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保険金目当ての結婚詐欺に遭ってしまった、
フィギュア制作で有名だった(らしい)男性。
手にかけられる前日(?)まで
自身のブログに幸せそうな投稿を入れており、
とても不憫に思った。
そのニュースについて、職場のお姉さま方は
「(犯人の女性が)ブスでびっくりした!
 美人ならわかるけどさー。
 よっぽどモテ無かったんだろうねー」と。

この‘被害に遭った方が悪い’という
反射的防衛心理はどうにかならないものか。
痴漢でも肌を露出していた方が悪い、魅力的なのが悪い、
何も言わないで我慢してた方が悪い、などなど。
悪いのは加害者でしょ。

話を戻す。

もし美人だったら詐欺に遭わなかったんじゃないか?
被害者の男性が高望みしないタイプであったなら、
美人に言い寄られる事態に対し、強く懐疑的になったはず。
あの容姿に生活感あふれる手口だったからこそ、リアルに転じた。

詐欺師には騙す相手のリアルと欲求を読み取る力があるのだろう。

自分の欲するものを奥深くに閉じ込めておくと、
せっかくの猜疑心も役に立たないという事かもしれない。

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