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・芝居『労働者M』 とうとう空手バカボンの曲をタイトルに持って来たか(笑)。 内容は絶対管理体制下のとある国家と、 ねずみ講ビジネスを展開する会社で起こった出来事を同時に 交替で見せて行くというもの。 オープニングの漫才でチケ代の高さを自虐的に批判していたけど、 もし観に行ってたら後悔しただろうな。 だってあの終わり方じゃ。 ケラさんの芝居は、劇団健康のようなコメディ主体のもの以外、 映像と音楽を楽しんでいると気付いてから観に行くのを止めた。 昨今は「あとは皆さんで考えて下さい」な終わらせ方だから、 観ても観なくても同じように思えてしまうんだよね。 昔は自由度の高いものが好きだった。今は違う。 キチッと終わり(区切り)のある、 主張のハッキリした作品に刺激され、 色々と考えが浮かぶようになった。 ニーズが変わって来たんだな。 ・『R30』筒井康隆さんの回 映画『日本沈没』に合わせ、『日本以外全部沈没』も公開。 そんな所までリメイクする徹底ぶりが楽しい(出来は知らないけど)。 んで、『日本以外…』の原作者である筒井さんは、 元は飲み屋で星新一さんが ポロッと言ったアイデアをいただいたと正直に仰った。 アニメ化された『時をかける少女』については 「アニメだと役者の演技が完璧でしょう?」と、 これまた正直なご意見。 素敵だ。 ・DEVO『ビデオ・コレクション+ライヴ 1996』 もう…素晴らし過ぎて言葉が出ません!!! ・夢分析 夢は心理状態が出て面白い。 よく見る設定はトイレやお風呂場でのトラブル。 「入って来るなよ覗くなよっ!」ってなものばかりで参っちゃう。 中学〜20代後半までは殺される夢が多かったから、 マシっちゃマシか。 本棚の隅っこから『夢の本』を取り出して読んでみた。 夢を解く象徴事典の項より >トイレと風呂場 >トイレットは孤立の場で、瞑想や孤独と関係があるが、 >夢では問題を排泄する場所として、よくあらわれる。 >風呂場は体を清めるところ、変化の過程をあらわし、 >無意識の温湯に浸かって、休息をとりつつ、 >内的な変化を待つ場所である。 ふむ。そこを邪魔するのは子供が多いんだよね。 って事は、私の幼児性が足かせになってるのか。 ビンゴ!(笑) ・心の穴 『怒りオヤジ3』の、 風俗で働く姉妹を女優・高畑淳子さんが叱る所だけを見た。 姉妹が風俗を始めた元々のきっかけは、 妹さんが15の頃に親が離婚した為、 生活を支えようと仕方なく、のようだ。 今のスタンスはお姉さんの方が 「辞めようと思うけど貧乏生活に戻りたくない」 と迷っていて、妹さんは 「悪い事だと思ってないし、色んな人と知り合える」。 高畑さんは涙を流しながら「自分の娘だったら絶対に辞めさせる! 嫌なら辞めな!お姉さんは目が死んでる! 心曇らせて感覚閉ざしてるでしょ?」など。 こういう場合、辞めようと思ってるお姉さんより、 妹を崩した方が早い。 なぜなら、お姉さんは妹さんの親代わりになってるから。 自分の間違いを認めたら、 同じ道を歩いた妹を裏切る事になる(と思い込んでいる)。 母親は自分の選んだ道だからと何も言わないらしいが、 それは「言えない」んだと思う。 離婚して自信喪失してる人に叱咤は難しい。 「いい大人なんだから自分で考えるでしょ」 との言葉かもしれないけど、 子供の方は「愛してないから無関心」て受け取るんじゃないの? 高畑さんのお叱りには名言がいくつか出てて、良かった。 だけどもし私が叱られる立場だったら 涙が出た時点で一気に冷める(笑)。 しかしねぇ、なんで風俗嬢が叱られる? 風俗通いを止められない男を叱りなさい。 PR 忍者ブログ | [PR]
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