![]() 先日観た映画『テレビばかり見てると馬鹿になる』が気になって 原作を購入。 私に映画→原作という流れはめったに無い事。 よほど心に刺さったと思われる。 で、読んでみた。 おもしろい。 読者の解釈に任せられたラストに「ふ〜む」と唸った。 男性誌エロマンガの多くは 速攻ヤれる都合の良い女子が描かれるが、 これはその‘都合の良さ’を持たざるを得ない女子の情け深さが 表現されていると思う。 映画の感想で >観客を欲情させる為に用意されたとは思えないような>演技面での意味深さ と述べたのは、自分を慰み者にしている相手に対しても 許容を見せたから。 どんな仕草だったかは云わない。 わかった方は私と握手して下さい(笑)。 他に収録されている作品では『泳ぐ』が良かった。 ちょっと「胡蝶の夢」風でファンタジック。 表現ではP158一番下のコマのポジショニング (平たく云えば体位)が素晴らしい。 大人が子供をあやしてるようで、年齢差が良くわかる。 女の子はたぶん中学生くらいだから、 倫理的には完全アウトだけどね。 同時に『BLUE』と『レッド1』も購入。 ドライで冷笑的な作風が読み易かった。 …こうしてエロマンガを楽しんだ(いや、それはやってない。 時間かかるから)事を知られると 興奮されたり軽蔑されたりするのが厄介だ。 好きな人になら興奮されても構わないけど、 むしろ盛り上がって欲しいけども(笑)、軽蔑されるのはツライ。 蔑みがどういう表現で伝えられるか、想像するだに怖い。 欲求不満と思われるのもイヤ。 もっとヒトが性と正しく付き合えたらいいのに。 コラム『少女漫画に学ぶ[ヲトメ心とレンアイ学]』 第33回『日出処の天子』編〜その1より >世の男子と話していると、「少女漫画なんて読まねーぜ」などと >硬派な感じのことを言う人が結構いる。 >そう聞く度に「あー……、この人はホモなのか……」と思っています。 同意。 女性向けマンガも読める男性は感性がしなやかで話し易い。 マンガに限らず、映画でも本でも学びの姿勢で楽しむ事が多い。 今回のようにエロマンガとなると、 「手っ取り早く生身で学んだら?」のツッコミが入りそう。 でもそれは拒否。 なぜなら男性は女相手に生々しい話をしない 気遣い屋さんが多いから。 その優しさが‘性=穢れ・汚れ’に支えられてると困っちゃうけど。 PR ![]() ![]() 忍者ブログ | [PR]
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