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久々にブックオフへ行った。
店内を流れるJ-POP、微妙に暗い照明、
独特の古書臭(?)に居心地が悪い。
サッサと用を済ませて帰りたくとも、慣れない場所。
なかなか目当ての本を見つけられずに滞在約1時間。疲れた。

山本直樹
『フラグメンツ』1,2
収録の構成が面白い。
前半の江戸川乱歩風物語は1巻にまとめられる量なのに、
わざわざ2巻へ分けている。3巻へも続いてるのかな?
後半の物語に登場する伝説的人物の名を
前半の物語と共通させてるのも、
遊び心があって良い(これは1巻のみ)。
『安住の地』
こちらもコマの使い方や時間が前後するなど、
映画の手法を借りての表現に魅力を感じる。
あのウナギの場面はG・グラス『ブリキの太鼓』を思い出した。
「エサがそれ!?」って
自分の想像力で倒れそうになったのも思い出した(笑)。

しっかし異常性の高い話ばかりでド変態だな。
言い訳がましいけど、
私にそれらの性癖があって楽しんでいるのではなく、
そういった方法や形態に快楽を得る人間への、
理解が難しいゆえの関心。

具体例を出すと、数年前の初夏。
混雑する新宿の紀伊国屋書店前を歩いていたら、
ニヤリ笑みを浮かべた男性に
すれ違いざま脇の下に指を入れられた。
たぶん、どこか物陰で指先に付いた汗を匂ったり
感触思い出して自慰でもするんだろう。
制汗剤使ってたから無臭だと思うけど…なんて、
当時は匂いフェチの痴漢と解釈していたが、
先月読んだ『テレビばかり見てると馬鹿になる』収録の『泳ぐ』に
‘うたた寝している水着姿の女の子の脇にヨダレを垂らし、
指を入れて楽しむ男の子’のシーンでピン!と来た。
つまり、擬似行為だったのだ。
エロマンガにはこういった「それの何が気持ちいいの?」な疑問を
晴らしてくれる所がある。

こうして性に対してすら
知的好奇心で向かう私が共感を覚えるのは…

小椋冬美『ローズ・ガーデン』
お互いに「声かけてくれないかな」っていう、
このモジモジ感いいな〜♪
他の作品にも身に覚えのあるセリフが立て続け。
出て来る男性も不器用でシャイな人ばかりでキュンキュンだ(笑)。
小椋さんの描くロマンスは甘い記憶を呼び出してくれて心地よい。

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