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TBS『金スマ』内でベッキーの謝罪→復帰のレールが敷かれた。
放送後はTwitterのトレンドに「中居くん」が上がるなど、
大きな反響。

様々な感想の中には
「中居くんがベツキって呼ぶのが気になる」というのがあった。
それは普段の呼び方を変えたら他人行儀になって
本音を引き出せないからではないか。
しかし、仕事仲間(友達関係かどうかは知らない)だからと
甘やかすだけが思いやりではない事を中居くんは知っている。
ゆえに自らが引き起こした事態を把握させる進行に
称賛が寄せられたのだと思う。


最初の会見は質問を一切受け付けない、
ベッキーが主導権を握る身勝手な形式だった。
本人は気付いていないようだが、
ふとした場面で独善的な思惑が見受けられる。

奥様への謝罪を申し込んだ際、
「3人で」と条件を提示されたのに対し、
「1対1で」と断ったという。
自分だけが悪い事にしたかったのか、
好きな人の前で好意を悪事としたくなかったのか、
夫婦として並ぶ二人を見たくなかったのか、
何が理由にせよ、謝る機会を求めておきながら
相手の条件に従わないとは、反省そのものが出来ていない。
不倫関係にある人は
相手の配偶者を邪魔者とさえ考えるものだ。
そして障壁があるほど逆らい、燃え上がるのも特徴である。

あちこちに手紙を送り付けたのも、
自分の気を済ませたい一心だろう。
お詫びする機会は先方様が与えるもので、
過ちを犯した側は大人しく待つのがスジである。

世間の風当たりの厳しさは不倫行為への嫌悪感もあるが、
好感度を売りにしていた事が後押ししているとは、
誰もが考えるところ。
破天荒な芸を売りにする江頭さんが実は親切である事は、
本人が口止めするほど仕事に支障を来す。
同じ裏切りでも、
視聴者の心理面に与えるダメージのベクトルは真逆だ。

イメージ失墜でCMの契約も打ち切られた。
生じた借金の返済に復帰を急いだとも見られている。
恋愛、または性に関する不祥事を起こした
女性タレントに用意された道は
ヌード写真集発売、AV女優への転身等々、
別方向での「女」としての商品化。
ベッキーにそれらは難しいと考えたのか、
真摯に謝る姿を見せれば許してもらえると考えたのか、
『金スマ』の中でも、
慎ましく暮らす自給自足生活にフォーカスした企画を選んだ。
これを視聴者はどう受け取るのか。

相変わらず男に甘い社会である。
謹慎したベッキーに対し、
川谷さんの方は予定変更無く新譜をリリースし、
人前で演奏して喝采を受けている。
ダウンタウン・浜ちゃんも愛人問題を起こしたが、
自身は何ら仕事の規制を受けず、
相手の女性を即引退させて終了。
他に恨みを買うような問題行動があればこれ幸いにと
一気に潰す方向に傾いたかもしれないけれど、通常通り。

大衆向けメディアが
芸能人・著名人の恋愛を大きく取り上げるのは
疑似恋愛対象としての役割も大きいからだと考える。
宣伝のために私生活を売ったり、でっち上げられたり、
仕事に付随するとはいえ、精神のバランス維持が大変そう。
同情はしないけど。

で、そういった話題に何を考えるか。
人は自分の欲しいものを持っている人、与えてくれる人に
好意を抱く、と考える。
もちろん勝手な憶測だが、
ベッキーは音楽で成功したいと言っていた。
川谷さんは「ゲスの極み乙女」と
卑屈な名前を冠したバンドの顔役であり、
いわゆるリア充へのコンプレックスを持っているように思う。
互いに欲しいものが合致し、
気持ちが盛り上がったのではないだろうか。

バンド活動を陰で支えた一般人の妻と別れ、
女優やモデルやミュージシャンといった、
いわば「成功者となった自分にふさわしい」女性と
再婚するケースは少なくない。

分泌された脳内麻薬や
心の奥にしまい込まれた欲求に騙されることはある。
不倫であれば、過ちとわかりながら
一手先二手先も読めぬほど突き進み、
正当化させるほどの欲求である。

「なぜ私はこの人を好きなのだろう?」。
「私のどこが好き?」と聞く前に問い、
探り当てておきたい答えである。

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