![]() 2012年3月22日(木)紀伊國屋サザンシアター 作・演出:マキノノゾミ 音楽:coba 振付:南流石 出演:沢田研二、朝倉みかん、野田晋市、 すわ親治、山崎イサオ (1F)17列24番。BGM無し。 ほぼ定刻通り開演。 幕が開くと男性4人と女性1人が陽気に唄い踊る。 音楽は全て生演奏。バンドネオンの音が軽快だ。 「あれ?深沢(敦)さん参加してたっけ?」と、 よぉ~~く見たら丸々と太った沢田さんだった。 バナナマン・日村さんの真似るジュリーに近付いてる。 良く通る声は変わらず、 しかしノドが脂肪に押されてるのがわかって複雑な気持ち。 長年使い続けて割れるのは仕方ない。 美声だと感じられるなら問題無いんだけども、む~(悩)。 いや、お芝居に集中しよう。と気を取り直して。 あらすじ:東京の下町。 休業中の漫画家の元に弟子志願の女の子が押しかける。 よくよく話を聞いてみると、高校卒業間近の彼女は 婚約まで交わしたかつての恋人の娘であるとわかり、 擬似親子のような関係になって行く。 サイドストーリーとして、『ローマの休日』風の 似顔絵で食いつなぐ画家と どこかの国の王女との恋模様が挿入される。 これは本編で漫画家が唯一描いた自身の恋物語を 見せたものなのだろうが、急に入ってくる感じで ちょっと伝わりにくかった。メインの物語が単純だから、 演出で「こんなお話!」とかハッキリ場面転換してくれても 良かったんじゃないかな。 親の恋に口出すような娘なんてのは幼稚なんだから、 そのくらいアホっぽくしても、などと。 仲間の1人に降った災難に男の悲哀を感じるも、 よくある話といえばよくある話で、 総じて気楽に観られる喜劇作品だった。 これまで優秀なコメディエンヌを迎えて来た恒例の芝居、 今回は真面目さんだったかもしれない。 劇中の全くハモれてない歌は一体なんだったのだろう? 沢田さんの個性的な声に合わせる難しさゆえの狙い? 音楽を担当したcobaさんの意図を知りたい。 すわ親治さんの歌、良かったな。 「お嬢さんお手上げだ」はアレンジされて歌われた。 神妙な空気感が庶民的な物語と少々違和感。 違和感と云えば、 途中でバカボンのパパみたいな衣装で出て来た沢田さん、 結構似合ってたのが恐ろしい…(笑)。 PR ![]() ![]() 忍者ブログ | [PR]
|