忍者ブログ
2011年10月3日(月)DUO Music Exchange
member:竹中直人、清水ひろたか、高木完、柏原譲、
    HAKASE-SUN、田村玄一、あらきゆうこ
guest:BOSE(スチャダラパー)、AFRA、ハナレグミ

整理番号26。
そりゃ最前列に行ってしまいますでしょ。
センターより少し下手側にて待機。
目の前で高木完さんがDJ。映画音楽が多い、かな?
ポリスの曲も。

開演時刻となり、高木さんは一旦退場。
暗転後、恥ずかしそうに竹中さん登場。
片手にワイングラスを持ち、早速「あがってまーす」。

衣装は中国テキスタイルをトレンチに仕立てたコート(赤)、
同様のシルクっぽい刺繍入り生地のゆったりしたパンツ(白)、
スニーカー(黒)、ニットで作ったチェーンのネックレス(白)、
黒(?記憶抜けた)のハット、黒縁の丸メガネ。

「緊張してるからグラスを両手で持たないと手が震えて、
こぼしてしまいそう」と、
本当に恥ずかしそうに俯きながら話す竹中さんに
「かわいい~!」の声が飛ぶ。
うん、かわいい。

まずは弾き語りで数曲。
学生時代の話など、昔語りをしながら進める。
忌野清志郎さんと仲井戸麗市さんの曲(古井戸)が多かった。

続いてウクレレ(スチールギターも担当)の田中さん呼び込み。
前フリとして加山雄三さんの出演作『若大将シリーズ』について話す。
スポーツを取り上げたストーリーが多く、
試合で絶体絶命の窮地に立たされてもマドンナの星由里子さんから
「若大将がんばってー!」の声がかかると必ず勝つ。
これを基にコントを作った。

<要約>
青大将(田中邦衛さん)から一言あった後、
「墓場の若大将」---
若大将:お墓どこだったっけな。いや~、まいったなあ
マドンナ:若大将がんばってー!
若大将:あ、あった!
「吐きそうな若大将」---
若大将:(今にも吐きそうな演技をしながら観客にマドンナ役を促す)
マドンナ(客):若大将がんばってー!
若大将:(吐く)
「マクドナルドの若大将」---
若大将:迷っちゃうなあ。いや~、まいったなあ
マドンナ(客):若大将がんばってー!
若大将:××!(※なんとなく伏せます)

「くだらねー!」と照れ笑いした後、「君といつまでも」。
例のセリフ部分は頑張ったものの恥ずかしくなったのか、
そそくさと終了。「プカプカ」を歌う。
その後、他のメンバーを呼んで
新譜からの曲を中心に思い出話など交えつつ演奏。

メンバー配置は
舞台後列下手よりHAKASE-SUN(key)、あらきゆうこ(Dr)、
前列下手より田村玄一(steelG,Uklele)、高木完(G,DJ)、
竹中直人(Vo,G)、清水ひろたか(G)、柏原譲(B)。

うろ覚えMCなど(一部敬称略失礼)。
・「(緊張して)口笛吹けるかな?(少し吹いてみる)
サザンの関口さんと『口笛とウクレレ』を共作して、
インストアイベントに出た時、口は口笛の形だけど音が出ない!
バックは流れてるのに、出ないまま終わってしまった」。

・(高木完さんに)『ブレードランナー』の音楽流してたね。
スティング好きなんだよ。ポリスの頃の。
彼がN.Y.で朗読の舞台をやるっていうんで、観に行った。
劇場の外で出待ちをしてたら、背の高い女性がいて、
普通の雰囲気じゃないから誰だろうってよく見たらショーン・ヤング。
握手してもらったんだ。(客:おおー!!)ざまを見なさい。

・監督自らが最後の編集として近年発売された『ブレードランナー』。
数十分加えられた映像の中で、
「ハリソン・フォードがピアノに頭を横にしてもたれているシーン、
何ともいい表情をしてるんだよ。S・ヤングは過去の無い
レプリカント役だから後で記憶を足すんだけれど、
母親と二人で写ってる写真、その写真を映す時、
そこに写っている木漏れ日を再現するように照明を当ててるんだよ。
気付いた人いる?(客、反応無し)よかった、俺だけだ。
ざまを見なさい」。

・初めて監督した『無能の人』。話題作りも兼ねて
映画界の著名人との対談など、多くのオファーがあったが
恐れ多くて全てお断りした。しかしローレンス・ゴードン氏
(『ダイ・ハード』他プロデューサー)との会談は断りきれなかった。
満足に話せず、落ち込みながら「場末の店は無いか?」と
現地の方に紹介してもらったイタリアンの店に入ったら、
向かいの席に『パリ、テキサス』出演のハリー・ディーン・スタントン!
感激して、握手を求める段取りを頭の中で何度も繰り返し、
ハリーと同席の女性も気になって仕方ないからチラッと顔を見よう、
トイレで用を足した後なら手を洗ってるから握手も失礼にならない、
色々考えて、いざその段、
「彼の向かいに座ってた美しい女性を見たんだよ、誰だったと思う?
イザベラ・アジャーニだったんだよ!(客:うわあああーーー!)」。

