![]() 若者の間で落語がブームだという事で、 この作品は制作されたのだろう。 落語についての説明場面多く、 素人にも親切で好印象ではあったが、 どこか薄っぺらい感じがしたのは 主人公の成長を恋愛メインにしたからだろうか。 この主人公には父親がいない(母親も不在だが、祖母がいる)。 父性を学ぶのは主に師匠からだったのが、 新たに元プロ野球選手と小学生男子との関係も加わり、 面白く展開。ところが口下手な女性との場面になると 途端に退屈なものになってしまった(*)。 絞るべきフォーカスは父性の獲得だったのではないか? 江戸っ子らしいハッキリした物言いに笑える所あったし、 伊東四朗さんと八千草薫さんの 滲み出るコメディセンスも良かった。 けど、ちょっと若者ウケを狙った感もあって中途半端。 ん〜、実にもったいない。 *元プロ野球選手は仕事、小学生は学校と、 社会での居場所に悩んでいるのに、女性だけは恋愛だった。 これに呆れたのかも。 PR ![]() ![]() 忍者ブログ | [PR]
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