![]() 2006年12月22日(金)本多劇場 竹中直人の匙かげん2『そう。』 作:倉本美津留 演出:竹中直人 出演:竹中直人、井川遥、金子さやか、坂本美雨、後藤果萌 井口昇、三上市朗、矢沢幸治、田口浩正、高橋ひとみ どことも知れぬ島へ向かう船。船室は子供部屋のよう。 衣装は子供服デザインのものや海賊のコスプレ風、 妖精っぽいフワフワのドレスなどで、 とても船旅に出ているとは思えない。 登場人物は皆子供じみた行動を繰り返し、掴みどころがない。 これらは全て伏線である。謎は最後に明かされるのだが、 それまでに積まれる不条理が独特の間で展開されて面白かった。 出演者それぞれ個性があり、中でも高橋ひとみさんが演じた 乳母のいい加減さは素晴らしく良かった。 一枚の紙で表現する天国と地獄も見事。 隅々まで計算されながらも、純真さの伝わる作品だった。 *** 平沢進『パプリカ』オリジナルサウンドトラック アルバムジャケットは眠れるヒラサワ。 物語に合わせ、治療中を表現したのだろうか? 胸の上で手を組むと死んでるみたいだぞー。 眠ってるだけでも重みで悪い夢見っぞー。 と、余計な第一印象を抱えながら再生。 『白虎野』と同時進行だったのか、 ファンとしては使い回し感が否めないが、 「Lounge」のジャズは珍しいし、 「逃げる者」と「追う者」を聴き比べる楽しさもあって、 裏方サントラなどと侮れない。 収録のPV『白虎野の娘』はインタラの映像を使用。 フルで観たい。 *** 鳥肌さんの公演でお会いした、大阪からお越しの子猫ちゃん達と 「誰が見てるかわからない!」と、 ネットの伝達能力を改めて確認し合った。 かといって、訪問者がどういった経路でウチに行き着いたかを 知ろうとは思わない。ただでさえ自意識過剰なのに、 アクセス解析なんか置いた日には、 今以上に‘鈍いフリ’を心がけなくてはならなくなるだろう。 より解像度の高い姿を知るには直接会って話すのが一番。 PR ![]() ![]() 忍者ブログ | [PR]
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