・「横浜ホンキートンク・ブルース」。
デビューしてすぐ、アルバム『かわったかたちのいし』発売で
初めてコンサートツアー(?)を催した時に原田芳雄さんと
松田優作さんがゲストに来てくれて、一緒に歌った曲。

・50歳の時、ライブに来てくれたキヨシローさんが
「竹中直人イエー!」って紹介してくれたんだよ。嬉しかったな~。

・NHK大河ドラマ出演後にドラマの主演作が続いて、
好きな人に曲を作ってもらう機会に恵まれた。
とある作品のエンディングは坂本龍一さんに依頼、
詞が出来なくて5時間待たせてしまった。
ボサノバ風にとお願いしたらササッと仕上げてくれた
(「君に星が降る」をプロデュース)。
そのレコーディングに娘さんの美雨ちゃんもいたんだけど、
愛人と勘違いしてしまった。彼女はお父さんそっくりで、
『そう。』という芝居で出てもらった時、稽古で指示を出したら
「さっきは違いましたよね?」「うん、今度はこうやって…」
「でもさっきは違いましたよね?」「うん、そうだけど」「でも」
と繰り返す。お父さんみたいに神経質。あっ、悪口じゃないんですよ。
そういう所がある。

・『デカメロン』というコント番組も(客:「ナンおじさん!」)
それは『恋のバカンス』。キヨシローさんにも『恋のバカンス』の
エンディング曲を作ってもらったんだ(「口笛」)。
ナンおじさん。加藤芳一さんとインド料理屋に入ってカレー注文したら
こんな(50cmくらい)大きなナンが出て来て、
「こんな大きいナン持ったおじさんいたらおもしろいよね」って、
軽い気持ちで。あんなにウケると思わなかった。

・(竹中さんは教えて下さったが、曲名・該当者名失念御免)
キヨシローさんが「○○」の作者は偽名を使ってると言い出し、
「誰かわかるか、竹中。沢田研二だよ」。
なんでそんな事言うのかわからない。

・コント番組をやってる頃、キヨシローさんから電話。
「毎週見てるよ。出させてよ」
「えっ?いいんですか?視聴率ひとケタですよ?」
「うっ」
と言葉に詰まっていたけれど、出てくれた。
その後も、映画撮ってたら「出させてくれよ」って来てくれた。

・ゲストコーナー。BOSEさんとAFRAさんで「恋は紅いバラ」。
ビートボックスだけでも結構厚みが出る。後半から全員参加で
「今夜はブギーバック」。そこへ後半からハナレグミさん参加。
どうやら新幹線が止まってしまったらしく、危うく欠席のところ、
間に合った。そんな話をしつつ、BOSEさんとAFRAさん退場。
竹中さんとハナレグミさんで少しトーク。
竹中:タカシ(=ハナレグミ)との出会いは‘NO MUSIC NO LIFE’の、
   スペシャのCMだったね
ハナレグミ:あの撮影の後、もう会えないかもしれないと思って
   ドラマの現場にも行って
竹中:物陰からこういう感じ
   (隠れてるようで隠れてない格好)で見てたね。
   それから家にも来てくれて
そんなお付き合いの二人で「サヨナラCOLOR」。

・厨子の浜辺を歩いていたら、向こうから独特な犬を連れた、
独特な顔をした人が来る。高木完だった。
そこで「一緒にやろうか」と、今回のアルバム制作に至った。

本編最後はゲストも加えてRCサクセション「雨上がりの夜空に」。
盛り上がった!
アンコールは用意していなかったらしく、ブルースの即興。
歌詞も即興だから
「BOSEは何でBOSEなんだ?」
「坊主だからです」(BOSE)
「ハナレグミは何でハナレグミなんだ?」
「目が離れてるから」(ハナレグミ)
「そんな単純でいいのか?」
「AFRA、君は奥さんをイタリア人と言わないようにと言ってたね。
 なんて言って欲しいんだ?」
「…嫁さん?」(AFRA)
「違うよ、さっき話してくれたじゃないか。話してくれたじゃないか。
 ローマ人!」
こんな按配。

学生時代から現在までのヒストリーをなぞるような構成で進行。
加山雄三さんの真似も少し入っていたけど、大部分、
忌野清志郎さんのスタイルを真似ていて
(曲中に小話みたいなトークを挟むアレ。語尾「ベイベー」)、
竹中さんにとって真に大きな存在なのだろうと感じた。
少し披露してくれたエピソードも、話し方そっくり!だった。

歌声はもちろん、テレビでしか見られなかった笑える仕草
(触られると嫌がって手を払う、など)にも
いちいち嬉しくなっちゃって、中でも
「若大将がんばってー!」
には、コントに参加出来た幸せで体がフワフワした。

ハ~、楽しかった♪
またの機会がありますように。

拍手[0回]

PR

Comment
Comment Form
Name
Title
Color
Mail
URL
Comment
Password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
Comment List

Trackback

Trackback URL :
Trackback List

1115  - 1114  - 1113  - 1112  - 1110  - 1109  - 1108  - 1107  - 1106  - 1105  - 1104  - 
忍者ブログ | [PR]