。
「この、ジャージともスウェットとも言い難い…。
結構気に入ってたんですけど」。
・濃紺(黒?)の背広。
胸だけでなく背中にも大きく菊の紋章が入っている
丁寧な金糸の刺繍で、重そう。
「 これを着て靖国参拝したら
埼玉の右翼にボコボコに殴られました。
どうしてこういうものを作ろうとしたのか…。
ふざけてるとしか思えません」。

・軍服。「スタッフに渡されたんですけど」と、
売りたくなさそうに(笑)事細かに説明。
「興味ある人います?(「はい!」の声)
じゃあ後で交渉しましょう」と一旦下げる。
・エースのバッグ5点セット。
「大阪(?)でしか売られていない、センスゼロのバッグ」。
いつも公演等で使っているものも含まれており、
「売りたくないな」。結局売らず、代わりにグッチのバッグを。
「これは売ればお金になりますから」。

・街頭演説で使っていた拡声器。電池切れか、
「使えないから」と売らず。実用本位か。
・ことりマークをあしらった真っ赤な背広。
「何を勘違いしたのかダブルです。私はシングルが似合う。
NKホールの公演で着たんですけども、
ビデオを見て‘失敗だった’と。オーダーメイドですから、
私と同じ体型の方にお譲りしたい。
身長163.5cm、体重53.5kg。鳩胸手羽先腕です」。

・池田大作氏の等身大パネル。
「通称アブラダヌキです。『轟沈演説』で使ったんですが、
反応が薄かった。
本当の大物は顔を知られていないものなんですね」
・高下駄。「あれっ?左右高さが違う…。
これは日本青年館で、紋付袴で登場した時に使いました。
これだけじゃアレなんで」と、
ユニオンジャック柄のロンドンブーツを。
サイズは25.5cm。ヒールは25cm。
「国旗柄ですから、「これぞ!」といった感じ。
あ、こっちを先にした方が良かったな。
これを履いてねるとんパーティーに行きました。
誘われて行ったんですけども、入場を断られまして。
すると誘った人間が「ここまでしてるんじゃないか!
その気持ちを汲んでやれよ!」とキレた」

・鳩杖。持ち手が鳩の頭部になっており、組み立て式。
桐の箱に入っていて、なんとも立派。
別の鳩杖を持って来、「私が気に入っているのはこちらで、
普段はこのように使っております」と、ヨッタヨタに歩く。
インドの物乞いと間寛平演ずる危険なおじいが頭に浮かぶ。
杖の役割とは。
・『山崎製パン~』『ネオナチ』『日本船舶振興会』等、
旗のような、ノボリのようなもの
(パンフ『トリズム』内の野音公演頁にちらりと写ってます)。
「染め抜きになっています。結構有名なお店で作ったんですよ。
今はなくなってしまったんですけど。 代金未納のまま」
と、一枚一枚見せるが客席へは全て裏側。文字逆。
いっぱいいっぱいのようです。

・ボツパネル(NYで撮影したもの)。
蛍光色のスパッツを履いて、
バナナを入れたフルーツバスケットを持ち、
シェラトンホテルの客室をノック、という写真。
イエローモンキーがバナナを持って何をするつもりか。
・開演時に悪天候からすっきり晴れ渡った、
2002年野音公演で使われた「雨風に強い」素材のポスター。
この日は私の誕生日でもあり、欲しかった!
でも高いよ(笑/二枚一万円で落札)。
・渋谷にあった大きな看板。
「これね、100万かかってるんですよ。広告料は500万。
50万でお譲りしますよ」

落札者とのコミュニケーション。
女性にだけインタビューあり。
「結婚してもらっていいですか?」、「可愛いですね」と、
抱き付いたり胸揉んだり。
その割には恥ずかしいのか、客との対面は俯き加減だった。
・腕のアザを見て「DVですか?」。
*DV=ドメスティック・バイオレンス
・モヒカンの落札者(男性)に「ハードコアですね。
『タクシー・ドライバー』(映画)とか」。
・「何か質問ありませんか?」「怒らないで下さいね」「はい」
「シャンプーは何を使ってらっしゃるんですか?」
「海藻の、8000円くらいのものを使ってます。
おっきい、美容院で使うような」

・「何か質問ありませんか?」「じゃあ…じゃあ…」
「ザーメンですか?」「違います(笑)」
・「何か質問ありませんか?」
「どうして霊柩車を使おうと思ったんですか?」
「いや、別に…。だって迫力あるでしょう。
どんな車輌も道譲りますよ」
・「何か質問ありませんか?女関係の、2ちゃんねるの話とか。
私が言葉に詰まるような質問をして下さい」
(M的発言ですね~/笑。この方は2ちゃんねるどころか
ネットさえ使わないらしく、折角のネタフリは尻つぼみ。
もったいない事をしました)
・高額落札者に「あなたお金持ってますね。風俗…?
(当人は「違う」と否定している)
今ね、風俗嬢と付き合いたいんですよ。金が必要なんでね」。

落札者が座っているエリアに向かって
「ありがとうございました!」、深深と土下座。
一度引っ込んだのにボツパネル持って再登場、再々登場と、
オークションは閉館三分前まで粘った。
出品物ひとつひとつにエピソードがあり、飽きさせない。
途中、演説を始めるシーンも。
不慣れを詫びながらの進行だったけれども、
概ねよろしかったのではないだろうか?
ビルを出ると、サッカー界の貴公子・ベッカムが来るらしく、
アディダスビル前は人でいっぱい。
興味ないなぁ(笑)試合なら見たいけどね。
この後、シークレットで出演の新宿アンチノックへ移動。

<オークション二日目>

ポスターです。チラシで‘軍装’をアピールしたので
こちらでは‘芸人’でしょうか。

22日は私、チケットは取りましたが、
体力・資金不足が気にかかり譲渡、不参戦でした。
とりそば妹様の報告によりますと、
潔白スーツ(真っ白な背広。背中に「潔白」と入っている)や
写真集『廃人玉砕』で使われた「上京」
「ロックmeアマデウス」の衣装などが出品されたそうで、
購入できずとも生で見たかった!と心底悔しい気持ちに。
他、壊れたトランシーバー、
正面入り口に飾られていた切り絵風のパネル、
会場内に展示されていた男前パネル
(購入者のリクエストに応え、
サインを入れて下さったそうな)、
さらに手袋やクシまで売り飛ばして、正に銭ゲバ。
オークションが盛り上がったのは本編終了後だったそうで、
鳥肌氏は「ヘロヘロだった」との事(笑)。

(チラシ以外の写真はすべて、よど様にご協力いただきました)

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