![]() WOWOWで『リリィ・シュシュのすべて』を観た。 こりゃあ痛々しい話だねぇ。 映像の美しさとの対比を狙ったのかなぁ? どんな残酷な現実が展開されても、 空はこんなに抜けるように青い、とかさ。 仮想現実としてのネットも含め、非現実的。 いじめの問題、身近な人はこんな風に美しい映像を望むだろうか。 ますます空しくなりそうだ。 衝撃を与える為にエスカレートさせたような残酷さが 見て取れるような。 内向的な人間てどうしても自己憐憫で、 外の世界(他者も含め)から理解されないと思い込んでるけど、 実際外に出そうとしないのだから、 理解してもらう可能性が極めて低くなるってのは当たり前。 不器用でも、表現してくれなくちゃわからない。 例えばネットで発露しても、現実会ったら全く話せなくなるとか、 逆に期待外れで「もう二度と会いたくない」とか、 そういう恐れが壁を用意させるような、当たり障りのない白々しい関係。 この作品ではその壁が逆の方向に働いた感じがする。 人権無視、思いやりゼロ、他者など自分を貶める存在でしかない。 心の底では全く逆の関係を望んでいるというのにね。 自分の受けた傷を他人にも与えたい、 または共有したいと望む人を責める気はないけど、 誰かに罰せられるのを待ってるようじゃ いつまで経っても心の平安は訪れないね。 自分の痛みはまず自分で癒そうとするもんだと思ってるし。 何が云いたいかって、冷めちゃったなって事。 もう二度と観ないよ。でもサントラは欲しい。 PR ![]() ![]() 忍者ブログ | [PR]
|