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映画『エクス・マキナ』予告編

アタマ10分くらい過ぎてから観た。
山奥に住むマッチョなCEOとヒョロい青年(エンジニア?)。
どうやらAI搭載ロボットの性能テストに選ばれたらしい。
女性型で美しく、妙齢。
顔面以外はロボ感丸出し。
名前はエヴァ。

CEOが青年に施設を案内しながら
テストに関する諸注意や心構えなど無駄なく伝えて行くので、
観てる方もスムーズに理解出来る。

精密機械の研究施設らしくチリ一つ無い清潔感、
しかしインモラルな雰囲気が漂っている。

コミュニケーションを取らないとテストにならない。
ガラス越しの対面形式はまるでお見合いのようだ。
青年の不憫な生い立ちをほぼ無表情で聞いていたエヴァは、
着たい服があると、着替えるために席を外す。
戻って来た姿に驚いた。
「着たい服ってそれ?」と言いたくなる地味さ。
髪はベリーショート。
そのアンバランスさは目的遂行に合わせた計算の上、
出した答えである事が物語が進むにつれて
明らかになって行く。

AIとの頭脳戦という触れ込みの割に
簡単に翻弄される朴訥青年。
恐らくAIに勝ち続けて来たCEOは刺激が欲しくなって、
自分とは真逆の人物をぶつけてみたくなったのではないか。
そして青年を通して、
自らの行いが如何なるものであるかを知らされるのだ。

キリスト教的倫理観を持っていると
こういう結末を導くのかもしれない。

ここからはネタバレ含む感想。



検索エンジンで集めた膨大なデータを駆使して
ヒトの近似値を作っている。
データは膨大。膨大なはず。
なのにだ。
なのに、何故そんなにステレオタイプなのだ。

CEOは成功者の典型。
人を見下ろす場所に住み、体を鍛え、
世界征服を目論む。
女性型のロボットだけ作るのは
自分以外の男は脅威になるからだろう、性的な意味も含め。

様々な人種のロボットが作られたようだが、
みな暴走して活動停止(=死)。
日本人(珍しく日本人が見ても美しい)は従順で、
酷い扱いを受けても逆らわず、脱出しようという発想が無い。
それがゆえに、テストに適さなかった。
英語話せないし。
この日本人像も典型的。

エヴァと青年との頭脳戦が
「たぶらかし」で進んだのがバカっぽい。
対面トーク時、なぜ服を着たいと言い出したのか。
恥じらいを見せれば、
青年を男として意識していると伝えられる。

地味な服にベリーショートな女性が好みなのだろう。
自分が非マッチョゆえに、
強く女性を感じさせるタイプには気後れしそうだ。
そんな弱弱しさの割にヒーロー願望あるもんだから、
そこも利用された。
保護欲をそそる女は、それを武器に生き抜いている。

「男ってバカよね」って典型的なオチが先に立つ。
『ブレードランナー』みたいな
重いテーマを考えるつもりでいたのに。

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