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母に「どうやって孤独を乗り越えたの?」と
唐突に訊かれた。
独居生活が寂しくて仕方ないらしい。
飼い犬がいても、毎日監視干渉してくるおっさんがいても、
孤独感に囚われ悩んでいると。

父が入院していた数ヶ月、擬似ひとり暮らしになった。
その間は一日も早い退院を願いつつも
得も言われぬ開放感に浸っていた。
そんな私に「寂しくなかった?」とも訊いた。

母とは育った環境や親との関係が違う事や性格の違い、
「自分の思い通りにならないのが当たり前。諦める」的な
話もしたけど、弱ってる人には難しい処理だわね。
っていうか、
いつの間に孤独感を克服した事になってるのだ。
実質完全な孤独に陥った経験はまだ無いぞ。

どう答えたら良かったのかなあ?と考えていた今日、
録画しておいた『ごきげんよう』を見てたら、
磯野貴理さんがとあるサイコロの目により、鬱憤として
「みんなは一人の時どうしてるのー!?」を発表。
クリスマスも年越しも元旦も一人で過ごすのが耐えられず、
積極的に仕事を入れたり、打ち上げに誘ってもらうなど
周囲の人々に助けられた、という話。
MCの小堺一機さんは
「一人でだって楽しく暮らしてる人いっぱいいるよ?」と
答えていたが、そういう事だと思う。
みなさん基本ひとり。

寂しいとか孤独だとか言う人の周囲が一層寂しい事になるのは、
一方的に寄りかかられる重さを
想像されてしまうからじゃないだろうか。
私が時々「死んじゃいたい」とか言うのは
体外に出してストレスを軽くする為で、
「生きる希望をちょうだい」とまでは思ってないけれど、
受け取る側にしたら勘弁して欲しい発言。
言葉を選ばねば。

ストレスで倒れそうになっても愚痴や弱音を話せる相手がいない、
そんな人達にWeb上の日記やTwitter、掲示板といった
個人発信のツールが役立っている。
それでも関わりを失った時、どんな事態が発生するかは
数々の事例で学ばないといけない。
かまってちゃん発言の先にはSOSがブラ下がっている。

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