![]() 5月29日(木)青山劇場 HORIPRO×NYLON100℃ SPECIAL SESSION 『Don't trust over 30』 作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ 音楽:鈴木慶一 出演:ユースケ・サンタマリア、奥菜恵、井上順、秋山奈津子、 犬山犬子、みのすけ、三宅弘城、峯村リエ、松永玲子、 長田奈麻、安澤千草、村岡希美、新谷真弓、廣川三憲、 大山鍋則、吉増裕士、喜安浩平、杉山薫、大堀こういち、 藤田秀世、たま(石川浩司、知久寿焼、滝本晃司) ああ、久しぶりにナイロンの芝居。 パンフはCDとレコードサイズのものと、二種類セット。 毎度ながら凝っている。 特にケラさん、鈴木慶一さん、ユースケさんの座談会はおもしろい。 慶一さん(鈴木さんでもいいんですけど)自身による サントラ解説も興味深い。 サントラの出来は良くないわけがない。予約購入。 特典のサンプラーCDをいただく。 開演を待つ間、舞台を眺める。 シンプルな白に近いベージュ(遺跡のような)の壁が 重なるように直立し、ところどころに扉や引き出し、 階段が隠されている(これは上演中にわかった事。 この扉と引き出しは場面を分割する役目を負い、 さながらディスプレイ上のウィンドウの如し)。 さて開演。 物語は、主人公が婚約者を追ってタイムスリップ、 しかし着いたのは婚約者が飛ばされた年から10年後の 1968〜9年だった。 頃はGSブーム真っ盛り。レコード、万引き、グルーピー。 熱病のような青春(アラ恥ずかしい)。 セリフには「はっちゃき!(マチャアキと間違えた)」とか、 ナゴム関係を知ってる人間が泣きそうなものもあり、 80年代のバンドブームとも重なる。 他、SFにありがちな、「んなアホな」。しかもキーアイテムで。 ワイヤーアクションが芸術的で、子供のように「わ〜」。 後にじっくり読んだパンフにはケラさんの心情が掲載されていて。 それは、戦争。 やっぱり芝居は娯楽、「こんな事してる場合か?」と。 飛び火しないと安心しきっている日本で、 のうのうと楽しんでていいんだろうか。 かといって何が出来るというのか。 劇中には、反戦運動家がデモ行進すると ダイレクトに爆撃される場面がある。 娯楽発信者としては辛い現状だろうと思う。 でも思い切らなくちゃいけないよね。 出来る事はと云えば受信者の意識を高めて、 一緒に考えるようなきっかけを作るくらいか。 なのに私、すっかり平和ボケ。 防災グッズなんて持ってません。退路も知りません。 爆弾落ちたらすぐさま死体。 PR ![]() ![]() 忍者ブログ | [PR]
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