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初めてクリスマスを知ったのは
まだ就学前だったと思う。
母に「クリスマスって何?」と問うたらば
「どこで聞いて来た?ウチには無いよ」。

と答えながらも、プラスティック製のツリーに
イルミ巻いてピカらせるくらいの
雰囲気づくりはしてくれた。
私から特に求めはしなかったが、
幼稚園で作った紙のオーナメント付けたり、
ストレス解消代わりにクラッカー鳴らしたり、
母なりに気遣ってくれた。

父は付き合いで買わされたイチゴのケーキ(定番のアレ)を
ホイップ嫌いな私たちに渡そうとして
「誰が食べるんだ」と拒まれ、小さくなっていたのを思い出す。
せっかく買って来たのに可哀想?
父との記憶ってほとんど無いんだよね。

そもそも父は母と私に関心が無く、
毎日、仕事を終えたら実家に顔を出してから帰って来る。
休日も何かと呼び出されて実家に行く。
ほとんど3人そろって食事をする事さえ無く、
何かしらのイベントも発生させない。
何事も「お金は出すからそっちでやって」
という感じで基本不参加。
機能不全家族ですわ。
恨み節ですわ。

大人になれば会う時間を作る事自体が難しくなる。
パーティ文化の無い日本には
クリスマスやハロウィンは格好の理由。

ところで、クリスマスソングといえばこれ。
売り上げを飢餓で苦しむアフリカの人々に届ける
チャリティソング。


Do They Know It's Christmas~Band Aid 1984

近所のレコード店には置いておらず、
店員さんにも入荷出来ないと断られてしまった。
ガッカリした様子の私を可哀想に思ったのか、
内緒で録音してくれると言う。
手数料だけでもと申し出るも、要らないとの事で、
ありがたく頂戴した。
今もそのカセットテープは残してある。
優しい記憶。

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