![]() 2009年5月29日(金)府中の森芸術劇場どりーむホール 氷川くんのコンサートを 「死ぬ前に一度観ておきたい!」と熱望したのは 今年還暦を迎えたばかりの母である。 病院での検査結果で医師を「あなた一体いくつなんですか!」と 心臓と胃の強さで驚かせたのも母である。 そして、 既に二年前に氷川くんのコンサートを観ていたのも母である。 偉大だ。 そんな偉大なる大地より生まれ出た子としては 叶えられる希望くらい叶えようではないかと、 日帰り出来そうな場所での公演をプレオーダーで申し込んでみた。 当選。 私:当たったけど 母:えー? 私:「えー?」じゃない(@ヒラサワ) いざ当たれば面倒くさそうに反応するが、 5秒後には「何着て行こう♪」のワクワクに変わる。 当日は雨。ひどい降りにならなかったのが幸い。 席は1F22列43番。表情までは確認出来ないけれど、 まぁまぁ見える位置。 >set list 1.哀愁の湖 2.きよしのソーラン節 3.星空の秋子 4.浅草人情 5.湯の町エレジー 6.東京ブギウギ 7.小樽のひとよ 8.蘇州夜曲 9.影ぼうし 10.砂山 11.玄海船歌 12.浪曲一代 13.大井追っかけ音次郎 14.花の渡り鳥 15.番場の忠太郎 16.一剣 encore 1.箱根八里の半次郎 2.きよしのズンドコ節 前回は8周年記念、今回は10年記念の緞帳。 去年は9周年記念? 毎年お祝いしているのだろうか。 ステージはセンターに大階段、麓両脇にバンドの皆様を配置。 オープニングは祭囃子。降りて来た提灯のセットを前に お祭り野郎な衣装で勇ましく登場。 赤と黒でちょっと忍者っぽくもあり。 この後すぐに衣装換え。 トータル的には数曲歌っては引っ込み、の繰り返しで 5パターンは用意されていた。 そのどれもが演歌の雰囲気を踏襲しつつも ビジュアル系の入った貴公子風に仕立てられており、 さすが演歌界のプリンスと納得。 構成は歌、司会者さんとの雑談に近いMC、歌、 司会者さんとバンドの方とで新譜&グッズ告知、歌、 お客さんとのふれあい、歌、という感じ。 MCでは9割方、感謝の気持ちを述べている。 あまりの正しさを前にすると反発したくなるものだけれど、 氷川くんの場合は裏の無い事がわかるし、少し毒も吐くしで、 そういう気になれない。 歌も気持ちいいくらいにスコーン!と通ってて、もしかして完璧? メモ ・新曲「浪曲一代」で歌われている人物は 単身上京した氷川くんと重なる部分がある。 ・お客さんとのふれあいコーナーにて。 開演前に回収したメッセージを箱から選ぶ。 当選者その1:いつも娘と来ているが、 出産で今日は来れず夫と、という方。 氷川くんは目線を下げる為、ステージに跪く。 嬉しさでベラベラ喋る奥さんに対し、 穏やかに受け答えする旦那さんは映画が好きだという事で 氷川くん喰い付く。「僕も映画好きなんですよ。 洋画がお好きなんですか?僕もよく観ます。 アクション系が好きなんですけど、 どういったジャンルのものをご覧になるんですか?」 との問いかけに「う~ん、洋画」、「タイトルは?」、 「う~ん、洋画」としか答えない。 グダグダした所で最後に奥さんから 「ずっと結婚しないで、独身でいて下さ~い」という、 私生活の幸せを奪う図々しいリクエストで 会場を冷たい空気にする一言が放たれた。氷川くん苦笑い。 司会者さんはサラッと流して記念品のカードを渡し、終了。 当選者その2:いつも娘と来ていて、今日も。 昼の部にも来たが当たらなかった。嬉しい!という方。 目立つ場所に付けていた赤い羽根について氷川くんが尋ねる。 「赤い羽根を付けていらっしゃいますけど、 何か意味があるんですか?」、 「リーダーの方から誘われて付け始めて、 意味はわからないんですけど、今は私だけが付けてるんです!」、 「あ~、他の方はみんな(ファンを)辞めちゃったんですね」、 「ひとりになっても応援し続けます!」、「ありがとうございます」。 自分の熱い思いを伝えたかったんだろうけど、 何気に思いやりの無い発言。 昨日(?)の当選者を客席から発見した氷川くん。 「今日もお休みにしていらしたんですか? 僕のコンサートの日には美容院閉めちゃうんですよね」。 帰り道、「わざわざ目線を同じにする腰の低さと 対称的なオバサン達のみっともない発言にさえ 感謝の言葉で答えてて、優しいよねぇ、ホント」などと、 母と氷川くんを褒めちぎる。 毎日あんな感じのやり取り繰り返してるのだと思ったらもう、 泣けて来るよ。 健気な氷川くんに幸あれ! PR ![]() ![]() 忍者ブログ | [PR]
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