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2009年5月5日(火)日比谷野外大音楽堂

日比谷公園の噴水。本格的に降り出すのはこれから。

ほぼ開場時間に入場。
後方通路で傘しまってカッパ着てゴミ袋に荷物入れて
後は座るのみの準備完了。
のはずが、立見席がある為に
指定席エリアへはチケットのチェックを経なくてはならず、
再びゴミ袋開けてバッグ開けて財布開けてと面倒な逆回転。
そして順回転。
雨でさえなければ!

C6列123番。結構な上手側。
遠くてステージに立つ人々の表情は見えないけれど、
通路脇の席だから幾分か気楽。
徐々に強まる雨足。
ステージから溜まった水をザバッと掃き落すスタッフ。
あまりの量に感電しやしないかと心配。
開演時間となり、MCの方が挨拶。

「愛し合ってるかーい?(客:イエー!)
 今日は何の集会ですか?」と、
さりげない忌野清志郎さんへのリスペクトの後、
ほとんどが半透明のカッパを着た観客で埋まった会場を
怪しく形容したこの方は
後にスタートの挨拶を担当したMAGUMIさんに
「無い頭で(挨拶の言葉を)考えてもらいましょう!」などと
失礼な発言をし、
「アンタこそ自己紹介もせず話し出して偉そうに」とムカつかせた。
MCを任されるくらいだから信頼の置ける方なのだろうけど、
全く知らない私にはただのお調子者業界人に見えてしまった(*)。
そんな紹介されたMAGUMIさんは言い返す事なく、
「しんみりしたのは去年やったから、今日はお祭り。
 楽しんで下さい」と真面目に。
*ライブ後に調べた所、詳しくはわかりませんが、
レピッシュをメジャーフィールドに押し上げるサポートをしたらしく、
その時以来、付き合いのある橋本康成さんでした。

セットはシンプル。
後方に薄茶の布に白文字で「UEDA GEN TRIBUTE」、
その下にハンコのように丸で囲んだ「現」をプリントした幕のみ。
他は楽器や機材。

一番手は「上田現のテーマ」で登場のPOLYSICS
♪う、え、だ、げ~ん で観客の御機嫌を伺ったようだが、
ちとアウェー気味。
ハヤシさんが弾き始めて数分、雨水で滑る。
オリジナルを数曲演奏後、レピッシュとの出会いの話へ。
「小学生の頃、『夜のヒットスタジオ』で見て…」の言葉に
静かなザワめき。
そうだった、ハヤシさんは次世代だった。
アルバムでいえば『KARAKURI HOUSE』の頃。
中でも大好きだという「歌姫」を恭一さんと共に。
合わせたのか、いつもよりノイジーな感じ。
ハヤシさんは手ブラで歌った。珍しいかも?

次は東京スカパラダイスオーケストラ
会場盛り上がる。スカパラは本当にイベントに強いと思う。
ジャンル越える陽気さとカッコ良さがある。
ぴちぴちスーツはデフォルトだ。
最後は「-6m」で締め。

セットチェンジの間、先程のMCの方とまちゃまちゃさんでトーク。
「(学生の頃)教室でレピッシュの話したくても出来ねぇんだよ。
 みんなもクラスで浮いてたタイプだろ?
 今日は仲間が沢山いて嬉しいよ!」、
「コントとコントの間に入れるブリッジっていうのがあるんだけどよ、
 レピッシュの‘ド・ド・ド・ド・毒入り毒入り’を借りて作ったんだよ」
など、ファン目線での話が楽しい。

なぜか雨降ってるのに日が長く、少々目立たなかったけれど、
単色の照明がELEらしい雰囲気を作った。
そこに白に近いグレーのスーツで伊藤ふみおさん登場。
ソロアルバムを作る際、時間が無くて
全曲現ちゃんにお願いしてレコーディングしたそうで、
その中から「君の横顔」を演奏。
良い歌だった。
会場中から強く惜しまれつつ、この一曲で退場。

続いて元ちとせさん。「ワダツミの木」と「羊のドリー」を
雨の中、裸足で。白の衣装というのもあって、なんだか巫女的。
お祭りならトリビュート盤アレンジの
「コリアンドル」も聴きたかったな。

