 夏の終わり、関東地方に過去最大と予報された台風が来た。 私の住む地域に大きな被害は無かったものの、 家のアンテナが壊れて地上波を受信出来なくなった。 父は「NHKが映らないと困るだろう？」と心配してくれたが、 それで「BSのアンテナ貸してくれる？」は意味不明。 「信号が違うんじゃない？」と答えたら 不満そうな表情を浮かべた。 「貸す」っていうのも、どういう状態を指すのだろう。 父は時々要領を得ない発言をする。 あまり突っ込んでも機嫌を損ねるだけと 放っといてる内に、 2002年製テレビの電源が入らなくなった。 あるDVDを再生したのを最後に。 実は年始に発売される 某ユニットの記念BOXを予約していた。 同梱の映像作品はブルーレイディスクのみゆえ、 プレイヤーを購入しておいたのだが、 モニター無しでは楽しめない。 掃除嫌いはコードの束が嫌い。 ポータブルテレビを購入した。 12月に入ってやっと父がアンテナ修理の手配をし、 地上波も映るようになった。 伴い、ミキサー（混合器）とケーブルを買い足して配線。 今時のテレビはデコボコが少ないんだね、すごいや。 氣志團万博2019 Trailer 毎年WOWOWでの放送を楽しみにしているイベント。 お客様だけでなく、出演者にも 心づくしのおもてなしを常としている。 今年は台風の影響で開催自体への 賛否両論もあったらしく、最中にも配慮の言葉や 被災地・被災者に届けるマブダチ募金への協力を 呼びかけていた。 被害状況は現地に行かないと実感湧かないし、 客商売のお店にとってはストレートに死活問題。 悪天候なら中止以外に無いが、 開催すれば損失額を抑えられるし、 現状を知ってもらう事も出来る。 じっと静かに過ごしたい人もいれば、 わずかでも楽しい時間を過ごしたい人もいる。 答えは一つではない。 氣志團リーダーの綾小路セロニアス翔さんは 観客を楽しませるためなら全力を尽くす。 分け隔てなく、偏見なく、次々にプランを練り、 実現化への努力を惜しまない人物。 今年は特に二日目が ジャニーさんへの思いを込めての企画が山盛り。 ウェルカムDJのダイノジはかねてからのSMAP好き。 集った観客を慰めるかのように連発、盛り上げていた。 所属タレントの爆発的人気を生むきっかけとなった トシちゃんのヒットメドレーは圧巻で、 ダンスのキレもハンパ無かった。 MCでは新しい地図で活動を始めた3人にも言及し、 絆の強さを垣間見せていた。 当日、Twitterでは 「やっぱSMAPすげえ」の声が相次いでいたので、 放送までその事態を心待ちにしていた。 尋常でない歓声の大きさがテレビ越しにも伝わる。 地鳴りまでしてそう。 手を振る3人に、老若男女問わずブンブン振り返す観客。 アイドルを操り人形としか見ない人達には理解出来ない、 この空気の温かみと清らかさは この世のものとは思えない。 さすが地球外生命体、宇宙から来ただけある。 人であって人ではない、 そんな役割を背負う勇気と覚悟には尊敬しかない。 トリの氣志團のステージではジャニーズメドレーも。 何かと取り沙汰される点あれど、 アメリカンなエンタメを日本で展開させた、 偉大なプロデューサーである事に変わりなし。 与える事だけを考える人達が作ったステージに対し、 受け取るだけではない反応を見せる観客。 このフィードバックには間接的にも幸福感を得られる。 ジャニーズ関係の話に終始してしまったけど、 他にも各出演者を描いたイラストが いちいち素晴らしくて感動したり、 氣志團万博でしか観られないステージング （というかコント）を楽しんだりと、 放送時間6時間（二日間合わせれば12時間）も苦無し。 来年も開催予定との事で、 しっかり受信可能の状態を保っておきたい。
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