![]() 2008年7月27日(日)大宮ソニックシティ 大ホール サポートメンバー: 柴山和彦・下山淳(Gt.)、GRACE(Dr.)、泰輝(Key.) 演奏曲(パンフレットより) 1.不良時代 2.Long Good-by 3.涙 4.君だけに愛を 5.護られている I Love you 6.あなただけでいい 7.サムライ 8.風に押されぼくは 9.我が窮状 10.Beloved 11.やわらかな後悔 12.憎みきれないろくでなし 13.TOKIO 14.海にむけて 15.ヘイ・ジュテーム 16.ロマンスブルー 17.TOMO=DACHI 18.神々たちよ護れ 19.ス・ト・リ・ッ・パー 20.危険なふたり 21.お前にチェックイン 22.君をいま抱かせてくれ 23.ROCK'N ROLL MARCH encore 1.カサブランカ・ダンディ 2.勝手にしやがれ 3.あなたに今夜はワインをふりかけ 4.時の過ぎゆくままに 5.ヤマトより愛をこめて 6.君をのせて 7.追憶 8.あなたへの愛 9.気になるお前 1F7列33番。何年ぶりに1ケタ台の列に座れたろうか。 ステージはシンプルに楽器の為のセットのみ。 並びは向かって左よりギター(下山さん)、ドラム、 キーボード、ギター(柴山さん)。 今ツアーは還暦記念。 どんな衣装で現れるのか、楽しみにしていた。 「赤いちゃんちゃんこは無いでしょ」と母は言う。 天下のジュリーをなんと心得る。こちとら期待値100じゃ。 暗転開演。徐々に稀代のスターを照らし出す。 うわ、すげえ。 インディアン酋長が被る、手の込んだ真っ赤な羽飾りに 金の模様(肩から筆を下ろしたような感じのライン)の入った 真っ赤なスーツ。白シャツにトラッドなネクタイ。 靴は動きやすそうな黒の革。 こんなハデな格好でしっとりしたラヴソングを歌い上げている。 ちょっと面白い。 頭を揺らせない為か、大人しめの曲が続く。 5曲ほどで「髪も赤く染めました!」と羽飾りを外した後、 歌い進めるにつれ着崩していくのだが、 これがものすごくカッコイイ! 着こなしと上手く合っていたのは「憎みきれないろくでなし」。 袖をまくり、ネクタイを解いて首にかけた姿は歌詞の通り、 悪気無く女を翻弄するろくでなしそのものだった。 中盤で衣装チェンジ。一転して爽やかなスカイブルーのスーツ。 ジャケットは海をイメージさせるモチーフ(網や貝)を使い、 南仏or南伊の雰囲気。パンツは同色の革。ジャケを脱ぐと 明るいグリーン地にフリンジの付いたシャツがお目見え。 ホント派手な衣装が似合う。 肝心の歌。 バラードでは一番を歌い終えると拍手が起こるほどに凄かった。 特に「ヘイ・ジュテーム」には鳥肌立った。 こういうドラマティックな曲歌ったら頂点だと思う。 本当に表現力凄い。凄いんだよ!(←誰に訴えとるか) そんな感動を呼ばれつつ、本編終了。 そしてアンコール。 の前に、長い長いMC (注:沢田さんは関西弁バリバリでお話なさいます)。 ・冬、大阪・東京で行われるドーム公演について。 記念ならばと必ずタイガース再結成について聞かれる。 「10周年の時にやったゆうねん」。 カラオケのある飲み屋などで 「『花の首飾り』歌って下さい」と言われるが、 「あれはわし歌てへんねん。加橋かつみや。 歌うたってもええで。コーラスやけどな。 ♪お〜 あ〜いのしるし〜(低)。 再結成ゆうてもな、集めるの大変やで。 辞めてから練習してるヤツおらへん。加橋は元々下手やったしな。 呼んでもお客さんが喜んでくれるとは限らへんやん」(*)。 ピー(瞳みのる)さんには連絡を取ろうと 行きつけの飲み屋などを調べたりしているが、上手く行かず。 「サリー(岸部一徳)と(森本)太郎が誕生パーティを開いてくれて、 メッセージカードには‘沢田の為ならいつでも助けに行くからな’ と書いてありました」。 *沢田さんは加橋さんをよく思っていません。 「とっても好きじゃありません」と言ったとか言わないとか。 それは「歌は僕の方が上手い」と言われた事に由来すると 母に聞きました。なので、 『花の首飾り』をジュリーが歌っていると思ってる皆様、 記憶を改めて下さい。機嫌を損ねます(笑) 演奏曲を決めるのに1000曲余りのリストをチェック。 お客さんの中には 「よく知らないけど行ってみようか」という人もいる。 マニアックな曲ばかりやっても一緒に盛り上がれない。 どんな方にも楽しんでもらえるよう、バランスを考えて選んでいる。 公演成功の願掛けに酒断ち実行中。 体重も落ちた(確かに痩せていた)。 ・タイガース(野球)トーク。 いい具合に勝ち進んでいるようで、上機嫌。 そこから西武ライオンズの話につなげるが、反応が薄い。 「野球見ぃひんか?埼玉やろ、ここ。 そうか、西武(球場)遠いもんなあ」。 ・開演前、客席をモニタでチェック。画面からはスカスカに見える。 「とうとう(人気の落ちる日が)来たか」と寂しい思いをしていたが、 ステージに立ってみればそうでもない。 「テレビで見ない、ヒット曲も無い。 それでもこんなに集まってくれて、ありがとう!」。 (この日は満員御礼。当日券も出なかった) ・還暦を迎えてこの先、どんどんリズムに遅れを取っていくだろう。 「カズ(=柴山さん)、今どこやったっけ?って見ると ギターも遅れてる(笑)。 (客席を見て)男性多いね。僕より年上の人いますか? …おらへんか。(年)行ってるように見えて若いねんな」。 ・控え室でフジテレビの『27時間テレビ』を観ていたら、 さんまさんが声を嗄らして頑張っている。 それを観ていると辛くなって来て、テレビを消した。 暑さにも嫌気が差して、体もだるい。ツアーは続くし、 今日のコンサートは控えめで行こうと思っていたけれど、 出てみたらいつも以上に頑張ってしまった。 しかしだるさはある。「歌詞を間違えたのはそのせいです」。 本当に長いMC。立派な漫談(笑)。 30分以上は話したんじゃないかな? アンコールでは 「あなたに今夜はワインをふりかけ」でプチイベント。 歌い始めてすぐにストップをかけられて何かと思ったら 合唱リクエスト。 最初の「あ」が弱いと後が続かない、 女性には中途半端なキーだとわかってるけど裏声で (と、お手本を示す) 「♪あ〜なたに〜今夜は〜 シンコペーション、俺は嫌いだけど」 など指導を受ける。 2度のやり直しの後、曲中沢田さんは女性の為に 裏声でも歌っていた。 大好きな曲だし、いつもは付き合わない私もノリノリで参加。 最後の「気になるお前」はギタリスト二人がノリノリ。 気持ち良さそうに弾く柴山さんの顔が 森進一似だった事はナイショ。 前回(1/6)申し訳無さそうにチケット代値上げの話をしていたが、 7000円の価値は十分にあった。楽しかった! 次は東京ドーム。ジュリー祭りだ! 沢田研二 PR ![]() ![]() 忍者ブログ | [PR]
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