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2010年9月6日(月)赤坂RED/THEATER
メインMC:松尾貴史
出演:八十田勇一、小松利昌、森下亮
日替わりゲスト:ケラリーノ・サンドロヴィッチ、古田新太、
須田泰成(監修)、倉本美津留(演出)

B列11番。通路に補助席が出ている。キャパ超えの満席か。
ステージ下手にオルガン(これ見ただけでもニヤリ)、
センターのスクリーンに映写された『日本モンティパイソン宣言』、
エリック・アイドルの歌声に包まれる会場。
ほぼ定刻に開演。
オープニングはモンティパイソン第1回放送映像を経て、
タキシードを着た松尾さんが下手に用意されたお立ち台から
時事ネタも交えつつ、ご挨拶。
「日本モンティパイソン宣言を、宣言する事を、宣言致します」。

スケッチ(コント)を見ながら
松尾さん、ケラさん、古田さん、須田さんでトーク。
「初めてモンティパイソンを見たのはいつ?」の質問に
それぞれ回答。年代は中高生。
須田さん以外は最初のテレビ放送時から見ていたとの事。
松尾さんは『ゲバゲバ90分』と似ている点を怪しんだが、
制作が二日くらいしか違わず、同時期にイギリスと日本で
アナーキーな番組が作られた事に感慨深げであった。

「バカな歩き方省」
ケラさんが自身の事務所(?)名にもした、有名なシリーウォーク。
いかに素晴らしいコントであるか力説する出演者達。
松尾さんはあんなバカバカしい省に国防費以上の予算が組まれる
といった風刺を読み取って楽しむ事も、
単純に見たままを楽しむ事も出来ると、
過不足の無い完璧さを絶賛。
ケラさんは劇団健康の時、体の柔らかい手塚とおるさんに
ジョン・クリーズのバカ歩きをやってもらったなどエピソード披露。
須田さんは撮影した場所が日本で例えるなら霞ヶ関と情報補足。

ケラさんに見たいスケッチをと話を振るが、
持って来たメモを広げたら「あれ?これ俺のじゃないや(笑)」。
松尾さんのメモを借りてピックアップ。
「ひどいんだよ、これ」と。

「葬儀屋スケッチ」
カニバリズムと女王陛下を同じスケッチに使う横暴さを絶賛。
コント中に「やめろ!」の声を入れる所に良識を潜ませたとも評価。
エンディングでの観客の真面目な表情に、会場から笑いが漏れる。

「議論の仕方教室」
ドアを開ける先々で変わる講義に
「俺は絶対やりたくない」と古田さん。
バリエーションに悩むから、という意味で。
テンポ感の良さを全員で絶賛。

「チーズ・ショップ」
古田さん、細かいスイッチングを絶賛する。
ツッコミのタイミングも褒めちぎる。

時間が来たようで、トーク中に無言でスタッフが撤収にかかる。
これがいかにもモンティパイソンぽくて笑った。
そして、転換に裸のオルガン奏者登場。
頭に斧が刺さっていた。

『モンティパイソン関西弁朗読会』
先にオリジナルの「チーズ・ショップ」と
レストランでのスケッチ(タイトル忘れた)を流してから、
松尾さん、八十田さん、小松さん、森下さんが関西弁で朗読。

再び裸のオルガン奏者登場で転換。
須田さんに代わり、倉本さんが参加。
MCの松尾さんを脇に回すように賑やかに進行。
現代版アフレコスケッチにテンション↑↑。自信満々。

披露されたのは空港でのスケッチ(タイトル忘れた。
スイスから時計を密輸しようとして捕まらないヤツ)、
「親子間階級闘争」、「ナッジナッジ」、
「フルーツから身を守る護身術」。
松尾さんは「(早いやり取りの場合)字幕だと文字を追うから
映像を見られないんですよね」と、吹き替えの良さをアピール。
有名な広川太一郎さんによる「ちょんちょん」は、
当時は台本が手書き(?)で、映像で喋ってても
セリフが充てられて無かった部分に書かれていた「、、」を、
間を埋める為に読んだのが始まりとの事。

今回のイベントでしか日の目を見ないのが本当にもったいない。
NHKの方が映像を持ち帰ったそうだが
「僕達には権限が無いんで」。
「個人で楽しみたいだけか」と松尾さんらツッコミ。

最後は全員で『ライフ・オブ・ブライアン』の映像を流しながら
「Always look on the brightside of life」合唱。

楽しかった!

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