![]() 『マトリックス・レボリューションズ』 エージェント・スミスとの対決シーンは ゲーム画面を見ているかのよう。 脳内世界を忘れさせぬバーチャライズ。 その為とはいえ、最終決戦にしてはショボくなってしまった。 「こんな事も出来ますよ」のCG技術披露にも飽き飽き。 インド系の子供が未来を担うような終わり方をしていたのは… インドの大発明といえばゼロの概念だから、 プログラム完全制御下の世界からNo(=0)を外す事で 均衡を崩し消滅させた、これが革命のひとつか? と思って二度も観たんだけど、全然わかんない(笑)。 聖書になぞらえた人物名や衣装(ネオのは聖職者そのもの)など、 ハマれば楽しめる作品だと思う。 一作目は良かったんだけどな〜。 のめり込むように仕掛け過ぎて、 観客に置いてけぼり食わす感じがイヤ。 『シークレット ウインドウ』 盗作疑惑をかけられた作家の話ってだけでイヤ(早い/笑)。 元々S・キングの印象が悪い。キューブリックの『シャイニング』を 「原作と違う」と腹を立てたってのを聞いてから、ダメ。 原作通りの作品観たら全然面白くなかったし。 他の作品もアレなの多いし。原作一作も読んでないし。 それでも観たのはJ・デップとJ・タトゥーロが共演してるから。 いい役者使ってもストーリーが単純過ぎて眠い眠い。 ひとっつも怖いシーン無いしね。 恐怖感を煽るラストも何だか御都合。 アメリカの法律ってああなのか? *** 自分の作品が映画化されるにあたって 「原作通りにせよ」と求める作家の気持ちが知れない。 映画と本は全く別の表現法。ほぼ想像力を使わない前者と、 受け手の想像力に委ねられる後者とでは、 評価の仕方も変わるものだと思う。 原作と同じなら良い作品になるか? 否。 『シャイニング』は原作読んでないからわからないけれど、 映画自体の出来が悪くて文句言うなら納得する。 でも「原作と違う」じゃなあ。物語の骨子でも抜かれたか? 可愛い我が子を改造されて腹が立ったのだとすれば、 なんだか子離れ出来ない親みたい。 手元を離れたら受け手のものだよ。 PR ![]() ![]() 忍者ブログ | [PR]
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