![]() 2004年2月13日(金)さいたま市民会館おおみや 初日から三週間。 その間行われていた公演の様子をネットで伺っていると、 初期はやはり評判が悪い。 徐々に上り調子になっているようだが、 実際観なければわからない。 場内の物販コーナーには(初日もあったけど) 『報国セット』なるものが用意され、 ステッカーやパンフレットなどもセット販売、 投げ売り状態になっていた。安くすれば売れるのか?少々疑問。 …この頃は批判的でいけない。 反省しながら鳥友に携帯から書簡を飛ばす。 明日の九段、期待されているぞ。 今日は前から二列目。 舞台には『神党 朝立ち 旗上げ公演』との 立て看板が加わっていた。 客電が落ち、戦時中のラジオ放送(?)や 爆撃音をミックスさせた出囃子が響く。 音が止み、鳥肌氏登場。玉砕スーツにメガネ、白手袋。 いつもの衣装だ。上手下手に二度ずつ深くお辞儀をし、 勢い良く両腕を万歳状態、 狂った‘キラキラぼし’のように手を動かす。 『ニイタカ…』と似たオープニング。 引き続きオリオンビールのケースを使用、 上に立つと開口一番、 ・「あけましておめでとうございます!鳥肌実です。 7月に行われる参院選の準備に入っております。 ここ埼玉スーパーアリーナに 満杯のお客様においでいただきまして、 立候補地に決定致しました。 『神党 朝立ち』は鳥肌翼賛会のダミー政党ではありますが」 ・(今年の抱負) 「これまで私をないがしろにして来た人間、裏切った女達、 私は粘着質な性格ですからね、 ひとりひとりの住所を調べて復讐して参ります」 ・「自衛隊派遣を最終的に決定したのは公明党であります。 たったひとつの胡散臭い宗教団体(=創価学会)に お伺いを立てるようでは、日本はおしまいです!」 ・「ボディビル三島会からの情報です。 筑紫哲也が朝鮮人である事が判明致しました。 名を‘ちくしめい’、‘チョン、スンミョン’。 かゆで育ち、ポシンタンとサムゲタンばかり食って、 人目のない所ではアカスリばかりやっておる」 ・「兵庫県の奥地まで バスと電車を乗り継いで行って参りました。 全部キセルです。自動改札をジャンプで乗り越えると ‘見てましたよ。どうして切符買わないんですか!’ってね~、 中年女が鼻息荒く言って来てね、 とんでもないキチガイに捕まったなと、 無視して駅の売店で ストロベリー味のジョアを一気飲みしたんですけども、 まだしつこく言って来る。 どうもその女はビラを配っているようで、 無理矢理渡されたのがこれです」。 スーツのポケットを探るも見つからず、 「アッ、アッ、忘れちゃった。ちょっと…」 と恥ずかしそうに頭を抱え、袖に消える。 小さくたたまれたヨレヨレのビラを開き、 「こんなものをねぇ、公演の為に作る程ヒマじゃないんですよ。 見て下さい。‘STOP THE WAR’、’行くな 行かせるな自衛隊’。 バカヤロー!行け、空と海の決戦場へ。 それからこの‘I LOVE KENPO’。 郵便局のKANPOじゃないんだから。 アカがこんな山奥でオルグ活動に出ておる」 ・「1月22日付の『週刊新潮』です。 このグラビアの女…乳輪がデカ過ぎて…いや、そうじゃない。 見て下さいよ、これ。中国のとある店のエントランスに、 土下座している東条英機の銅像が飾られている という記事ですよ。冗談じゃない。 こういう人食い人種のいる国なんですよ、中国は。 憤慨してその場で毛沢東のダッチワイフを作り、 朝までカマを掘り続けてやった」 二部は「四週間みっちり稽古を積んだ『ひとりだんじり祭』」を 見せてくれるそうだが、やはり定番ネタで終了。 客出し音楽は勝新の「サニー」からいつものアレに。 慣れているせいか、しっくり来る。 なんとまあ、難しい内容にしたものだ。 中には「アカの筑紫哲也は人目を盗んでは アカスリばかりしている」といった、 ダジャレ混じりの下らないものもあるのだが、 世界での日本のあるべき立場というか、自尊心というか、 いわゆる右翼的発想を笑いに転化させ、 宗教家のようにお客を洗脳せず、 けして‘我らの代表’にならない 中将の孤高のスタンスは唯一無二。 これを初日から見たかった(笑) PR ![]() ![]() 忍者ブログ | [PR]
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