![]() 映画『ダークナイト』鑑賞。 英語教育を受けたからか、 時々字幕を読みながらオリジナルのセリフも頭に入って来て、 言い回しの違いなどに気付く。 ニーチェは「翻訳本は訳者の著作」と云った(たぶん)が、 映画も訳によって多少印象が変わるようだ。 dark knight→暗闇の騎士の対として使われていたのは white knight→光の騎士。 英語と日本語とで若干ニュアンスが違う。 なぜwhiteだったのか。 物語中、暗に白人と黒人が対となり、闇をメインに描いているだけに 黒人(皮膚の色ではなく、闇に追いやられた人達を代表して、 の意味合いで)に見せ場 (「お前が10分前にするべきだった事をしてやろう」のシーンや モーガン・フリーマンの演じた開発者の倫理観など、シビれた)が多く、 心の弱さによる裏切りや軽率で利己的な行動に出るのは 白人が多かった。 二分させて表現した所に矛盾があるかもしれないけど、 人種差別へのアンチテーゼを感じた。 闇夜と白夜とも掛けてるのか?なんてロジック追いながら。 ジョーカーがナース姿(なぜ女装/笑)で病院に現れたシーン。 まず「Let me introduce,I'm a gun.」と 弁護士に銃を渡して誘惑するのだが、 これ、訳では気にならない軽さだったけど、 英語だとすんごい憎ったらしい言い方。 その後、「I'm an angel of chaos.」と自らを紹介。 人間を試す為に降りた、神の使いだと言っている。 訳の「俺は混乱の使者だ」からも理解出来るけれど、 キリスト教徒でないから即ピン!とは来なかった。 架空の都市が舞台でありながら、 現在アメリカが抱えている虐待、銃、格差、 保険、上層部腐敗といった問題を取り上げるも、 けしてジョーカーに感情移入させず、 人間の持つ良心に期待したくなる、 または誇りたくなる作品に仕上げた作り手、ブラボー。 (英語の聞き取り間違いなどあるかと思いますが、お許し下さいませ) *** 「食費ゼロで砂糖をなめる日々」と、少し前にこの雑記で表現した。 正しくは塩だけども、血中の塩分濃度が上がると 頭痛がして来る体質だから。 とはいえ砂糖だって糖分過多。危ないっちゃ危ない。 今日、食料品を買わなくても何とか生きて行けてしまう 複合的事情の一つ、‘お裾分け’をいただいた。 「野菜しか食べないんで、嬉しいです」っつったら、 「エエーッ!」と尻餅つかんばかりに驚かれた。 はい、野菜だけってのはウソです。 PR ![]() ![]() 忍者ブログ | [PR]
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