ELEは「野球少年」「お祭り」「ファウル」。
歌はギターの奥村さんが担当。
最後の「ファウル」は後半で現ちゃんの声も入った。
しっとり、しんみり。

セットチェンジ。
今度はダイノジの二人がレピッシュにまつわる話を。
学生の頃、友達が一人もいなかった大谷さんに
初めて話しかけたのが大地さんで、
その大地さんの家で初めて聴いたのがレピッシュのアルバム。
大地さんはMAGUMIさんのジャンプを真似したけれど
体型は今と同じだから全然仕上がりが違った、など。
それから「『美代ちゃんの×××(*)』の
「×××(ばつばつばつ)」って何だって思ってて。
その後バクチクが『SEXUAL ×××』っていうのを出して
「×××」って何だよ流行ってるのかって…。
(お客さんが)ポカンとしてるじゃねーかよ!」
と、少々スベった感じからエアギターネタへスルッと突入。
一番ウケた。私も生で見られて嬉しかった。
*「ハッパ」と読む。

現ちゃんをサカナにお祭り騒ぎならラストはレピッシュしかない。
出囃子は「KARAKURI」。
どの曲からスタートだろうとワクワク。

1.OUR LIFE
MAGUMIさんの第一声でもうパーッと笑顔になった。

2.CONTROL
TATSUさんのベース!

3.タンポポ
宮沢和史さんを迎えて。かなりのハイテンション。

4.リックサック
みんなでサンバサンバ。

5.HARD LIFE
TAKUYAさん、ギターで暴れきる。

6.さくら さくら
今年も桜の咲く季節に現ちゃんを思い出しながら
花見を開催するも風が強く寒い日で、青いシート敷いてるのに
みんな火の周りを囲んで立っていたとMAGUMIさん。

7.ハーメルン
悲しみをたたえたMAGUMIさんの歌声と
恭一さんが奏でるラストのリフレインが
現ちゃんの不在、または在りし日の姿を思い出させる。
この曲は強い。

8.サイクリング
「俺の歌が奪われつつあります」と水戸華之介さんを呼び込む。
水戸さんは今日の雨を現ちゃんのせいにし、
「霊とか信じないけどさ、絶対現ちゃんいるよね。
ベタだからさ、白装束で頭に三角の付けて手をこうしてさ」と
恨めしやのポーズで笑いを取る。
そう、もしかしたら最近はMAGUMIさんより
水戸さんがレピッシュの曲歌ってるかもしれない。
歌はトリビュート盤のアレンジと同じ振り分け。

9.MATSURI-365
あ、初めて聴く曲。
皆さん盛り上がってるから、ライブの定番曲かな?

10.Magic Blue Case
まさかの「箱」!
MAGUMIさんのトランペット&増井さんのトロンボーンを聴くと
現ちゃんのサックス…と寂しく思うけど脳に沁み込んでるから。
上手から下手から、背中でスライディングしたのは
この曲だったかな?もっと前の曲だったかもしれない。
恭一さんが生き生きしてる。

11.美代ちゃんのハッパ
まさかの「ハッパ」!
オリジナルメンバーが二人欠けてるというのに、
記憶は補完するものだな。プレイ側も
頭に二人を思い浮かべていたかは当然わからないけれど、
こちらは何だかちゃんとレピッシュを楽しめてる気がした。

encore
1.プレゼント
MAGUMIさん渾身の歌。身を削ってる。現ちゃんにも届け。

2.パヤパヤ
スカパラのホーン隊を迎えて。
出演者(ほぼ)全員がステージに立ち、ジャンプジャンプ。
観客も雨を厭わず跳びに跳ぶ。
こんなに盛り上がった「パヤパヤ」観た事無い。

最後は後ろの幕に手を差し伸べながら
「上田現!」と紹介して終演。
こうして集れたのは現ちゃんのお陰。ありがとう!

来年もやりたいとMAGUMIさんは仰ってくれていたけれど、
どうなるだろう。
人は忘れる生き物。今後、小さな会場に変わるとしても、
どうか続けて欲しい。
不満があるとすれば、
トリビュート盤からの選曲が多かったのはいいとして、
せっかくのお祭り騒ぎならレピッシュに
「水溶性」(雨だったし絶対ウケた)と
「胡蝶の夢」(ライブの定番)をやって欲しかったかな。
ソロでだって聴きたい曲はもっともっとある。
そういう意味でも次を熱望。

そういえばMAGUMIさんが
「現ちゃんも野音に来てるよ!」と叫んだ時、
傍の茂みからバサッとコウモリが飛び出したのを見た。
あまりのタイミングに水戸さんじゃないけど、
霊的なものを感じてしまった。
コウモリに化身というのがまた‘らしい’じゃないか。
ま、これは戯言として、
『八つ墓村』のコスプレで
「またやれ~またやれ~」の念は込めておこう。←怖

※確実なセットリストはレピッシュのみ。
ダイノジ大谷さんのブログから拝借しました。
MCなどは記憶頼りで不正確です。

上田現

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