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『A.I.』を観た。
「ほら、凄いでしょ?」のCG技術は素直に「へ〜」と感心しとくとして。
これはどう解釈したらいい映画なの?
す〜ごい意地悪な感じがするんだけど。
私の観方が歪んでいるのか、誰もが利己的で絶望してる。
人間がロボットを「神をも畏れぬ」と排除したり、
人類が滅亡した後に
研究・調査している生命体が神様的達観で接するとこ等に
キリスト教的背景が見え隠れして、イヤラシイ感じもする。
なんというか、
人間のレベルでは「その程度」と云われてるようで不愉快。
熊のぬいぐるみも時々チャッキーに見えて怖かった。
これをキューブリックに捧げるというのは、どうなんだろ。
『2001年宇宙の旅』と対をなす作品かどうかは、神のみぞ知る?

『カタクリ家の幸福』を観た。
なんだよ、随分とグロイな〜と思ったら三池崇史監督だった。
物語は、リストラされて田舎に引越し、
ペンション経営するも客は来ず、やっと来たかと思ったら…
という、不幸に不幸を重ねて行くコメディ。
韓国の『クワイエット・ファミリー』のリメイクだそうな。
ミュージカル仕立てで、出演者が豪華。
沢田研二・松坂慶子・丹波哲郎・武田真治・忌野清志郎…。
歌うとジュリーに変身、しょぼい父ちゃんでなくなってしまう(笑)
めちゃめちゃ太って色気とは無縁(ごめん)のようでも、
歌でガラリと空気を変えるのはさすがだとしか云いようがない。
というのはファンだからかな?

WOWOWでは鈴木清順特集。
『ピストルオペラ』を観た。
う、いや、半分しか観てない。寝ちゃった。
前半はまだ独特の美しい画面に見入ってたのだけど、
どうにも江角マキコが下手。
佇まいはいい。すごくいい。
でも指の汚さ(もう、手タレ使って!)が気になり始めて、
着物がキレイだとか、そういうのも段々飽きちゃって、
完璧なようで甘い部分が次々に見えて来て辛くなっちゃった。
そもそも物語が弱く人物の魅力に頼り過ぎ、
構図にこだわるなら動かぬ写真の方が媒体として適当だ。
いや、オープニングはカッコ良かった。画面も美しい。でもそれだけ。

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